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2008.07.03

7/3 元総評議長と同席で緊張する

上司の同郷の労働界にいる人々との懇親会に代理出席する。今回は、元総評議長の槇枝議長の回想録の出版記念もかねている。10人ぐらいの集まりでありながら、槇枝さんはじめ、80代の右から左までの労働界の元リーダーと、JR連合会長や日本郵政のJP労組書記長がいて、恐縮しながら同席させていただいた。太田薫氏は私にとってはすでに引退した人物だったが、槇枝氏は、私がぼんやりと総評とか、社会党という言葉を理解し始めた頃の英雄だった。
しかし、昨日の事件があったから、ほんとうヒゲもきちんと剃ってないし、服も2日目のだらしない格好でかけつけてしまったことは申し訳なかったと思った。

槇枝さんは、想像以上に立派な方だった。違法ストと呼ばれるストで、人身御供として、戦後労働界の大幹部では逮捕された人は槇枝氏をおいて他にはないという話にもなり、そういうことできるリーダーだからこそ、見事な老いを送っているのだと思う。

右翼の人のつまらない日教組批判、誇大妄想のネタとして、ソ連派でも共産主義者でもない槇枝さんが、違法ストの逮捕者という前歴だけで、ストを使って学校の赤化を目論むリーダーのように言われ方で利用されている。槇枝さんには名誉回復がもっとされるべきだと思う。共産国であったポーランドの自主管理労組連帯のワレサ議長を日本に呼んで歓迎した有力者の1人が槇枝さんであることは知られてよい。

それにしても、労働界も旧社会党、旧民社党も、戦後史を作った高名なリーダーたちの歴史の証言が、残せなくなってきているのかも知れない、そんなことを感じた。

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