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2008.06.30

6/30 志木駅の売店がみんな閉店

副都心線が開通して、ダイヤ改正してから、何だか落ち着かない。電車だけではなくて、新線効果を見込んだ「沿線開発」とやらが、生活環境を変えて、何かと生活のリズムを崩す。

東武が貸しテナントとして運営している志木駅の売店がきょうで一斉に閉店。改装のため9ヵ月も閉めることになるようだ。寿司、おはぎ、とんかつ、そば、シュークリーム、駄菓子、ジュースバーと、晩ご飯の買い物をし損なったときにちょっと用足すのに便利な店が多かったが、残ることがはっきりしているのは、寿司ととんかつのテイクアウト店だけ。

近くにスーパーがあるから困らないでしょ、と言われればそれまでだが、通勤や保育園の送迎などでちょっとしたときに使っていたので、また生活時間が少しだけ削られるような思いである。

それにしても、肝心の電車の本数は削り、ダイヤはパターンを崩して滅茶苦茶なものにして、不動産事業と、自社の不動産開発した街だけ便利にする、最近の東武鉄道のやり方、改めてもらえないだろうか。
本業そっちのけで、不動産にのめり込んで、ろくな結果にならない会社ばかりのような気がする。このことはバブル崩壊のときに、「本業回帰」などという言い方で、よくよく噛みしめたことではなかったか。

●この志木駅のジュースバーで、たまに子どもにジュースを奢っていたが、あるとき子どもがジュースをひっくり返して、もう一杯くれた店員さんがいた。その後ずっと覚えてくれていた。きょう、最後の店番でいて、長くのお礼を言えた。ありがたいものである。また同じアパートの住人に会い、働く人に大事なオアシスがなくなりますね、なんて話をした。

●ここのところ東上線が混雑している。副都心線が来るまでは、東上線の混雑など、数本の特定の電車以外はたかが知れていた。混雑しない時間帯まで、めいっぱいである。1つは副都心線の混乱で地下鉄を敬遠している乗客がまだ多いこと。1つには、朝も夕方もラッシュ時間の運転本数を減らしたことにある。
夕方は、別途料金が必要なTJライナーに乗客を誘導するため、その前10分、後8分、急行がない。各駅停車で逃れようとしても、各駅停車も2本しかない。日中よりも間隔があく。ふつう、有料特急は通勤電車より座席数が多いはずが、TJライナーの車両は、7人掛け座席を6人掛けにしているから、1両で6人分も座席が少ない。10両で60人少ない。

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2008.06.27

6/27 憲法25条の理念が実現されていないことに鈍感な9条の会文化人

株主総会のニュースで、個人投資家が外資系ファンドと同調しようか迷っているという報道がされている。株価が上がらないから、取締役を解任するかどうか迷う個人投資家を紹介している。不祥事があったり、明らかな業績の低迷があって株価が低下すれば役員の責任だろうが、投資ファンドが流す風説で、株価が上がったり下がったりする要素は大きく、それを取締役の責任にするのは、ちょっと過大な責任だと思う。

だいたい、そんな株価が下がる前に、売り払うのが本当の個人投資家だろう。

元厚生省年金官僚で企業年金基金連合会(旧厚生年金基金連合会)の矢野朝水あたりが、日経とつるんでさかんに株主のコーポレートガバナンスを強調して、株主の権力を強める世論をまき散らしている。しかしそんなこと行動に移せるのは、機関投資家か、投資信託だけである。ごくわずかに一株運動をやっている市民活動だけである。多くの株主は、経営に意見できるわけでもないし、もちろん経営に責任を負っているわけでもない。単に1株分の出資の範囲で、投資した責任があるだけに過ぎない。その見返りに株主議決権があるが、この議決権の中には、役員選任権ぐらいしかなく、経営方針や予算案を左右する権利はどこにもない。

※矢野朝水氏がずるいところは、企業年金という大手企業のサラリーマンの上乗せ年金の運用金を預かって運用できる立場にあるということである。決して自分で汗して集めた運用金ではなく、大手企業の年金制度が自動集金してくるお金を背景に、株主の権利を主張している。本体の年金で集めた運用金による年金転貸資金による施設建設で政治家のご機嫌取りをしていた官僚の行動の相手を外資に変えているだけである。
その矢野氏が、企業年金の加入者たちから元本割るな、銀行預金の利回りより高く運用せよ、という無言の声以外の何の信託も受けずに、外資とつるんで企業を威圧していることである。企業年金基金連合会が自らの利潤最大化に向けて声を挙げ始めると、肝心の企業年金基金の加入者である労働者のクビが絞まるということの矛盾と、そういうことを言う矢野朝水氏のうさんくささは濱口桂一郎氏が2回ぐらい的確にくさしている。

●毎日新聞夕刊2面の澤地久枝氏のインタビュー記事に絶望的な気持ちになる。澤地氏は「蟹工船」を読み込む若者が多いらしいが、あの時代と今の時代は違う、今は労働運動やったからって投獄されることはない、安易な同調は多喜二が泣くという。

金融資本があらゆる生産手段をモジュール化して、直接の使用者に雇用責任があいまいな形にして、労働者からお金を巻き上げるシステムの情景を蟹工船では描いているが、それは今の非正規雇用におかれた若者と同じ状況である。確かに今は労働運動で投獄はされないが、かといってシャバが、将来に展望が見いだせる救世主になるような思想があるわけでも、経済成長が待っているわけでもない。その絶望感が、深刻なのではないか。

戦争がトラウマで憲法9条のことさえやっていればいいんだ、という80歳前後の文化人の限界を感じるインタビューだった。若者を右傾化させたのはこの世代の左翼文化人の問題ではないかと思っている。私は声を大にして言いたい。赤木智弘氏が「希望は戦争」という言葉の、戦争ぐらいしか尊厳を取り戻す機会がもう無いんだ、という声を澤地氏はどう思うのだろうか。

9条が大切だという感覚は、戦争で痛い目にあった日本人が当たり前に持つ感情から理解できる。しかし、生活するのに贅沢言っていられない、という終戦直後に、GHQの原案にはない憲法第25条の生活権をかき込んだのは、言いだした日本社会党の国会議員と、それを認めた当時の保守革新問わない日本の国会議員たちの英知である。
なぜ戦前に、無茶苦茶な権力欲をむき出しにした軍部を支持する世論が形成されてしまったのか。リベラリストが貧困の問題にきちんと向き合わなかったからではないか。経済の自由権に無批判のまま、無産大衆を放置した結果が軍部の政治的役割を膨らませてしまった、そんな反省が25条には込められているのではないか。

その反省にもとづく生活権を蹂躙される若者がある塊で作ってしまったということは、9条を守っていればいいという楽観的な状況ではない。経済成長しながら、その英知が活かされていない今日の日本の犠牲者である若者が、学校も親も教えてくれないことを、痛みを痛みとして自覚する、そのための第一歩として「蟹工船」から学び取り、その歴史を再確認しているのではないか。投獄されないのだから戦前と同じと思うな、というはの、あまりにも社会に対して楽観的で、歴史や人間を軽視ているのではないかと思う。

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6/26 リスクの高い人がいない組合健保の加入者が保険料を高いというなかれ

後期高齢者医療制度への移行で、派遣社員の健康保険料が急増したという話題がちらほらある。派遣社員=ワーキングプアというイメージから、かわいそうという議論になるが、ちょっと待ったと思う。

朝日新聞の記事では、手取り月収19万の派遣労働者の6100円の健康保険料が7600円になったということだが、一般の中小企業で働く人は政管健保に入るしかないから、同じ月収でずっと前から健康保険料9500円ぐらいは払っている。「官製ワーキングプア」と呼ばれる人たちも政管健保だから、やはり総収入額の4.1%を払っている。この派遣労働者の健康保険料が今まで低かったと考えるべきなのだ。

低くできたからくりは、大手派遣業者が派遣業者どうしで健保組合を作っていることにある。そこに入る派遣労働者はどうしても若年者が中心になるから、当然若くて医療の世話にもならず給付額が少ない。かつての高齢者医療費の持ち出しの計算式も、年齢が若い人から低めにとるようにできていた。したがって保険料をぐんと下げられる。病気がちになる50代の派遣労働者など、まだこの社会ではほとんどいないからだ。

ではその分の負担はこれまでどこに行っているのか、ということである。当然、50代の多い業種の健保組合や、中小企業の労働者が入る政管健保がかぶってる。健康保険の世界は、少数派がその他カテゴリーで国保や政管健保、斜陽産業の組合健保に束ねられるため、収入の低い階層ほど高い保険料を払うハメにおちいりがちである。
後期高齢への移行で、健保間のこうした年齢バランスによって高齢者医療への負担が変わる仕組みを是正する措置が執られた。その結果、若年者しか入らないような組合健保の保険料は上がった。

そういう前提条件をふまえずにかわいそうな派遣労働者が後期高齢の導入で保険料が上がった、という直情的な記事を書くようでは困ると思う。派遣業界のように独自の組合健保を持っているところはいいが、そうでないところの労働者は元から高い保険料を取っていて、それはとりもなおさず派遣業界が負担しない健康保険料を肩代わりさせられていたと言ってもよい話である。

組合健保の負担と給付の問題は、まだまだいろいろ理想と矛盾するところがある。制度の動きをもっときちんと観察せよ、朝日の福間大介記者よ。

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2008.06.26

6/26 朝霞市の非正規職員、正規職員の2倍超(全国一ではないか)

今夏の人事院勧告で公務非正規労働者の賃金について言及がある見込みだということで、当事者をお呼びして打合せを行う。

結構根詰めた話し合いをしたので、くたくたになる。でもやりがいのある仕事だ。

●夕方、近所の弁護士さんに呼ばれ、官製ワーキングプアについて弁護士会で勉強会したいので情報をくれと頼まれる。見返りに、朝霞市の臨時・非常勤職員の状況を知っているというので教えてもらう(組合がないので情報が入らなかった)。
すると、正規職員752人に対して、1616人もの非正規職員がいるという数字。全国の一般的な市では、正規7:非正規3の割合、多い自治体でも5:5だから、異常に多い数字だ。
和光市が402人に対して162人、新座市が874人に対して494人。両市とも平均的な数字である。
朝霞市職員から仕事の技術的なことを聞いても、ピンと来る反応がないわけだ。これだけ非正規職員が多いと、実務は全部非正規職員がやって、正規職員は管理職みたいなことしかしていないのだろう。こんなことしていて正規職員の賃金・労働条件は守れないと思う。
聞けば、社会保険逃れのために19.5時間しか働かせないとか、役所がそんなことしてもいいのかと思うようなとんでもない労務管理もあるらしい。

●7年前、全国ワースト5を記録した保育所の待機児童問題といい、今回の非正規職員のことといい、市役所は人権がからむ仕事に、ルーズな感覚を感じてしまう。

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2008.06.25

6/25 防災防災言うならガラスだらけの高層ビル建築は禁止せよ

東京駅前の中央郵便局が建て替えられる。マルビルのように、今の建物の外壁はそのまま残し、上に高層ビルを重ねるらしい。

しかしその高層ビルがガラス張りだという。

危険きわまりないガラスだらけの高層ビルの建設はいただけない。防災だ、耐震強度だ言ってる中で、一般市民はさまざまな警戒心を抱かされ、耐震補強などで多大な出費を脅迫観念的に迫られている。その中で、旧国営企業の財産で作られるビルが、そうしたことに配慮がないのはどうだろうか。

日頃防災服で記者会見に出てくる防災意識の高い知事を戴く東京都は許可すべきでないだろう。さらに核兵器の被害などを考えると、こうしたビルは二次的な殺傷兵器になりかねないことは明らかすぎることだ。贅沢に資材を使っている戦前のコンクリート建築は、災害にとても強いということはよく言われている。原爆投下された広島でも、投下された直下の残されているコンクリート建築は、戦後の建築ではありなえい強度だという話だ。その強いビルを壊して、二次災害を呼び起こすビルを造るとはばかげている。

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6/25 公費を使って事前運動か

20日の市議会本会議で、次々に市民の請願を否決(すでに委員会で否決されてはいるが)。しかも、基地跡地、議会改革がらみのものは無記名投票の乱発。議員としての責任から逃げ回っている市議たち。誰が賛成したか反対したかわからないのに、選挙で信任されたんだから好き勝手にやっていいという与党会派の市議たちは身勝手過ぎる。

●朝霞市が40周年記念として映像を公開したが、半分近くが富岡市長のプロモーションビデオ。延々、市長の施策の自慢話。基地跡地の滅茶苦茶な開発計画の策定過程を追っかけてきた人には、よく言うよという話も。市民参加など、弁護士である前市長の施策で、今の市長が後ろ向きにやっていることまで成果のように話す。権力の都合のよい映像ばかり流れ、まるで共産国のようだと思う。昨年、40周年記念式典に出たが、市長と仲良し市民への表彰状の授与式。客観的な評価がまったくわからなかった。

