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2008.08.14

8/14 保育所無策の民主党の国会活動

民主党の国会レポートを読む。来るべき総選挙に向けて自民党の失敗に斬り込むことには優秀だと思うし、それはそれで大事だと思うが、大事なことが何一つされていないと感じる。とくに、子ども、保育の観点から読むと、ほんとうにこの党は保育所のことについて何もやっていないんだとよくわかる。年金など、有効な年金改革への動きがほとんどなく、社会保険庁の失敗を批判しているだけである。

保育所政策は、欧州の保守政党に対抗する政党の中心的政策だと思うが、民主党の議員は若手でさえ専業主婦を持っている人が多いのか、実感がなく手薄である。欧州の豊かな福祉社会を象徴するのが保育所政策である。

仕事を挫折させられる人、貧困に我慢をしている人、そういう問題の多くが保育所入所でのつまづきがネックになっているのに、格差拡大の批判ばかりしているだけで、何もしていない。

公明党、共産党、曲がりなりにも自民党、口だけだけども社民党、他の党が子育て支援や男女平等社会の実現に保育所に何らかの言及がある中で、児童手当の大幅増額しか提言できないし、無理に保育所政策を言わせても、この間失策として現れている規制緩和しか言えないんだから、子育て世代の、特に女性の共感が低いのは当然だと思う。

●民主党の公認候補のラインナップを見ると、没個性的だなぁと感じる。海外留学経験あり、不況なんかどこ吹く風の勝ち組企業や勝ち組官庁出身、黒いスーツが良く似合う、という人ばかりのように感じる。00年03年ぐらいまではいろいろな人がいたのに、いつの間にこんなにつまらないラインナップになったのか。
そういう候補者だから、地域社会に溶け込んでいないと批判されがちである。そして彼らは党や先輩の指導にしたがって一所懸命地域団体に割り込む努力をして頑張っているが、鳩山さんみたいなそもそも別世界の人という感じの候補者が多い。
そうでありながら、リスク計算が上手でスマートなのに、やること日本人的で、仲間うちの風読み空気読みばかりしていて骨がない。税金の無駄づかい批判で保育所なんか批判するくせに、朝霞の基地跡地の公務員宿舎建設のような本当にメスを入れるべき無駄遣いは選挙区事情だかなんだかで頬被りで、そういう体質をつくづく感じる。

●石田衣良の「非正規レジスタンス」を読む。4部作で最初の「千川フォールアウトマザー」がとってもよい。子育て支援にやたらモラルを持ち込んで偉そうに言う人に読んでもらいたい。石田はシングルマザーの描き方がとてもよい。立ち読みでもいいから。4番目の「非正規レジスタンス」は当事者への共感はよいが、設定がダメダメだと思った。

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