7/25 3年ぶりの札幌
北海道の地方組織が、自治体の臨時・非常勤職員の課題について話せ、というので出かける。
今年の夏の人事院勧告にくっついて出される予定の非常勤職員のガイドラインについての説明をする。公務員給料表の最低額の時間単価を最低基準にせよ、通勤費を出すべきだ、6ヵ月以上雇った職員には期末手当は出せ、という内容で、これまでめちゃくちゃだった公務部門の非正規労働者の賃金に初めて、基準らしいものができる。人事院と関係者はいい仕事をしたと思う。毎年の前歴の評価ということで実質的な昇給も可能だし、係長クラスの仕事をしている非正規職員には係長の給料の時間単価を払ってもよい、という解釈が出ている。
ただしおおざっぱな内容なので、それぞれの自治体できちんと交渉しなければ実現しないとも話す。
●3年ぶりの札幌である。終了後、会場裏で花火が上がっていた。7月後半~8月前半にかけて、毎週、札幌市は花火が上がる。なつかしい。次の日の用事があるのであわただしく帰ったが、少しもったいない思いである。
18~27歳までいたところである。ほんとうに気候が快適で、体質が札幌の夏に合わせるようになっていることを痛感した。蒸し暑さとクーラーの冷気にやられている体にとってとても健康的な時間であった。
●私が反対してきた、札幌・大通間の地下道、建設がはじまっていた。市民の多くがこの間を歩くからというのが理屈だが、市民だって歩くのは600メートルを歩きたいわけではなくて、他に安くて待たされない交通機関がないからだと思う。私は地下鉄の運賃を下げる、地下鉄札幌駅を今のJR札幌駅よりに移設する、ここの区間の地下鉄の本数を増やす、などの対策を打った方が効果的と思っている。
しかし、札幌駅周辺の開発ばかりが進み、古い都心の大通界隈に人が集まらなくなったという。大通界隈には昔からの老舗も多く、なんとか人を呼び込む必要があるのだろう。札幌駅周辺がにぎわっているが、ビックカメラ、ヨドバシカメラ、紀伊國屋書店、旭屋書店、大丸と本州資本ばっかりである。
そういう観点から、地下道で誘導することは必要になったのかも知れないとも思う。それでもその投資に見合うのか疑問ではある。
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