基地跡地のあまりにも強引なやり方、不自然なやり方に市民の疑いは強い。次の市長選挙は落ちないかも知れないが対立候補が出れば厳しいたたかいを余儀なくされると思う。これから富岡市長は再選に向けて、露骨なことはできないが、現職という立場を利用して、なりふり構わないことをする可能性がないとは言えない。偏った情報源だが、すでに市役所の中は、市長に異を唱えることができないような状況だとも聞く。そういう自治体の首長がほんとうに危ない。

●今後の朝霞市を考える会で7月13日に子ども政策に関するシンポジウムを開くことにした。市の公民館などにポスターの掲示を依頼するが、黙殺または拒否されていたという情報。市民活動のポスターを拒否する理由を聞きたいものだ。

●市議会の議決が無記名投票で行われたことに象徴されるように、為政者の都合の悪い情報が流れず選挙が形骸化して、体制の都合のよい情報ばかり流れるまち。地元新聞社も全く機能していない。きょう発見した掲示板(2ちゃんねるか?)。ところどころ現市長体制の不満が書かれていている。庁内の感覚がわかる。旧ソ連の反体制派のサムイズダートの翻訳を読んでいるようだ。

●これが池袋から15分のまちのできごとだからなぁ。新宿から15分といえば武蔵野市、三鷹、調布、成城学園、渋谷からなら溝の口、日吉、同じ池袋で大泉学園、秋葉原からなら市川。東京駅からは新浦安。朝霞だけどうしてこうも違うものなのだろうか。

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6/25 市立中学校は裏金を扱ってよいという高裁判決

会計の前提である考え方を否定する判決です。現場でお金を扱ったら、本体は預かりしらなくても違法ではないそうです。こんな判決を許したら、市役所の出先機関の職員が受け取ったお金が純然たる私服に使われない限り違法ではないというバカな話になりかねません。

祝儀訴訟:寄付金と認めず 住民側が逆転敗訴 東京高裁
 千葉県船橋市の市立中学校が、入学式などに招待した来賓から受け取った祝儀を市の会計に計上しないで使ったのは違法として、同市の女性が、市長を相手取り、市長が校長に使用分の返還請求をするよう求めた訴訟の控訴審判決が25日、東京高裁で言い渡された。富越和厚裁判長は、約8万3000円の返還請求を命じた1審・千葉地裁判決(1月)を取り消し、住民側の請求を棄却した。

 判決は「祝儀は市への寄付として交付されたものではなく、校長の裁量で学校運営に資する支出に使うことができる。市長が校長に返還を求める理由はない」と述べた。1審は「祝儀は中学への寄付金で、市の収入となる」と認定した上で、学校側が「茶菓子代」や「懇親会費」に使った分は市に返還すべきだと判断していた。【銭場裕司】

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6/24 都会の限界集落

今朝のニュースで、都会の限界集落が取り上げられる。限界集落とは、集落として存在することが難しくなってきている集落。よく取り上げられるのは東北の雪深い山奥。それが都会にあるという話である。具体的には、池袋本町(北池袋駅付近)に住む高齢者の大変な生活をルポルタージュしていた。都会=便利=福祉イラね、というステロタイプな理解がされているが、ところがどっこい、今は都会も限界集落になりやすい状況がある。

どうして都会に限界集落があるのか。

1つは地域のつながりがないこと。地方都市なら、数少なく残った若者が、誰かの子で、地域社会を背負ってくれるけども、池袋本町に住む若者はどこからかやってきた若者ばかり。元から住む高齢者に関わることはないし、その意欲があっても信用されるようなツテすらつくりにくい。高齢者も若者も孤立しがちだということ。

1つは、そんな中で高齢者が社会につながる買い物となるが、近所の商店の閉鎖で、わざわざバスで、池袋駅周辺にあるデパート(若者だったら10分で歩いて行けてしまうような距離)に行かざるを得ない。体が弱ったらそれっきりである。

私も札幌にいたときに同様の体験をした。札幌を離れる3年前、家から200メートルのところにある旧国鉄共済会が経営していたスーパーが閉鎖になり、仕方がなく家から500メートル離れた札幌駅のデパートで食料品を調達していた。駅裏の住宅地なので、外食するところも少ない。都心で外食でもしなければ生活は大変だった。

池袋本町の高齢者と社会をつないでいるのが、診療所の往診や在宅介護であった。これは東京都23区だからやっているのだろうけど、埼玉県に入ったら、介護は全国標準サービスしかないし、往診などしてくれる奇特な医師はいない。介護予防とか言って、スポーツインストラクターの食い扶持を増やすような口と肛門が直結したような政策対応は取るが、一方で本当の介護予防や早期発見につながるような福祉は切った結果は偉いことになるという感じがした。

地域福祉をやっていると、何でも住民参加と住民のボランティアで物事が解決するような議論を誘導されがちである。もちろんそれは理想である。しかし、公的な制度、公的なサービスが適切に入らないと、深刻な事態になっていくという現実もある。福祉系学者以外でそのバランスをうまく理解している人は少なくて、とても混乱する。

そして朝霞市だが、池袋本町同様に、孤立した高齢者がこれからどんどん増えていく。地域福祉計画の策定の予備調査で、50%以上の市民が市内にいる友だちの数が1人以下であった。
池袋から15分という地の利で、池袋よりは定住志向があるものの大量の若者も大量に流れ込んでくる。朝霞市に住みついた元サラリーマン家庭の子どもたちはどんどん外に出ていく。その接点はほとんどないまま、池袋本町のようになっていくのは時間の問題だと思う。それに輪をかけて、基地跡地開発でも出てきたが、地域の経済団体は大型商業施設を欲しがって、さらに商店街や地域のスーパーの崩壊を加速させようとしている。
しかもバス路線が未整備な地区が多い。自転車やマイカーを運転できなくなったときのまちづくりが全然なっていない。

池袋本町の高齢者は、昭和ヒトケタの人たちである。軍人になることを夢見て、軍国の母になることを夢見て破れ、戦後の高度成長の中で猛烈に働いたサラリーマンの第一号でもある。そして私が子どもの頃には、過労による在職中のぽっくり死が問題にされた世代である。怒鳴ってばかりいたうちのオヤジでさえ、力で抑えて働かせていた世代である。あの脂ぎったサラリーマンが、都会で寝たきりになって、自分の無力さを嘆いて生きているさまを見せられて、考えることたくさんだった。

●軽度の診察を切ろうとしている厚生労働省(その背後に財務省がいる)に対して、日本医師会は日本の質の高さと長寿化は、軽度の診察をフリーアクセスをできるようにして、病気の早期対応をしてきたからだ、と批判してきた。その批判は最もだと思うが、地域社会に往診してくれる医師が1人もいなくてその主張は認められるかということである。開業医が地域社会で往診できる体制をつくってことではないか。今のように診療所に行ける高齢者だけがローコストで医療を受診でき、移動の自由のない高齢者が自宅で寝たきりになったり、病気を放置していたりという現実が残る限りは、医師会の主張はなかなか認めてもらいにくいと思う。

●市役所で働く派遣労働者の話し合ってくれという要求をはねつけて人間を入札にかけた白井文尼崎市長が、ウヨマスコミの論客・勝谷政彦(親分は花田紀凱。最近知人が嫁いでしまったよ)に週刊現代の特集、郷土の誇りという内容で褒めちぎられている。褒めている内容はスチュワーデス出身市長が、労働組合をはじめ既得権益団体の談合で壟断する尼崎市の体質をばっさばっさと切っているというもの。こんに人に褒められて、あ~あという感じだ。

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2008.06.24

6/23 消費税アップは全てダメなのか

福田総理が、消費税アップを断念というニュース。

「消費税増税反対」という記号だけが政治ゲームの材料になってしまって、他の税負担や、国民への見返りとの抱き合わせの議論が全然なされていない。

人頭税とも言える国民年金保険料を廃止して、その分を消費税や消費税の一部が年金保険料になる制度に切り替えることもダメなのだろうか。これは、低所得者の負担軽減や逆に高所得者の年金過剰受給への対策になりうるが、「消費税増税」という言葉が出てくると、その部分だけ切り取って反対反対の話になって、潰れてしまう。

結果として、膨大な無年金者が発生させてしまって、生活保護予算を圧迫している。無年金者の裏年金になってしまって、若年貧困者には、共産党や公明党に頼んで申請書を書かせてもらえなければ、なかなか生活保護がまわってこない。

●今朝の通勤の東京メトロ、3分遅れ。もう慣れっこだからそのことだけでは怒らなかったが、車掌のアナウンスがいただけない「東武線進入遅れと混雑のため」遅延したと。
和光市駅の前で、前の電車がつっかえて地下鉄のホームに進入できず、2分待たされた。その理由は前につっかえている東京メトロの出発遅れではないか。とことん、他社と乗客の責任になすりつける企業体質である。
乗客に取り囲まれ怒鳴られるまでわが事と思えないでいる東京メトロの体質が、いつまでも遅延を収束できないでいるのではないか。

●副都心線開業に関する混乱を調べていたら「スイーツ(笑)」という言葉を初めて知った。最初はケーキ屋がらみの広報かと思ったら、そうではなくてPRの対象となる人のカテゴリー。hanako族とか言われているような人たちのことらしい。日々利用してお金を落としている通勤客のことなど考えていなくて、広告代理店にのせられるママに「スイーツ(笑)」と呼ばれる人向けの広報ばかりしていてふざけるな、みたいな論調があったりして知った。この言葉がニュアンスをうまく伝えていて、ほとんうに笑ってしまった。若い頃にはオヤジどもに甘やかされて嫌な感じもしていた。今は近づかないようにしている。ウィキペディアに解説が書いてあったが、確かにジェンダーとフェミニズムを上手に使い分けるのは確かにずるいわ(笑)。
東上線や有楽町線の沿線に、「スイーツ(笑)」と位置づけられる人たくさん住んでいるのかな。そういう人の感覚だと、表参道、青山あたりにぱっと出られるところで、駅の名前言って「いい所住んでいるね」と言われるようなところに住まないと自尊心が持たないように思う。間違っても近くに東京大仏があるよ、とか、洋服が1000円未満で売っているとか、休日はシネコンというのではダメだろう。
東武が「スイーツ(笑)」向けの広報誌を2年ぐらい前から出しているけど、紹介している都内の店はみんな池袋から2回以上乗り換えの必要な行きにくいところばかり紹介され、紙面の一部を使って紹介している東上線沿線の店や観光地とのイメージの落差をどうしても感じている。

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2008.06.22

6/22 最低賃金、高卒初任給を勘案して引き上げへ

ワーキングプアの問題に政府がかたちを示し始めたニュースが流れ出している。
野党系組織に身を置いている立場から、自民党政権で実現するのは癪という気持ちはあるものの、いつ起こるかわからない政権交代を待っていても、その政権交代する政党がワーキングプアにどこまできちんと政策を打てるか疑問なところもあるし、単純に時給を引き上げることの他に公正労働の実現というテーマではやるべきことはいっぱいあるので、野党にはそれを期待して、とにかく、政府の第一歩を評価したい。

1つは、政府の円卓会議が最低賃金を、小規模企業の高卒初任給を勘案し、全国平均687円から755円に5年かけて引き上げるという方針。最低賃金は地域差があり、このあたり(埼玉県や東京都)はの最低賃金はこれより高くなる。経営者団体が水準に難色を示しているらしいが、上げる方向性だけはやむを得ないというような感じか。

1つは、「官製ワーキングプア」と呼ばれ、アルバイト並み賃金でこき使われてきた公務員非常勤職員に、8月の人事院勧告で初めて、最低いくらで雇えという基準が示される見通しが出た。時事通信が単純に時給780円と示しているが、事務職員であれば、公務員事務職の給与を示す行政職(一)表の最低額1級1号俸は下回らないとする内容になるのであろう。ただしこの相場が妥当かどうかはさらなる踏み込みが必要であろう。

この時給の相場を高いと見るか低いと見るかは人それぞれだろう。

連合は時給1000円というわかりやすい目標をうち立て、民主党や社民党もこれに同調している。具体的な細かい積算根拠の数字ではなく時給労働者の待遇をあげる当面の国民運動的指標となる。
その1000円でさえ、時給しかなければ、1日12時間労働、週5日、50週働いてようやく年収300万円になる(12時間なので4時間は残業になるため、残業割り増しをちゃんと払うのであれば325万円である)。時給労働をしているのは女性で、子育てと両立すると保育園とのかねあいから、8時間労働が限界で、その場合、年収200万円にしかならない。ヨーロッパの最低賃金がさらに上回るが、アメリカ西海岸の自治体が7ドル~9ドル後半ぐらいで、為替レートにもよるが、この位を設定している。

