6/23 消費税アップは全てダメなのか
福田総理が、消費税アップを断念というニュース。
「消費税増税反対」という記号だけが政治ゲームの材料になってしまって、他の税負担や、国民への見返りとの抱き合わせの議論が全然なされていない。
人頭税とも言える国民年金保険料を廃止して、その分を消費税や消費税の一部が年金保険料になる制度に切り替えることもダメなのだろうか。これは、低所得者の負担軽減や逆に高所得者の年金過剰受給への対策になりうるが、「消費税増税」という言葉が出てくると、その部分だけ切り取って反対反対の話になって、潰れてしまう。
結果として、膨大な無年金者が発生させてしまって、生活保護予算を圧迫している。無年金者の裏年金になってしまって、若年貧困者には、共産党や公明党に頼んで申請書を書かせてもらえなければ、なかなか生活保護がまわってこない。
●今朝の通勤の東京メトロ、3分遅れ。もう慣れっこだからそのことだけでは怒らなかったが、車掌のアナウンスがいただけない「東武線進入遅れと混雑のため」遅延したと。
和光市駅の前で、前の電車がつっかえて地下鉄のホームに進入できず、2分待たされた。その理由は前につっかえている東京メトロの出発遅れではないか。とことん、他社と乗客の責任になすりつける企業体質である。
乗客に取り囲まれ怒鳴られるまでわが事と思えないでいる東京メトロの体質が、いつまでも遅延を収束できないでいるのではないか。
●副都心線開業に関する混乱を調べていたら「スイーツ(笑)」という言葉を初めて知った。最初はケーキ屋がらみの広報かと思ったら、そうではなくてPRの対象となる人のカテゴリー。hanako族とか言われているような人たちのことらしい。日々利用してお金を落としている通勤客のことなど考えていなくて、広告代理店にのせられるママに「スイーツ(笑)」と呼ばれる人向けの広報ばかりしていてふざけるな、みたいな論調があったりして知った。この言葉がニュアンスをうまく伝えていて、ほとんうに笑ってしまった。若い頃にはオヤジどもに甘やかされて嫌な感じもしていた。今は近づかないようにしている。ウィキペディアに解説が書いてあったが、確かにジェンダーとフェミニズムを上手に使い分けるのは確かにずるいわ(笑)。
東上線や有楽町線の沿線に、「スイーツ(笑)」と位置づけられる人たくさん住んでいるのかな。そういう人の感覚だと、表参道、青山あたりにぱっと出られるところで、駅の名前言って「いい所住んでいるね」と言われるようなところに住まないと自尊心が持たないように思う。間違っても近くに東京大仏があるよ、とか、洋服が1000円未満で売っているとか、休日はシネコンというのではダメだろう。
東武が「スイーツ(笑)」向けの広報誌を2年ぐらい前から出しているけど、紹介している都内の店はみんな池袋から2回以上乗り換えの必要な行きにくいところばかり紹介され、紙面の一部を使って紹介している東上線沿線の店や観光地とのイメージの落差をどうしても感じている。
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