200万だと1人で独立生計するのがやっと。子育てはかなりの努力が必要だろう。生活保護を申請することができれば、差額分支給される(例外もあり。子どもが大学に行っているなど、「贅沢」とみなされることをしてたり、貯金があったりの場合)。予備知識がなければ門前払いをされるが。

今の687円というのは、150万円にもならない。この金額は他の同居者がもっと稼いでいないと生活できない水準だと考えてよい。少なくとも家賃の高い首都圏では。となると、低賃金で人を雇った使用者は、その人の同居する家族を雇っている使用者から富を横取りしているとも言える。これが高度な資本主義として許されることなのだろうかという疑問が湧く。

それと今回、注目すべきなのは公務部門の非常勤職員の時給を示すことである。役所がワーキングプアを作っているという批判に善処する第一歩になる。その際、時給の水準は、正職員のように民間調査をするのも難しいことだろうし、えいやっという金額で勧告することも難しい。どのような算定根拠になるのか、どのような理屈で金額を決めていくのか、これからの人事院と公務員労組との話し合いのなかで明らかにされていくだろうが、おそらく正規職員の給料表の金額から割り返す考え方を示すのではないか。そうなると、業界標準の賃金の中で初めて正規職員との「均衡」による賃金水準が示されることになる。注目すべき点であろう。

●最低賃金の規制に反対したり引き上げに反対する人の論点は、①労使自治の徹底があれば最低賃金はいらない、②外国に仕事を取られる、③労賃を上げてコスト高にするよりデフレにした方がいい、という意見で反対されている。
①は観念的にはもっともだと思う。自由主義社会を維持する限り、これが最も望ましい。しかしこれは全国民的に労働組合に加入し、その加入者がお任せ労働運動になっていないことが前提になる。終戦直後の日本がこの理想型に最も近い状態だったが、政府による積極的な労働組合結成の支援が行われていたことも、考えにおく必要がある。
現実には日本人は労働者としての権利意識がきちんと根付いておらず、労使自治だけに委ねる前提が崩れている。また、雇用の規制緩和で、労使自治を貫徹できるほど組織力のある労働組合を作ることが困難な職場も増えた。労使自治に委ねていたアメリカも西海岸を中心に住民を守るために自治体で最低賃金「リビングウェッジ」を設定するところも出てきている。サンフランシスコ市では9.6ドルである。売り惜しみできない労働力という商品の特殊性から、最低賃金は必要だろう。
②外国に仕事を取られるということも、内容によると思う。人権侵害すれすれの働き方をしないと維持できない産業を国内に引き留めておくことはメリットなのだろうか。また、部品産業など、発注者責任はどうなのか。その皮肉な事例が自動車産業であろう。安い自動車を作るためにコストカットをしたら、部品を作っているのは日雇い派遣など雇用不安の若者ばかりで、その若者はクルマを買わないという皮肉。
話は戻すと、価格競争力がなく産業が移転していく先は発展途上国になるが、その発展途上国が経済成長すれば物価水準も上がるし為替レートも変更される。そうすると海外との価格競争力が、商品の安定供給などとからめて日本に優位性が回復し国内に産業が回帰してくる。現在、中国との関係でその傾向が出ている。
③は経済イデオロギーの違いだが、90年代後半から2000年代前半まで、物価が下がり続けるということが、単に物価も給与も同水準で下がるということだけではなく、担保価値の崩壊など滅茶苦茶な信用不安を引き起こし、金融が産業を食い散らかす結果となった現実がある。
また、給与が下がるときには、立場の弱い人だけ集中的に下げられるということも経験している。給与が下がらない富を独占している人に「既得権益」と批判する考え方もあるが、守る術のある人が「既得権益」をなかなか簡単には手放さない。好きこのんで、給与の何割かを経営者に返上できるお人好しをどう作るかという課題にしかならない。だから、政府事業の民営化とか、分社化とか、雇用形態の変更とか、雇用不安に直結する劇薬と合わせ技で飲ませてきたのだろう。

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2008.06.20

6/20 読書:市民が広げる議会公開

51sg96zclrl面白い本を読み進めている。大阪市議会の委員会の傍聴を申し入れて断られたジャーナリスト今井一さんの行動と、それを支えた人たちが書いた「市民が広げる議会公開」。

大阪市の職員と労組の癒着がひどいとさんざん叩かれたのは印象深い。そのとき関市長(当時)と一所懸命、職員と組合をスケープゴートにして叩く側にまわっていたのが大阪市議会の大多数の議員である。

その大阪市議たちはどんなことしているのかと取材しようとしたら、市議会の委員会は非公開と門前払いを食らわせられたという話である。そして1年ごとにたらい回しにされる議長は退任にあたってごぼうび海外出張があったり、ひどい話ばかりである。

基本的なところで情報公開を素直にできない自治体議会というのは、何か議員たちが行政と後ろぐらいことをやっていると考えた方がよいようである。

この中で、国立市長をされた上原ひろ子さんの論文が面白い。国立市民も市議会も議会の傍聴に熱心に取り組んできているという話の中で、立川の売春街を受け入れてでも街の発展を望むのか、多少景気が沈んでも静かな住宅地を守るのか、という悩みを50年代に抱え、議会で大論争をしたことがあるという。そういう過去が、議会の傍聴活動を熱心にしているし、傍聴する市民に拒否するようなことはないようだ。国立でも当時は傍聴を制限しようという動きもあったみたいで、「街の政治は住民がするのであり、議会を云々するのもいけないという事は新しい自治法の方針に根本から反するものである。住民は町と議会を監視して、実際の政治は住民がするのであります。議会はその代弁者に過ぎない」という市民の発言が紹介されている。また上原さんの原稿ではないが、国立の議会傍聴をしている市民グループが紹介されていて、そこが発行している議員通信簿の最終面に「議会傍聴という行為は、簡単にできる市民参加の第一歩であり、行使した一票への責任の取り方である。この通信簿にオールAが並んだときこの会の役目も終わる」と書かれていたのが印象的。

翻って朝霞市は、地域ブランドとか言って一流と思ってくれる市にしたいと市長は一所懸命にやっているが、市民にこういう議論もさせないし、できれば非公開で物事を進めたいと思っているようだ。先日も市議会の全員協議会の傍聴を拒否したし、5月の議運では、傍聴席の削減まで言いだした。主権者が誰かということを忘れて、市民を置き去りにして、選挙に選ばれたという大義名分だけで、好き勝手なことやっている議会である限り、市民は市役所や為政者(議員を含む)を愛さない。そういう街が国立のようになれるわけがないのである。

●朝、新座市の須田市長が志木駅に立つ。実は、マンションの敷地の関係で、わずかだが新座市の納税者でもある。マンションの建てる位置がずれると、新座市民だったかも知れない。
須田市長は、保守でありながらなかなかユニークな人で、職場での夫婦別姓の通称使用、性同一性障害への対応、市役所職員の夫婦1週間交代の育児休業制度の実施、行政オンブズマンの創設など、人権的な視点はなかなか優れている。また市民への政策説明も、ほんとうに良く行くみたいで、自分があいさつする立場以外で見ず知らずの人と会うのが恐いどこかの市長と大違い。面白そうな人物である。
ただし、今回対立候補で立つ田中氏も、かつて民主党埼玉県連立ち上げのときにいろいろ一緒に作業させてもらった方でもあり、新座市に票があるわけではないが、悩ましい気分である。

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6/20 電子投票法案廃案を歓迎

参議院で未成立の法案25本が廃案となって、年末の国会に仕切りなおしで提出される方向になった。

その中に、電子投票を国政に導入する公職選挙法改正案があることは歓迎したい。たまにしかやらない選挙の投票開票事務程度のことをコンピューターにやらせて、膨大なシステム開発費を支払うのはどうかと思っているからである。

先の副都心線の混乱も、人間の仕事をコンピューターがどこまでやるべきか、きちんと検討されなかったために起きた問題ではないか。自動運転を一部解除したらダイヤが安定した。何でもコンピューターにやらせようとする発想が間違っているように思う。人間がやった方が効率的でトラブルを予防できることもある。そういうものは人間にやらせるべきだ。

1年に1度あるか(市議、市長選挙が統一地方選挙だと、2年に1回程度)の選挙にコンピューターシステムなんか突っ込んだら、とんでもないことになりそうだ。慣れないコンピューターの作業ミス、オンラインの接続ミスで投票できないトラブル、投票結果のメモリーカードを紛失したの、データを消失させてしまったの、ないと言えるだろうか。私の投票するところは教会で、ここなんか市の出先機関じゃないから市のオンラインが通じていない。臨時にオンライン回線を開通させたら、回線トラブルは予見できない。トラブルで投票できなくなったらどうするつもりだろうか。

それより○×式の投票用紙にするとか、人間系作業での効率化でもっとやれることはあるだろうと思う。

●コンピューター化すれば、ITゼネコンに自治体の税金が使われて、地方経済が疲弊する。公務員の残業代や臨時職員・派遣労働者の労賃で払えば、それは地域経済に還流する割合が多くなる。地方経済のためにも電子投票はよくない。

●想定されているタッチパネル式の投票画面、バリアフリーとして問題がありそう。誤操作も多く、投票済んでから「間違えた!何とかしてくれ」と騒ぎ出したらどうするのだろうか。選管がいちいち人の投票を監視するのか。あれこれ考えると導入するデメリットだらけである。

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2008.06.19

6/19 アスペルガーの子は非行少年予備軍と断定・子どもにムチなら政治家に対しても愛のムチを

宮崎県知事が、「愛のムチ条例、作れないか」と発言。

権力者が被治者にこういう発言するものかね。

昔読んだ、業田義家「ヨシイエ童話」では、ひょんなことから総理大臣になったステテコ総理は、さまざまな民主的手続きを無視しながらも政治的成果をあげ、拍手喝采を受けながら、しかし自分の複数いる妻の1人をけなしたデモ隊員を殴って、国民を殴ったことで総理の資格はないとあっさり辞任した。

権力者は国民の暴力を煽る発言を慎むべきだろう。

●右翼議員グループ・日本会議の地方議員連盟のHPで、協調性のないアスペルガーの子は放っておくと非行に走ると断定して、何だかわけのわからないことを主張している。その文脈か体罰ぐらい容認した方がいいという主張にびっくり。当事者や保護者の苦しみなんか何一つわからない、ひどい差別的な文章である。

知的能力を疑う。アスペルガーの子の協調性を心配するより、自分たちの知的能力を検証した方がいい。過去の記事を読み返してみれば、半分以上が韓国人、朝鮮人、中国人、日教組、部落民の悪口にしか結びつけて発想ができないのは、何かにつけて社会問題を反米、反天皇に結びつけていた程度の低い左翼と変わらない。
変節漢(漢じゃなくて、うーん当て字がない)の元キャリアウーマン山谷えり子の政治的成果のために、知的障害者への強姦被害防止のための性教育を揶揄して、とんでもない性教育批判を展開したのもこのグループ。こういう議員がいさましく地方議会でひどいナショナリズムをまき散らしている。

●人のこと言えないが、あちこち日本語の間違いが多い。民族的なものにこだわる議員さんなら、ちゃんとした日本語を使い、文章の最後に読点ぐらい打て、と思う。

●こんな東国原の主張がまかり通るなら、言っても言っても、政治倫理を踏み外し、官憲の介入を招く政治家や高級公務員にも体で分からせなくてはならないんじゃないか。アスペルガーの子が協調性がないなどと言うが何か社会の存立に根本的な迷惑をかけているのか。むしろ政治家の方が労働者を食い物にする人材派遣業者、公共サービスの受託業者、ハコモノ公共事業を請ける土建業者の代弁ばかりして、社会に取り返しのつかない迷惑をかける人の方が多いではないか。アスペルガーの逮捕者と、政治家の逮捕者の数を比べてみたらどうだろうか。
「愛のムチ条例」の適用拡大を。
そんな風に言われたらどう思うか。
とそんなこと言っても、政治家より軍人が偉くて軍人が政治家を殴ってもいいとぐらい考えるようなところもある人たちかも知れない。

●地下鉄会社の名誉のために。今日ははじめてほぼダイヤ通りに運行していた。いろいろ合理化を犠牲にしてのことだろうけど、いい薬になったのではないか。とはいえ、まだ何が原因で、何で解決したのか明らかになっていないから油断禁物。

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2008.06.18

6/18 逃げゆく客

今朝の有楽町線5分の遅れ。だいぶましになった。

しかし客がいない。営団赤塚でも座れてる。遅刻回避の行動か、それとも一連の遅延問題の報道で安全に不安を感じたのか。

小竹向原で、先に着いていた西武線からの直通電車がドアも開けずに止まっている。ホームドアと違うところで停まってしまったようだ。我が方の電車はそんなことをせせら笑うようにさっさと出発。そのときに停止位置を直していたが、また違うところに停まってしまった。噂に聞いていた、停止位置でもないところに停まるというのを目の前で見てしまった。あ~あ、という感じ。

やばいという人は東上線で池袋まで出て有楽町線に乗り換えるのかと思ったが、池袋で乗ってくる人はいつもの半分以下。生命の危機を回避しているのかも。

昼過ぎに朝霞に戻ったが、まだ地下鉄は遅れていた。

●2ちゃんねる情報では副都心線の自動運転を手動に切り替えたらしい。遅れが少なくなったのもそのせいならシステムについて考えさせられる事態である。最近システムを入れ換えた企業がいくつもトラブルを起こしている。情報担当者の能力や意識の問題だけとは思わない方がよさそうな直感がある。何でもやらせすぎじゃないかと思うし、システム開発で現場無視の姿勢が強くなっているんじゃないか。あるいは働く者の手作業や裁量の余地があることによる責任感や全能感を軽視していないか。
まだ目視の信号で動かしている東上線の方が、予防行動とか、衝撃的なブレーキを回避するような運転とか、利用者にとっていいことになっていると思う。しかし今年の事業計画では、高度なATCに切り替えるという話もあるみたいで、副都心線みたいなことにならないか心配である。

●東京メトロの運行情報(遅延情報)のHPに朱書きで「この運行情報を無断で転載・複写すること、また体裁を変更するなどしてホームページ等で公開することを固く禁じます。」だって。副都心線のゴタゴタ続きを知ってると、偉そうにと思う。固く禁じます、などという情報をネットに流すべきではないだろう。広く世の中の人に判断してもらう情報を流すべきだろう。また、今日は遅延がないそうだ。ウソつけ。

●副都心線の巻き添えで遅れている東上線だが、TJライナーだけは定時に、遅れもなく走っているらしい。急行、準急、各駅停車、減便されて間隔も空いて不便になって、さらに遅延で苦しめられているから、何か許せない気持ちになる。ただ東上線を評価したいのは、ふだんはないはずの上福岡止まりを入れたり、折り返し線を上手に使ったり、複々線の使い方を弾力的にして、昔よりずっと遅延を直すのは上手になっているように思う。

●副都心線の混乱で、有楽町線があてにならなくなって、みんな東上線に避難している状況を見ると、池袋に出るのに東上線回りで行っても、有楽町線回りで行っても追加料金のない共通定期券制度や、どちら回りでも損をしない共通運賃制度の導入が必要だろう。今後、この混乱はしばらく続くし、ささいなトラブルで再発すると思う。いちいち混雑する友人改札で振替乗車券をもらっているのも非効率である。

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6/18 駅前で若手議員をくさす民主党支持のおばちゃん

民主党の代議士の秘書一団が北朝霞駅前でビラ配布していた。おばちゃんが通りがかって、「○×さん(代議士)って、前原さんたちと同じ若手議員でしょ。なんか信用できないのよね。いつか自民党行ってしまいそうでさ。がんばってほしいんだけど。でも信用できないのよね」と大声で。秘書は困っていた。○×さんは前原さんの派閥ではないけど、パナソニック政経塾なんか出ていることが売りで、その仲間であるというイメージも強いし、党首選挙とかになると、40代の議員が群れて行動するようだから。

おばちゃんのツッコミに笑ってしまった。普通のおばちゃんなのに声もでかい。

民主党の女性の支持率が低いのも、大事なところで信用されないのも、政界再編成を夢見て、夢を見すぎて自民党の一部議員と不必要に仲良くしている議員が目立つからだろう。

先日、月刊誌で民主党の前原誠司氏が、大上段で小沢代表や今の民主党のあり方を批判した。一部には理にかなうところがあるが、前原氏が批判するような政策判断をしている原因を作ったのは、前原氏が党首だったときに作った混乱を収拾するためではないか。あそこで民主党の支持はいったん悲惨なまでに落ち込み、その後は国民の支持率を維持し続けなくてはならず、世論に嫌われる政策は一切排除しなければならなくなってしまったからだろう。

前原氏は復活したくってしたくて小沢氏を批判しているのだろうが、私から見れば、先進国において、保守党と対抗政党にありながら社会民主主義の基礎もない政党である限りは、五十歩百歩で、公務員のあら探しをしている長妻昭のように、国民の些末なルサンチマンみたいなものを一手に集めて支持率を維持していく仕組みから逃れられないだろう。

そんなとらえどころのなさ、何をしたいのかが不明確な政党のありよう、そんな民主党の状態を駅前でからんでいたおばちゃんは的確につかんで言っていたのだろう。

●民主党の若手議員が、みんな前原氏と一緒くたにされている、というのがこのおばちゃんの感覚であり、月刊誌を熟読している読者でもなければ、政治好きの有権者でなければ、このおばちゃんの受け止めは正しい。若手議員は大いに分裂し、一緒くたにされないようにしないと、前原氏がとんでもないことしでかしたときに、一蓮托生で選挙まで落とされる可能性があることを覚悟した方がいい。

●したがって、上越市から出でいる筒井信隆議員が前原氏に対して痛烈な批判をしたことはよかったと思う(そのメールの本文が読みたい)。苦労人・筒井氏はこっそり尊敬している議員である。

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6/17 きょうも有楽町線・副都心線遅延。しかも間引き運転を平常運転と公表

きょうも有楽町線・副都心線の遅延。きのうよりはましだが、今度は、間引き運転、急行運転の中止などで実質運休しているのに、東京メトロのHPでは、「平常運転」という隠蔽工作が行われている。

広告費の効果は絶大で、民放ではほとんどこの話題に触れられていないのも興味深い。政治的なテーマでもなく、生活と交通の安全に必要な情報であるにもかかわらず、東京メトロの必死の対策にのせられているマスコミの状況。しかし、デパート戦争だの、急行運転だの、提灯記事は姿を消したことは少しましだと思う。

今日のNHKニュースで、東京メトロが準備不足を認めるコメントをしていたが、副都心線騒動は、安全対策や運行管理の改善そっちのけで、マスコミやプロダクションを接待して、じゃぶじゃぶお金と情報を渡して、提灯記事の演出をやっていたということなのだろう。4月ぐらいからの空虚な広告の氾濫に、うんざりしてきた。あの広告による狂騒がなければ乗客の怒りも少しは小さかっただろう。

●成増に住む先輩と朝、職場の入口ではちあわせしたが、本当に顔が歪んでいた。有楽町線で通勤している同僚はおしなべて副都心線を迷惑なものだと認識している。
先輩は、西武線の乗り入れを始めてから、遅延が日常化していたのに、何の対策も打たずに複雑な乗り入れを始めるからいけないと言う。私もそう思う。西武線が乗り入れて以降、西武線が遅れても、合流地点の小竹向原での電車の出発順はかたくなにダイヤ順を守っていた。そのことで、和光市方向から来る電車は小竹向原に先着していてもずっと待たされて遅れた。しかも、西武線で遅れてやってきた電車が、遅れて前に間隔が空いた分の乗客を有楽町線に入ってからどんどん乗せていくから、遅延して、後回しにされた電車ともども遅れたりしている。

●NHKニュースで有楽町線・副都心線の運行管理の状況について報じていたが、担当者が3人しかいないということである。小竹向原駅の捌きだけでも1人は必要に思う。そりゃ、判断が遅れて、ひと駅ひと駅長時間停車するハメに陥るわけだ。

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2008.06.16

6/16 迷惑メトロのせいで片道30キロの通勤に90分。自転車以下のスピード

バグだらけの副都心線乗り入れのおかけで、志木→市ヶ谷わずか30キロ弱の道のりを、地下鉄は90分近くかけて走る。時速にして20キロ未満。自転車以下。
渋谷・和光市20キロが1時間20分(時速13キロ)というエピソード。笑うしかない。

急発進、急停車、トンネル内での5分以上の停車。ストレス溜まりまくり。こんなことが1週間も続いたら、上尾事件みたいになりそうだ。そんなことになる前に、少しでも混乱が始まったら、東京メトロに抗議した方がいいと思う

副都心線のヘボ運転士が、定位置に電車を止められないらしい。友人はその急停車で捻挫したという。けが人を出すような安全性のない地下鉄なんか、いらない。

頭の悪い運行管理、へたくそな運転士。もうくたくただ。
東京メトロの運行管理の現場感覚のなさを見事に指摘してるブログこれ見よがしにやたらめったら調整のための停車をするおかげで逆に混乱に拍車をかけている状況が指摘されている。

迷惑副都心線は一日も早く廃止してもらって、元のダイヤに戻してもらいたい。
今、副都心線を廃止すれば、3日前の状況に戻るだけである。

●副都心線への乗客シフトを過大に見積もって減便した西武線も迷惑である。階段の多い副都心線に、階段の少ない山手線からそうそう客が移るわけがない。こちらもバカである。で、ダイヤが混乱して、その理由が「お客様混雑のため」。客のせいにするな。そもそも電車減らした側の問題だろう。

●通勤電車に乗ったことのない朝霞市の市長や与党市議、市長の側近役人、そして農業政策と茨城県西部のやくざ保守に対抗することしか興味のない選挙区野党代議士は、こんな混乱何一つ知らないのだろう。防災で市民を守るなんて偉そうなこと言って基地跡地開発を進めているけども、副都心線直通とかで地価があがり不動産屋どもが丸儲けしている一方で通勤地獄がもっとひどくなって市民が疲弊している今日の状態なんか、1ヵ月経って知るのだろう。ベッドタウン市民の納税者は税金を取られるだけいい面の皮である。

●きょう、6月以降の住民税の税額を知る。納税者を食い物にして公共事業をばらまく市長以下、与党市議、側近役人どもが跳梁跋扈する朝霞市なんかにこんなに税金を払うのはばかばかしくて仕方がない。早く東京都に合併してもらいたい。

●テレビCMをいっぱいだして、便利になりました、デパート戦争がどう、不動産価格がどう、そんなニュースばかりである。毎日新聞以外のマスコミは深刻なトラブルにつながりかねない今回のトラブル続きに何の警鐘も鳴らさないで提灯記事ばかり。客が我慢していることをいいことに、東京メトロの本社連中は、HPに一片のお詫びを出してほおかむり。謝罪は現場の職員にやらせているだけ。乗客を食い物にしていいご身分である。左翼用語を使えば、人民の敵である。

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2008.06.15

6/15 朝霞市議会請願採択状況の議事メモ入手

6月定例議会の議会運営委員会、総務委員会などでの請願の採択状況のメモが手に入る。

基地跡地利用計画の説明会を求める請願、議会改革を求める請願の審議をここではご紹介する。市役所と与党側議員の議論の混乱、責任回避ぶりが情けなくなる。

●基地跡地利用計画の説明会を求める請願審議の中で、経験が長く市民活動などに最も理解があると言われている公明党の篠原議員が、与党でありながらも、市の間違いを軌道修正しようとしている姿が見えて涙が出てくる。市はかなり無理をしてこの問題を強行している。とんちんかんな政策を強行しようとした安倍政権が崩壊したように、政治的な無理は歴史に耐えられない。10年と続かずに何らかの問題を起こす。

●今回の東北の大地震には、共済出向中の担当県だったこともあり、いろいろ気になっている。不幸に遭われた方のご冥福をお祈りします。阪神大震災以上だと言われている地震にもかかわらず、死者が15人前後でおさまりそうな結果に、ほんとうの防災は地方に人が還ることなんではいなかと思うところもある。
朝霞市の基地跡地利用計画に、防災や耐震という言葉がさんざん使われているが、とくに自然災害に対して絶対に安心などということがあるのだろうか。逆に、自然災害で、朝霞市民の何割もが死ぬようなことがあるのだろうか。ないとは言えないにしても、仮にそれぐらいの規模の災害があった場合に、基地跡地利用計画なんて脳内お花畑な税金垂れ流しをやっているような市役所が維持できるのだろうか。基地跡地に細工をして防災だ耐震だなどというのはムダな努力というような気がする。

●同じことが緊急地震警報の予知システム。完全に予知できなければ意味のないシステムだろう。今の程度のものを開発するための人や税金をどうするのか考えたら、災害後の対策にお金を使えるようにした方がいいのではないか。

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6/15 バグだらけの地下鉄副都心線にあなたは乗れるか

地下鉄副都心線が開通して、一部区間で線路を共用する有楽町線、乗り入れ先の東上線、西武線のダイヤが毎日ぐちゃぐちゃになっている。

今日、飯田橋に用事があったので有楽町線で帰宅したが、飯田橋駅で有楽町線が3分の遅れ。前はしばらく来ていないのに、いつもよりゆっくりゆっくり走って、池袋に着いたのは4分遅れ。要町、千川を通過する電車だったので、池袋駅で乗り降りの混乱があって、遅れ。西武線直通電車だったので、小竹向原駅で7分待。その電車はそもそも10分遅れている。和光市駅にやっと着く。乗った電車はそこで終点。ちんたら走って、目の前で急行が先に行ってしまう。

仕方がないので、次の電車を待つと、何と、次の有楽町線からの直通電車。しかし、私が和光市まで乗った電車がなかなか車庫に入らず、次の電車が和光市駅の手前で待機。それで5分遅れ。

結局、自宅に帰るのに、3分、7分、5分の合計17分も余計にかかった。何が便利な副都心線だろうか。240円追加運賃払わなければならない東上線に、池袋から乗った方がよかったかも。少なくとも私は(というより最低賃金は)分給10円以上だから。しかし、割り切れない気持ちだ。

●今回の副都心線の開通にともなう遅れの問題点として考えられること
① 自動運転装置による混乱
 副都心線の駅での停車がうまくいかないらしい。どうも自動運転システムが、正確な位置で停車できず、ホームドアに合わせて電車を止められないという。
② 使い慣れないホームドア
 ホームドアは必要である。しかし、東京メトロ以外の各社の導入状況に比べると、東京メトロは導入後の遅延が目立つ。使い方の研修をやっていないのだろうか。
③ 東上・西武池袋・有楽町・副都心の4線でのダイヤのサイクル(パターンの)不統一
 3社以上の相互乗り入れを行う場合、ダイヤのパターンを組む時間を統一するが、6分間隔の有楽町線、7.5分間隔の副都心線、15分パターンだった東上線、パターンを崩していた西武池袋線で、ダイヤが合うわけがないのに、無理矢理ダイヤを組んだこと。東上線が、自社の系列不動産屋が開発した遠隔地の土地を高く売るために、無理して急行を増発して、ダイヤのパターンを崩したこと。
 他線を見ると、田園都市、半蔵門、東武伊勢崎の3社の場合、15分パターン、5分間隔、10分パターンで、5分を基本に2倍、3倍の時間でパターンを組んでいる。最も複雑な京急、都営浅草、京成・北総の乗り入れの場合も、10分パターン、5分間隔、20分パターンで、5分を基本に2倍、4倍のパターンでダイヤを組んでいる。
 ところが、そもそも6分間隔の有楽町線に15分パターンの東上線が無理矢理ダイヤを合わせ、さらに西武もそれに無理に合わせてきた。今回そこに、副都心線が7.5分間隔を基本にしたダイヤで入り込めば、1本1本の電車のダイヤは場当たり的な組み方をせざるを得ない。これに遅延が加われば、収拾不可能になる。
 有楽町線の6分間隔のダイヤを5分間隔にすることが必要ではないかと思う。大阪も名古屋も5分を超える運転間隔の地下鉄なんかない。
④ 和光市駅の管轄の問題
 始発駅で東京メトロの大きな車庫もある和光市駅が終点というのは、ダイヤの混乱を収拾するのに非常に好都合な状況である。しかし、その和光市駅の管轄がコスト上の都合で東武鉄道となっており(人件費が安いからだろう)、折り返し電車の状況を実際に把握できる駅員が、東京メトロの運行に何の関与もできないこと問題があるのではないか。東武からの直通電車が遅れているから次の始発電車を先に出そうとか、折り返し線が詰まってしまったから、折り返し線にある電車を出してしまおうとか、そういうことが目の前でわかっても、東武の駅員は他社の運行管理に何もできないだろう。
 有楽町線・副都心線の運行管理の担当者の質が悪いみたいで、ダイヤが混乱始めると、始発用電車が折り返し線を埋め尽くしているのに、始発電車をいつまでも出さずに、混雑も遅れもさらには和光市終点の電車の糞詰まりも引き起こしているこどか多い。和光市駅の状況を運行管理にきちんと伝えられる体制が必要じゃないかと思う。
⑤ 必要な立体交差を整備していない・電車と電車の衝突の危険が
 小竹向原駅から千川駅の間で、東上線直通&和光市始発・終点電車と西武線直通電車を、副都心線と有楽町線に振り分けている。ところが、ここに必要な電車と電車を立体交差させる設備がないので、和光市方向から有楽町線、西武線方向から副都心線の電車がぶつかる危険性がある。
 もちろんいろいろな保安設備でそういうことはないようになっているが、万一のときに何が起こるかわからない。さらには、日常的に、そうした和光市方向から有楽町線、西武線方向から副都心線の電車が同時間に発着する場合、どちらかは信号待ちを求められる。先に出ていく側の電車が遅延すると、信号待ちする電車はさらに遅れ、間隔が前に空き、混雑が累加していくことになる。
 これを解消するためには、東上線・和光市方向からは副都心線、西武線からは有楽町線への乗り入れに絞るか、小竹向原~千川駅間にきちんとした立体交差を作るべきである。もちろん手っ取り早いのは前者だが、東上線沿線や、小竹向原~和光市の間の沿線で、有楽町線まで1本とかいう宣伝で土地を買った人もおり、そういうふざけたことができるかどうか微妙である。

●あす、月曜日からは、過密な朝のラッシュ時間から大混乱が始まると思う。10時ぐらいまで累加的に遅れが増えていくだろう。丸の内線のホームドア導入の混乱も1ヵ月以上解決に時間がかかっており、最低でも1週間は長引くと思われる。混雑している電車が、行き先変更を繰り返したりたり、意味不明の時間調整で長時間停車するのだろう。想像するだけでげんなりである。

●思い切って、副都心線を運転休止にして、再び、有楽町線とだけの乗り入れに戻すべきではないだろうか。地下鉄副都心線は、バグだらけのシステムの上に乗っかった地下鉄、という感じが否めない。
派手な宣伝と裏腹に。そんな地下鉄に乗るのは恐い。だって、一日に何度もドア点検だの車両点検だのがあり、駅のテロップで流れている遅延情報では、停車位置のミスが繰り返し報告され、自動運転以前の基本すらなっていない、危なっかしい状況だ。
開業当初の混乱というものを超えている、このトラブル続きを報道は無視している(地震の報道のせいもあるだろうが)。東京メトロのHPでも遅れを「一部遅延」などと過少報告している。
副都心線も、東武のタワーも50090系TJライナーも、広告代理店にお金ばらまくと、デパート戦争がどうの、何が便利だの、おめでたい提灯記事しか出ない。鉄道会社の本社の連中は呑気なものだ。

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2008.06.14

6/14 居酒屋タクシーからマイレージに飛び火、そんなみみっちい無駄遣いより大きな無駄遣いを追及すべき

居酒屋タクシーのバカバカしい追及が問題になったが、結局こんなところにも飛び火した。官庁職員のマイレージ取得を禁止する話に。

以前から、サラリーマンのマイレージ取得は、個人的な収入になるのかならないのか、税法や仕事の倫理の問題として議論が分かれてきた。今回、居酒屋タクシーがダメとなると、論理的にはマイレージなんかダメということになる。

居酒屋タクシーの追及は、実につまらないことでパンドラの箱を開けたような話になって、月給取りの交通機関の利用についてあれこれつまらない首を絞めていくと予告したが、まさにそんな展開になる。最後は航空機内で提供されるジュースやお茶(国際線では酒まで出されるらしい)まで、私的利益となるし、国際線の食事なども、オプション料金でないとおかしいという話になろう。JRがやらなくて済んでいるサービスだから、どう考えても見返り便宜である。

こういうことをぐちゃぐちゃ議論したり、ギスギスするのが良くないから、このようなことはお目こぼしにしている。タクシーで提供されるビールを返上したところで、タクシーの運賃が下がって、国家財政に寄与するという問題ではないからだ。マイレージも同じだろう。

今はね国家公務員が悪いという話になっているが、当然、この理屈は地方公務員にも適用されるだろう。私的利益を経費を使って受けているという論理なら、問題は民間企業のサラリーマンの出張にまで適用される。もちろん企業経営者も、見逃される範囲での背任罪にもなりうる。

そう考えていくと、実につまらないところで、サラリーマンにも役得があるもので、その線引きは難しい。

長妻議員が深刻な顔して追及しているのを拍手喝采送っていると、どこかで必ずしっぺ返しが来るだろう。

●マイレージとか、ジュースやお茶の提供とか、出張にともなう役得が無くなれば、地方からの東京陳情団は少しは減るだろうか。そんなことないか。もっと大きな利益が待っているから。

●民主党には、居酒屋タクシーなんかより、真剣に国家公務員宿舎を何とかしたらどうかと思う。1施設、缶ビール1億本分のムダ遣いで、都下、埼玉県に8ヵ所も計画されている。缶ビール8億本もの税金の無駄遣いを放置している。官舎が建つ選挙区の民主党議員は何かおいしい思いをしているんじゃないの?

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2008.06.13

6/12 秋葉原の事件の偉い人のコメントをまとめた努力

女子リベ、安原さんのブログがなかなかいい。

秋葉原の事件を受けて、トンデモ言説を吐いている偉い人のコメントを整理している。

香山リカはいつからこんなになってしまったんだろう。

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6/12 公務員宿舎売却の損益と収支のわからない朝日の記者

この朝日新聞の松村愛という記者、バカじゃないか。

全国の官舎を売却すると1兆円の利益が出るという政府の言い分の鵜呑み報道。会計のこと何もわかっていない。1兆円は、資産売却なのだから、利益じゃなくて現金が手に入るだけ。複式簿記の考え方でいけば、1兆円現金が入ってきても、その分、土地という資産を失っているわけだから、利益が出るのではなくて損得ゼロ。

一方、建て替えで支出が差し引かれるということを言うが、建て替えは、減価償却で損失の計上を繰り延べしたところで、47年の減価償却期間を累計すると単純な損失。

今まで使えていた官舎を潰して、朝霞や小金井に公務員宿舎を建てるということは単なるムダだという本質がわからないのだから、情けない。朝日新聞、しっかりしろ、と思う。

●読売の記事の方が収入としており、正しい。しかも「霞ヶ関低炭素社会」なる珍奇なCO2削減策まで紹介されている。そういうことなら、長距離のタクシー帰宅を強いられるような朝霞や小金井のような地域に、公務員宿舎を移転させるべきではないと思う。
冷房を我慢したりするんだろうけど、それが効率にどんな影響があるのだろうか。肝心要のエネルギー非効率を追放しないで、ちまちま精神訓のような環境対策やっても効果など上がらない。さらには、陳情団などで飛行機や新幹線の混雑をひどくしている土建関係の補助事業なんかも地方に権限も財源も移譲すべきだ。

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2008.06.11

6/11 朝霞市議会、自己改革を拒否

岩垣さんが請願した、市議会の改革に着手するよう求める内容の請願を、11日の朝霞市議会の議会運営委員会は、進政会(自民党系無所属)、明政会(民主党系無所属)、公明党の3会派の反対で否決した(1人会派の獅子倉、神谷、小山は採決に加われない)。

まったく呆れる話である。岩垣氏の提案した議会改革は、抽象的で、議会自身のフリーハンドが与えられていて、もっと具体的に求めてもいいのではないの?と思うぐらいマイルドな内容である。市長与党の会派からしても、話し合いのテーブルについてもいいのではないの?と思うぐらい、やさしい提案であった。それにもかかわらず、公明党まで一致団結して否決したということ。こうした社会正義に関することで公明党は是々非々でいくべきだと思うのだが。
朝霞市議会は自己改革を否定したが、これからも、これまでのように市民の見えないところで次々に市長提案の条例を議事録に残らないところで取引しながら可決していくだけなのだろうか。そのために与党市議17人に毎年700万も支払うばかばかしさ。市長が恐いのか、もっとおいしい話があるのか。ほんとうに腐っていると言ってよい。

岩垣さんの請願

朝霞市議会の改革を求める請願
朝霞市議会の新たな出発にあたり、より「市民に開かれた議会」をめざして、以下のとおり請願いたします。
1 透明性を確保し、さらに開かれた議会にしてください。
2 チェック機能を強め、簡素でわかりやすい議会にしてください。
3 市民の請願権を全面的に保障してください。
4 市議会の改革を、市民参加により進めてください。

●朝霞地区4市で、和光市、新座市が着々と開かれた議会づくりに奮闘している中で、朝霞だけが遅れていることを痛感する。私の友人のルポライターが、自治体議会なんて必要なの?と言ってくる。こんなことが続くといらないと思うし、そもそも市民をないがしろにする朝霞市が朝霞市でいる意味なんかあるのか、と思いたくなる。実際に東京都に併合された方が、市民にとっては良くなるのではないかと思う。もともと西東京市の旧保谷市域や、練馬区の大泉学園町は埼玉県だったという歴史もある。

●とうとう国家公務員宿舎の建設を国が決断した。
市長は県議会で愛国心教育が足りないと訴えてきた人物だが、郷里をお金や土地開発利権と引き替えに朝霞市民の不快感を無視して、郷土を売り渡した売「市」奴ではないかと思う。こういう政治家にとって愛国心というのは、行政に対する市民の無条件帰依を要求するだけのもの。愛国心を強くいう政治家ほど怪しいものはない。

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6/11 東武鉄道は10年後に経営危機ではないか

きのうきょうと、副都心線がらみのマスコミ報道が盛ん。
東武百貨店と西武百貨店が新宿に吸い上げられるみたいな報道が多かったけども、両百貨店の仕入れ先にいじめられない限り、そんなに吸い上げられるかと思う。

というのも、両百貨店を凌駕する能力があるのは伊勢丹だけ。その伊勢丹も、食品売り場は東武に負け。強みの衣料品については、東武や西武でそもそも扱っていない高級品しかない。そういうものを欲しがっている客層はもとも伊勢丹に行っていると思う。

一方、東武や西武に競合しそうな他の三越、高島屋、小田急、京王で見てみると、三越、小田急、京王は東武、西武を超えられていないと思う。互角なのは高島屋だけ。山手線を挟んで、ドンパチやってきた東武、西武の競争力は思ったより質は高い。

私は、それより、原宿・表参道間のブランド街道こそ、副都心線の強みになるんじゃないかと思う。

●東上線の新ダイヤの時刻表を入手。それにしても、今度の副都心線がらみの東上線のダイヤ改悪ぶりには、ほんとうに頭に来る。
今まで27分だった各駅停車の池袋・志木間が35分というのは、平均時速30キロである。ということは、ちょっと速めの自転車並みである。副都心線への乗客のシフトを過大に見積もり、東上線を不便にしようというのも理解に苦しむ。一方ではふじみ野、つきのわ駅利用者には破格の便宜を図るというのも腹立たしい。
池袋・志木の急行が、夕方のラッシュ時間で22分もかかっておきながら、TJライナーなる電車が、池袋・ふじみ野を20分で走るというのも変な話である。
マスコミは東上線・副都心線の話題でいろいろで、良くなるように宣伝しているが、いい加減な報道だと思う。

●私は東武鉄道は10年後に経営危機を迎えるのではないかと思う。
というのも、本業そっちのけで、見てくれの広報対策と不動産投資ばかりやっており、バブルで失敗した優良企業のようなノリを感じるからである。押上の操車場跡地の開発、今回の一般列車を犠牲にしたTJライナーのバカ騒ぎ、それらは本業そっちのけの不動産投資にほかならない。しかし長い目で見れば、人口減で、とりわけ沿線の埼玉など魅力的な住宅地でもなく、不動産投資がいつまでも東武鉄道に利益を出すとは思えない。ラッシュの混雑率が低いなら、着席率が高いクオリティーの高い電車を走らせて、快適通勤を売りにするぐらいにしないと沿線の不動産開発など、これからは続かないだろう。

●東武と似た体質と言われてきた京成電鉄は、東武と全然違って、不動産投資ではなく、本業の鉄道事業、バス事業に力を入れている。民鉄協会のHPに出ている京成の社長の話は良い。1973年に不動産投資で失敗した経験が生きているのだろう。

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2008.06.10

6/11 市議会が「基地跡地利用促進」の請願を決議だってさ

きょうの市議会で、基地跡地開発に関して待ったをかける請願の大半が否決された。一方、上田・民主党系会派である明政会の須田市議が紹介議員となった「朝霞基地跡地有効利用の促進を求める請願」(誰が出したんだろうか。賛成派は議会でも審議しないと議決したんじゃなかったっけ。一事不再理の問題もありそう)があっけなく可決。

須田市議は、私に数回「私は基地跡地には中立の立場です、基地のことは支援者と話し合って決めていきたいと思います、黒川さん話し合いましょう」などという内容のメールを送って寄越した。しかし、比較少数会派である市長出身会派に所属しているということは、市役所が勝手にまとめた基地跡地利用計画の推進派にほかならないと思った。話し合いをしてもいいが、須田市議が立場をぼかさず明らかにすること、ほんとうに中立というなら最も強硬な推進派であり、基地跡地の利用はこのままでよいのかと問い直す市民活動に最も敵意を示した小池正訓市議のいる会派から離脱することを求める内容のメールを返信した。以後音沙汰無い。歩み寄りの話し合いをしようとしたのではないことは明らかだった。

前回の市議会の基地跡地利用計画を議会に諮る決議に対して、これは市長の専権事項であることとして反対討論を率先してやったこと、今回の推進決議の紹介議員になったことで、馬脚を表したと言ってよい。

400億円も市費を使う基地跡地利用計画について、市民に諮らなくていのいか、という問いに、保守系市議のほとんどは、騒いでいる市民より自分たちが市民の代表だと、住民投票の機会もなにもすべて拒否した。であるなら、市がまとめた基地跡地の開発に正当性があり、どんな立派な未来があるか説明すべきなのに、みんな頬被りで、私は中立ですみなさんの声を聞いて決めます、などと言っては逃げ続けた。しかし、採決の際には、市民に説明責任も果たさず、市民の負担を無視して市の計画を追認している。3万人の署名、6000人の押印入りの署名、そうしたことは無視して、市の税金で食べてるであろう人から出された請願はさっさと通してしまう。その異常な採決を誰が賛成し反対したかは、市の広報にも載せないで、選挙になれば知らぬ顔して人脈だけで選挙をする。そして毎年700万以上の報酬を4年間安穏ともらっていく。税金を取られる人、税金で食べている人、明らかなヒエラルキーがある。月7万の基礎年金だけで生活しているおばあちゃんが、毎日毎日お金を使わないように、時間を潰すように生活している話をヒアリングした後には、税金へのたかりにしか見えない。
特定の市民だけのインナーサークルの論理で勝手なことばかりして、どこが市民の代表だと思う。全権なんかあるわけがないと思う。

ほんとうに今日の採決の結果に、この街の意思決定システムの異常さを感じずにはいられない。

〈追記〉 紹介議員の須田市議は欠席だったようです。

●基地跡地利用計画に対する住民投票に、強硬に反対した民主系の明政会はじめ一部保守系市議のよりかかる理屈はこんなもの。これは右翼地方議員、日本会議の地方組織のHP。住民投票は議会をないがしろにするもの、経費がかかりすぎる、そうした理屈。しかも言いたいことは、住民投票なんか要求するのは「左翼プロ市民」というイデオロギーの妄想。
地方議員だけが地域の民主主義の主権者のような位置づけで、独占販売の代理店のように振る舞うことが、地方自治体が失政を始めたときの歯止めにならないことを、有権者はよく知っている。夕張を見てみなさい。税金の事業で食べる強者の代弁者が多数派になりやすい構図だから。それ以前に、市議会議員選挙のときに重要事項の説明も満足な公約もないで選挙やって、何言っているんだと思う。まともな議員なら、多元的に自治体にものを言い反映させる仕組みが必要だということぐらい知っている。

●税金の無駄遣いをなくして後期高齢者医療制度を廃止した後の負担増を吸収するようなことを言っている民主。400億、国もあわせるて600億もの税金の無駄遣いを率先している市議集団に応援されている代議士を公認していいのだろうか。居酒屋タクシーなんかつっついている場合ではなかろう。朝霞の基地跡地の税金の無駄遣いは、缶ビール2億本分だ。こんなつまらないことに血道を上げるなら、民主党国会議員は、公費で飛行機に乗るときには、出されるお茶だジュースだ、断ってるんだろう。

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2008.06.09

6/9 下らないことだけどもいい地域を作りたいなら陰口はやめよう

保育園を考える親の会の会報が届く。保育園から一方的に、通勤時間と勤務時間しか預からないようなニュアンスの文章を受け取った保護者の問題提起を丁寧に追いかけて、解決していく様子が書かれている。

朝霞じゃなぁ。そんなやりとり可能かなぁ。モンスターペアレンツとか陰口言われるんだろうなぁ。

一緒に活動している市内の友人があれこれ陰口を流されているらしい。そんなこと気にせずがんばってほしい。いいこと、正しいこと言い続ければ、必ずいつかは時代がついてくるはず。
労働組合に無知な人から、私が労組職員ということで「アカ」という噂を流されているらしいことを聞いたことがある。私は何もその人にしていない。何を思ってか、狭い人だと思った。

もの言う市民に陰口を流して悪印象を植え付けるような地域文化のままでは、市民も地域も良くならない。陰口を言い合い、お互いやりたいこともできないように縛りあって歳を取ってしまうだけだ。他人に不自由を押しつけることに自己目的を見いだす、そんなことに何の意味もない。早くそういう風土が変わってほしいと願う。

地域ブランドだ何だと、朝霞という土地の付加価値を高めようとしても、そういう偏狭なこと言う人がいっぱいいるようでは、自由にいろいろやろうとしている人には住みにくくて仕方がないだろう。その結果として、付加価値を生み出す人は朝霞に定住しなくなる。
市役所が地域の課題を示すときに、池袋に消費が流失していることを問題として提起する。しかし自由にふるまいたかったら朝霞であれこれするより、都内に出てしまった方が多様性を認めてくれる。少なくとも変な噂を流して干渉されることはない。

●「CHANGE」で木村拓哉首相が「違いがわかるように議論をする。違いがわかるから納得できる結果が見つかる」というようなことを言っていた。

●まぁ、こうした陰口はほっとくに限るけど、時々冗談にならないこともあるから。社会党と北朝鮮の関係など。旧社会党の一部議員と北朝鮮はべったり仲良しというのは本当。だからといって社会党の議員が北朝鮮の政策を左右できたわけでもなく、一方で外務省なども警視庁などとともにそうした議員はマークしており、外交政策に影響を与えることはできなかった。
しかし、北朝鮮批判の高まりの中で、二瓶絵夢というアングラジャーナリスト(後に土地がらみの詐欺事件で逮捕される)が、あたかも社会党本部職員が北朝鮮工作機関が拉致する対象者をピックアップしていたと断言したルポルタージュを書いて、別冊宝島や正論などに発表し、決定的なイメージダウンを与えることに成功している。しかし社会党本部職員が拉致に加担していたような事実は何1つなく、正論編集部は誤報を謝罪したが。いまだに社民党はこの誤解から自由になっていない。別冊宝島に至っては謝罪もせず頬被りしている。

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2008.06.08

6/8 埼玉県子ども家庭課の保育所待機児童問題のとらえ方の歪みを糾す

埼玉県の待機児童問題がいっこうに解決されていない状況が報告されたという毎日新聞埼玉版の記事を読む。

記事中の埼玉県子ども家庭課の「整備すればするほど保育所需要が高まる」というコメントは問題であろう。子どもを預ける奴が悪いという悪意が感じられる。そういう県の児童福祉政策なのだろうか。違うというのなら反論してほしい。

埼玉県は神奈川、東京などと並んで専業主婦率が高く、これまで保育所を作らなくて済んできたと考えるべきであろう。作れば作るほど保育所需要が増えるというのは、他県に比べて、そもそも圧倒的に保育所が少なすぎて、みんな預けずに我慢している状況が続いてきたことである。それを担当課が、作るから問題が大きくなるのだ、という寝た子を起こすな論をするなどというのは論外である。

2000年には全国ワースト5を記録した朝霞市の待機児童問題。朝霞市児童福祉課も今回の県のようなことを言っていた時期があったが、根気よく解決に向けて取り組んで、現在では作れば保育所需要が増えるという状況から脱却しつつある(それでもまだ無認可保育所に依存する状況は変わっていない)。

毎日新聞の記事で指摘されているように、大規模な住宅開発、とりわけマンション業者に狙われた自治体が増加しているという分析が正しく、住宅開発業者を野放しにして規制が後回しになっている現状が、保育所需要を過度に掘り起こしていると考えるべきだろう。住宅価格が異様に高い首都圏で、借金を抱えてマイホームを購入した世代は、夫婦共働きから逃れられない。

したがって、保育所を作れば作るほど子どもが増えるなどと評論家みたいな皮肉を言うのではなく、公共サービスの整備に見合う人口増加抑制策を埼玉県は取るべきだろう。

実際、人口が増えてよかったよかったという話ばかりではない。開かれた、人のありように差別せず、住民が困っても十分支援が受けられる魅力的な地域づくりをしないと、子ども世代は成長とともに東京に人口流出する(私の小学校、中学校の同級生の大半は出ていってしまっている)。そうなってくると、高齢者だけが埼玉県に取り残される。田舎の高齢者と違い、埼玉県の高齢者はよるべの家族もいない。次にやってくるのは高齢者の福祉サービスの不足という問題が待っている。

人口増とマンションの増加、とりあえずの住民税の増加、そんなことで埼玉県は今のところ、住民の福祉なんかほとんど考えなくてもやっていける状況にある。しかし、埼玉県に住み幻滅し、その子ども世代の人口定着がなければ、何のための人口増加なのか、ということになる。その結果は不動産業者やマンション開発業者を儲けさせてやっておしまいという話だけだったということになる。

●それと加えて、基本保育以外の整備状況が悪いというのが今回の報告の内容である。九州、四国、中国、関西の人口20万人程度の自治体なら当たり前のように整備されている病後児保育なども、埼玉県は大きく立ち遅れている。病気になって預けることができず、職場に出なくてはならない板挟みの状況というのを理解せず、評論家みたいなこと言っている関係者も多く、前向きにやろうとする人たちを励ましたり、支援したりすることが無いことが問題だ。

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6/8 法の支配を重視する早川代議士

「日本をだめにした10の裁判」の書評を書いた早川忠孝代議士のブログが、とても共感をもって読んだ。この本は第一章以外はおおよそ私も同感した本である。

法治国家という言葉はよく使われる。およそ人治主義に対するものとして使われるが、そこにまとわりつく「悪法も法なり」は、かなり誤解されて、この社会で公認道徳となっている。しかし、この本で最も強く主張している「法の支配」の貫徹は、「悪法は法でない」として、この社会から不正義を裁判を通じて排除していくことであり、そのためには裁判所が重要な役割を負うということである。

そのことを早川代議士がきちんと押さえられており、非常に心強い思いを持った。児童ポルノ規制法の改正に細部までこだわった代議士の感覚がわかったように思う。

●同書で、最高裁の国民審査の問題を取り上げている。最高裁の国民審査が全く機能しないのは、×をつけないかぎり全て信任票とみなされること、15人の裁判官がどのような判決を下しているのかわからないことにある。私も、よくわからない。次の国民審査では、わかる人は、良質な裁判官以外×を、わからない人はとりあえず全員×をつける運動でもした方がいいと思う。

●この問題意識は、私がさきの朝霞市議会議員選挙で提起して運動をした問題意識と同じである。大選挙区制で政党隠しが行われる市議会議員選挙では、さしたる投票基準がなく、数名の落選者をターゲットに作って運動をすれば他の人はたいてい当選できる(実際はそこまで甘くないが)。そして朝霞市の場合、その議員がどういう思想をもって政治に関わっているかということはおろか、公式情報であるはずの議会での各議案に対する賛否なども公表されない。半年近くたってインターネットにようやく本会議の議事録が掲載される程度である。

●今日の朝日新聞に、同紙が行った議会改革のアンケート調査の結果が出た。議会改革というと議員を減らす、議員の報酬を減らす、そんなことしかされてこなかったが、本当に求められる仕事をしているの?という疑問に初めてマスコミが斬り込んだ調査である。その中で議会の賛否の状況を市民に報告していない議会が1276議会84.5%もある。議員立法は全体の1割だけ、傍聴規制を平気でやっている議会。こんなことでは自治体議会はただの税金泥棒と言われても仕方がないだろう。

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2008.06.07

6/6 梅雨の間に来客・電話続々

お客様の多い日
昼食時、友人が訪ねてくる。上司も知り合いなので、3人で情勢などを話ながら昼食をする。

昼食から職場に戻り、熱いなかぼーっと作業をしていると、3月にあった尼崎市の派遣労働者の無期限ストをした武庫川ユニオンの小西純一郎書記長が訪ねていただき、わが労組の書記長ともども支援のお礼を受ける。闘争の報告集とともにいただいた「自治体ワーキングプアを許さない」という記録DVDが素晴らしい。上西委員長の「労働運動を何も知らない5人の彼女たちを1~2年で闘士にしたのは尼崎市役所のおかげです」という演説がいい。この闘争では「にんげんを入札するな」というフレーズが使われた。インタビューをしたとき小西書記長は、「奴隷市場は高い値段をつけたところに奴隷は落札されるが、今は一番低い値段をつけたところに落札される」と言っていたことが心にぐさっと来る。

電話ではいろいろな人からかかってきたりかけられたり、忙しくもないのにたくさんの人と話をした一日だったと思う。

昨年の参院選に出た尾辻かな子さんに講演依頼した職場の同僚から、知り合いなんだって、と言われ、1人からは出番を作ってやらないと、とけしかけられ、1人にはセクシャルマイノリティーの受けたセクハラの対応が必要だね、なんて言われて、あんたが担当せよと言われる。短気な私には向いていないよ、と思いながら聞く。

夕方帰宅すると、昨年11月のシンポジウムで議会改革の講演をしていただいた自治体議会改革フォーラムの高井章博さんから手紙が来ており、滋賀県日野町長選挙に立候補するというあいさつ状が来る。議会改革を求める立ち位置とすこし変わるが、地方政治を良くする思いを、再びかたちにしてほしい。

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2008.06.05

6/5 タクシーが景品を出すことは、どこから悪いのか

仕事帰りに役所の発行するタクシー券で帰宅したら、タクシーからビールをもらったということで問題になっている。問題にしたい気持ちはわかるが、利用した交通機関からサービスを受けることがどこまでいいのか悪いのか、線引きなんてあるのだろうか。新幹線グリーン車でおしぼりもらうのはどうなのだろうか。飛行機でお茶が出されるのはどうなのか。それとタクシー運転手が手持ちのビールをいつもありがとうございます、と出すこととどこが違うのか。コミュニケーション能力などという過剰なサービスを受けているものなんか、ビール以上のコストかも知れない。

責めるべきはタクシー券が適切に出ているかどうかだろう。公定価格のタクシーで、景品サービスをやって何が問題なのか明確にしないと、この議論はひどくファシズム的なものになる。

そんなことを考えて、騒いでいる元を聞いたら、またあの長妻である。長妻議員は、どうしてこういう下半身的なことばかりに興味があるのだろうか。そして、いったいそういう情報をどこから手に入れているのだろう。議員なんて議員と秘書3人しかいないはずなのに。そっちの方がよっぽど怪しい。

●長妻議員はタクシーで出される缶ビールにすごくご立腹のようだが、上物だけで150億円もかかる朝霞の基地跡地にできる国家公務員宿舎の建設はどう思っているのだろうか。民主党議員はこの問題に逃げ回っているではないか。というのも民主党代議士を支持するグループが、基地跡地開発に一枚噛んでいるからではないか。もっと金額の大きな問題にきちんと責任もって対応すべきだろう。

●NHKニュース9の堀潤が霞ヶ関の役人を捕まえてマイクで問いつめている。見苦しい。

●日銀副総裁候補、池尾和人に民主党が賛成する方針に、国民新党が統一会派解消と反発したというニュース。小泉構造改革に反射神経的な反発しかできず、雇用の底割れにきちんとした対応が取れない民主党が池尾氏に反発できない底の浅さを感じる。そのことだけ見ると非常に面白いことだ。反面、のどから参議院過半数がほしい自民党に与することができる体制を作って、国民新党が本気でキャスティングボードを握る第一歩になるかも知れない。小沢一郎と負けず劣らず政局がらみの行動しかしない若手議員の暴走と突き上げに冷水を浴びせる効果もあるだろう。

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6/5 東京都が勝手に始めた道楽にどうして全国民が尻ぬぐいさせられるのか

2016年のオリンピックの候補地に東京が残った。IOCというところは、気を持たせて気を持たせて貢がせ続ける貢がせ屋みたいなところだ。

候補地に残ったことに、都の関係者は有頂天になっているが、たいがいにしてほしい。億単位の工作資金が、IOC周辺にばらまかれるのである。

石原慎太郎知事は、「国が面倒見てもらわないと、何かあったら国が全部面倒みてやるというぐらいのことでないと、国家行事なんだから」と言っていた。ふざけるな。東京都が勝手に手を挙げた道楽事業だろう。日本一財政事情のいい自治体が道楽でお金を使うのに、どうして国が面倒見なくてはならないのだ。

埼玉県民は東京都に富を落とすために働いている。しかし公共サービスは東京都でないということで東京都並みのサービスを受けられない。それなのにオリンピックの尻ぬぐいなんかさせられるのはご免だ。

●この慎太郎の暴言、8:45の関東向けニュースでは報じられたものの、全国放送のニュース9では東京オリンピック万々歳報道だけ。堀潤といい、この報道のセレクトといい、ディレクターがおかしいのか、何かがおかしいことになっているはずだ。

●今日、新聞社と放送局から相次いで電話インタビューを受けた。
自治体の臨時・非常勤職員の待遇ってどうして良くならないんでしょうかねぇ、というおたずね。私は社会合意がないからと回答した。このオリンピックではないけども、万民が納得するお金の使い道って、道楽事業だったり、道路や橋とか、物を買うことだったりする。しかし生活で困ることを回避する公共サービスの大半が人的サービスに支えられており、人的サービスは共通の可視化ができないので、有権者の視野の広がりがないと社会合意の形成は難しい。したがって公共サービスで働く、徳に現場に近い労働者ほど、低賃金で雇えという話になりやすい。これは公共事業に物価スライドを導入せよという話がとんとんと進むことと、介護労働者が毎年賃金が下がることの対称的構図で見えてくる。
保育や福祉サービスを何とかしようと言うと「財源はどうするんだ」という言葉が出てくる(狛江の社民党市議のHPのコメント欄見ていて、そんな言葉で粘着質にからまれていた。相手が立場の弱い社民党の市議だから粘着質にやっているのだろう。卑怯である)。しかし大型公共事業、公園建設、オリンピック誘致などには、そういう言葉は投げつけられない。むしろ「街の活性化」などと証明不可能な言葉が踊る。
こうした感覚は、子どもと会話もしなければ相談にも乗らない父親が、次から次に電気製品を買い換えるような感覚と言おうか。
さらには公共事業やイベントの付加価値には、道路特定財源の流用で見えてきたように、PR会社なんかが片棒担いでくれるが、福祉や保育なんか利益どころか人件費捻出するのでかつかつで、PR会社どころか、優秀な広報マンすらつけられない。しかし社会は「表現のしかた」「見せ方」の水準ばかりを問う。情報発信力も格段に差があるところから始まる。
そんなことをあれこれ考えていると、オリンピック誘致に賛成する人が増えなくなったという。それは社会に見る眼ができてきたということで喜ばしいことだと思う。

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2008.06.03

6/3 朝日新聞社説が劣悪保育所を誘導

朝日の社説が、保育所の規制を市町村に全面的に委ねる緩和策を全面的に肯定している。「住民の側から応援したい」って。保育所に子どもを預けている保護者の立場からすると余計なお世話という感じである。住民という言葉で一緒くたにするなと言うの。いもを洗うがごとき保育所に預けている身からすると、この現実が公定の基準にされる危険性を日々感じることがある。

この情報、上部団体の違う保育福祉労組のスタッフtamyさんブログからの情報。退職間際の記者が説教たれるような社説なんか読んでいないなぁ。いけないなぁと反省。

自治体はお金がない。その中で、保育所の設置基準を緩和する権限を与えてしまえば、お金を使わずに待機児童問題を解決するインセンティブが働く。保育士も施設も増やさず定員を増やし、保育所を収容所化することは目に見えている。そこに「それ見たことか」と、保育所批判派の住民たちが、子どもがかわいそうの大合唱をするのだうろ。朝霞市のように保育所に予算を使わず、交付税を他の予算に流用しているような自治体ではろくな結果が待っていないように思う。

そんなに今の最低基準が要求している水準は高いのだろうか。私の実感から言うと、この程度の基準を守らせることができない保育所というのはどうなのだろうかと思う。保育所の最低基準は、児童福祉施設最低基準に書かれている。そしてこの基準を満たすように、保育所の運営費が算定され、税金が支出され運営経費が保障されている。

保育所最低基準の柱は、保育士数と面積と調理室である。
保育士数は、0歳児3人に保育者1人、1歳児6人に1人、2歳児10人に1人、3歳児20人に1人、4~5歳児に30人に1人となっている。
なお、この基準にもとづいて保育所に補助されている運営費は、3人なら3人が11時間働くことを前提にしているから、勤務時間が8時間労働だとすると、3時間分は残業代無給か、常時いる人員は5分の3程度に戦力ダウンして運営せざるを得ないレベルでもある。
面積は、2歳児までが1人3.3平米。3歳児以上は1.98平米。畳1~2畳程度に子ども1人である。職員室は別だが、保育をするスペースに保育士たち職員のいる面積は含まれない。これが贅沢なのだろうか。
国が基準を作るということがおかしい、全国一律がおかしいというが、この程度の最低基準が守れないで、イモ洗いの保育所がいいということがわからない。あくまでも最低基準で、質の高い基準を自治体ごとに待機児童を発生させない範囲で追い求めることは今の制度でも十分可能である。

しかも市町村は保育所を運営しているし、民営にしてもあまりにもべったりした関係にある。第三者でもない市町村が自ら規制を作るということがどういうことになるのか。保育所に子どもを預けている保護者は自治体に異議申し立てをじっくりやっている時間もない。当の子どもたちは法律上も実質上も社会的にも発言権がない。社会福祉法がやれと言っているサービスの第三者評価すら多くの自治体で満足に実施していない。そんな環境で、国の基準をなくせということが理解できない。自治体と違うステージで最低の最低の基準をきちんと線引きするということは大事だ。

保育所は運営形態、施設の付属部分、職員の雇い方、ありとあらゆることを規制緩和してきている。公立保育所に関する運営費は市町村に財源が移されてもいる。それで問題解決しないのは市町村の能力の問題と政治力の問題ではないか。さらなる規制緩和という問題ではない。
それから、規制緩和派・小泉的構造改革派が目論んだ保育所の民営化・民間参入が進まないのは、保育予算を増やさないからだ。保育所の運営には、保育ロボットでも開発されなければ、労働集約型で経済的付加価値が発生する余地がほとんどなく、もらった補助金からどこで儲けるかは人件費の圧縮と食事などの手抜きしか考えられない。そして昨今のアルバイトやパートの人件費の高騰で、どう転んでも儲かる事業ではなくなっている。今の保育所のおかれた状況を考えると、公営→民営にシフトすることで保育予算を削減できるなどというのは勘違いで、病院問題と同じ、民間参入でもそうでなくても、保育予算を増やすしかないのだ。しかしその貴重な子育て財源を票目当てに雀の涙の児童手当でばらまいて、何だかわけのわからないことになっている。

またもう一つ言うと、基準を取り払ったら、公的な保育費用をどうやって算定し保育園に払うのかということになる。その基準がなければ劣悪な保育所ほど補助金もらって儲けてしまうインセンティブが働くことになる。私立学校の補助金が明確な基準のないまま官僚や都道府県の鉛筆舐めで決まる要素が大きい。朝日新聞は保育所の補助金をそんなふうにしたいのだろうか。

朝日新聞の規制緩和がらみで論説委員になった一丁上がりの記者なんて、子育てもしたことないだろうし、保育所の送迎程度はしたことあるかも知れないが、保育所の中に入って保育者と話し合ったり、他の子どもと関わったりなんかしていないのだろう。だからこんな社説が書けるのだ。実際に子どもを預けている人を無視して、規制緩和ちちんぷい神話にのっかって妄想で書いているような論説委員。名前ぐらい出せと思う。命を狙われるような記事を書いている記者が名前を公開する時代に、匿名で説教垂れるなどいいご身分だ。それでトラブルが起きても責任なんか取りはしないのに。

あるいは新聞販売こそ、規制緩和したらどうか。公定価格と販売店制度に安住して、値上げとページ数増→広告ページの割合の増による記事削減→ページ数減の記事減量→文字拡大による記事削減→値上げとページ数増を繰り返しているのは新聞社ではないか。産経新聞社のかたを持つわけではないが、値上げや紙面改革の宣伝を聞くたびに思う。

あきれ果てたサヨク新聞である。浜口桂一郎氏のサヨ→リベ→ウヨ批判をなぞってしまう。

保育所問題は、えてして左翼やリベラル派においても、安易に社会的規制を否定してしまう議論に流れやすい。子育てなんて無縁の身勝手な生活しかしたことのない一部かつ多数派の左翼やリベラル派にとって、そこが生命を維持する生活の場であるというリアリティーがなく、政策談義のネタでしかないからだ。公共サービスがもたらす生活の質ということに左翼やリベラル派は観点がなく、サミットがどうだの国際情勢の議論ばっかりしていて、ほんとうに社会民主主義が根付かない国だと思う。

●保育所の問題点は、発言権のない子どもが当事者であることと、幼少期の影響が大人になるときにどの程度反映するのか、まだ検証もされていないし、評価も定まっていないということ。とりわけ前者については大きい。親がよかれと思うことと、科学的によいと思われることと、子ども当事者の選択権と受忍限度がどこにあるのかというのはほんとうにわかりにくい。したがって、世界的に追求している子どもの権利という考え方も、日本では子どもが非行に走る権利という程度にしか理解されていない。その結果、さまざまな議論を経て子どもの権利条例を作ろうとする自治体に、右翼議員の全国組織によるチェーンメールで妨害が入る。最近では、札幌市でそのようなことがあったようだ。条例作成に関与したPTA連合会の代表が、自ら潰す側に回ったりしている。保護者が子どもへの人権侵害に何も言えないのに、一方で学校に口出すと子どもへの抑圧になるような存在だったりして、PTAの存在って微妙。

●山口二郎北大教授が、自らのブログで、日本人は権利意識がなさすぎる、だから過労死だの、ワーキングプアだのの問題が起きていると言う。まさにそう思う。権利意識がないから、他人の権利なんかどうでもよいと思う人゛か多いのだろう。

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6/3 年金を払ったか払わないかではなくて、権利として発生できるのかできないのかが問題なのだ

しつこいけど、昨日の年金の話の続き。

読売の報道では、社会保障国民会議は、税方式の年金は未納問題を解決しない、と断定。確かに社会保険方式である以上、未納問題そのものが意味がない議論だということはその通りだ(未納者が多ければ将来払う年金が減るから財政的にはむしろ助かる)が、年金未納問題しか関心がないというのは、年金保険料を取る側である官僚ベースの議論に社会保障国民会議の委員たちがのせられたということではないかと思う。何やっているんだろうね。結局「自己責任」万能論の感覚から一歩も抜け出せない。自己責任ができるような社会なら、公的年金なんかいらないのである。

年金改革で必要な前提は、未納者という徴収する側の論理や今の現象が問題なのではなくて、雇用の流動化や離婚が2組に1組という将来の問題である。このままいけば無年金者がいやおうなく大量発生する問題をどう捉えるのかということである。保険料軽減なんかしたところで月2~3万の年金しか出ず、現役時代にワーキングプアだった人に、それでどうやってそれで暮らしていけというのだろうか。それを生活保護に押し付けていいのだろうか。

生活保護をふんだんに出すというなら何も異論はない。でもそんな話にはならないだろう。年金代わりの生活保護タダ乗りは今の日本では絶対に公認されない。結果として、社会問題になって、規制をかけられる。ワーキングプア出身の高齢者を放り出していいのか。そういう将来にたえられる年金制度にしなければならないのではないか。

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2008.06.02

6/2 基地跡地開発・19日の市役所への抗議への回答

5月19日の基地跡地利用市民連絡会の抗議申し入れに対して、26日に朝霞市から回答された。

そのほとんどが、必要な手続きはしたので、市民にこれ以上諒解はおろか説明も行う必要なし、市役所の判断だけで進めていく、という内容。
勝手にみんなの財産の処分を市職員だけで決めるなら、市民から税金を取らないで、市職員が商売やったり物をつくったりして働いて財源を捻出してください、と言いたくなる。

また「業務系施設」と位置づけて市役所の新築をはじめとする公共用地の移転を予定していたが、財政の議論で勝てないと思い始めたのか、将来の公共施設の移転のための「種地」というロジックを持ち出して話を誤魔化しはじめている。

●東上線のダイヤ改悪にふつふつとし続ける。有楽町線直通電車の減便をみすみす認めながら、有楽町線直通電車を混雑させようとする国家公務員宿舎建築を道を開いた市役所にまた怒りが溜まる。
通勤混雑を知らない市職員はいいご身分だと思う。われわれ通勤電車で痛めつけられている人間から税金を取りながら。
ほんとうに役にたたない市役所である。

●父の故郷で父の同級生でもあった、大分県臼杵市の市長、後藤國利さんの「お役立ち」という言葉を思い返す。

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6/2 社会保障国民会議も結局中途半端な年金改革しか提示できず

やっぱりこの国は、年金保険料を払っていない貧乏人に、年金なんか出せるか、という感情論に流されるんだな、という話で、政府の社会保障国民会議で、結局今の年金制度の適用拡大だけで話が終わりそう。

民主・長妻、社民・保坂がわあわあ騒いだ年金記録問題というのは、結局年金守旧派の陰謀だったと言わざるをえない。この感情の軋轢から、払った分の年金はもらうという感情が満ちあふれ、これからの年金制度自体をどうするかという議論までねじ曲げたように思う。

そういう意味では、年金運用金をありがたくも公共事業に貸し付けて利権にしている官僚たちの思うつぼだったと言わざるを得ない。

で罪滅ぼしのように低所得者の年金保険料を免除してやる、という恩着せがましい対応が繰り出されるわけだが、こうして免除された年金がもらう段になると、月2~3万の年金にしかならず、結果として生活保護に頼り、門前払いを食らうというどうしようもない結末を迎えることになる。
このあたりの若者が辛酸をなめる年金制度について、全く無視して、古典的なドイツ社会保険制度の原論だけを唱えている権丈氏など、本当に問題だと思う。

また、厚生年金保険料の企業負担分が雇用税となっているという批判から、その負担を逃れられるフリーター、偽装請負、派遣労働に企業は人材をシフトさせているという現実もあり、国民のナショナルミニマムとも言うべき基礎年金ぐらい、企業のご機嫌と関係なく権利が発生させられる仕組みが必要だと思う。

いいように若者を低賃金でこき使い、年金権を事実上獲得できないうようにして、今のじいさんばあさんがもらい逃げして後は海となれ山となれという、その程度の国民会議の議論の結末に呆れるばかりだ。

こうした結果は、いくら連合を巻き込んで議論しても、民主党あたりがタメにする批判の材料になってしまう。もっと高次元の対応を取るべきだったのではないか。

●浜口桂一郎氏のブログで、厚生年金基金連合会の専務である矢野朝水氏の持論「ものいう株主」論に対する批判が面白い。前から、矢野氏の持論には、厚生年金基金連合会の加入者にものも言わせないで何言っているんだ、と思うようなところもあったが、浜口氏の批判は、本質をついている。厚生年金基金連合会が、株主配当や企業価値を最大化せよなどと要求すれば当然リストラが始まり、結果としては加入者であるサラリーマンを苦しめる、そのことについて全く鈍感だというもの。また興味深いことは、矢野氏は民間経験なんかほとんどなく、あの厚生労働省の年金族官僚であるということ。いかに年金の運用金を使う権力的快感を知り尽くしているかということを物語る。

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6/2 NHKの食育ファシズム

NHKはいつからナチスの宣伝隊になったのか?6月最初の月曜日、四川大地震に続く朝2番目7分間も使ったニュースが「幼稚園のお弁当に異変」というタイトルで、子どもの好きなものしか入れない、などとつまらない批判している。食育ファシスト岩村暢子だ。

NHKのニュースがときどき流す、最近の親はなってないという論調の親バッシング、いい加減にしてほしい。NHKの高給取りは自ら子育てなんかしたことないんだろう。偉そうなこと言うな。

そして、好き嫌いをなくすという目標をなくした幼稚園教育要領が悪いという攻撃。最近の親や子がなっていないどうでもいいような事例を次から次に見つけてきて、教育基本法の改正と同じ手口。保護者が幼稚園教育要領なんか見て弁当作っているか、ウソばかり報道するべきでない。あまりにもレベルが低くて、この記事を作ってきた記者やディレクターの妄想はひどいものである。

最近の親というならそうしたことで金儲けしている人間たちの問題ではないか。冷凍食品のレパートリーを増やしている食品業界、安くて保存のできる食品を大量購入させる郊外型大型スーパーを批判したらどうだろうか。産業構造や、社会構造の問題で、教育指導要領の問題ではないだろう。

これも古森のご指導によるものだろう。古森のお気に入り情報を取材してくるバカな記者が跳梁跋扈するようになったのではないか。

●食育ファシスト岩村暢子氏についてあれこれ検索していると、上野千鶴子のヨイショしている書評を見る。家族が崩壊していることを嘆いている。伝統的な家族とは、さんざん好き勝手してきた上野千鶴子の主張してきたものとどう両立できるのだろうか。さびしい老後が見えてきて、昔はよかったと右傾化する団塊中年インテリの哀れさを見るようだ。人生の最後に姑みたいなモラリズムに阿るようなことせず、最後まで好き勝手して人生貫けないものかと思う。

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