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2008.05.03

5/3 公設ドッグランなんかより牧草地を確保せよ

先日、基地跡地利用計画でドッグランの話が出ていたことを批判したが、国土交通省の利権漁りのキャンペーンとして使われているような感があるニュースがあった。

朝日に高速道路のサービスが良くなっているという記事に出てきたのがあの「ドッグラン」。この記事全体が高速道路会社からの広告代対策の記事である感じがしないでもないが。

このドッグランは、高速道路の他のサービスと違い、有料ではない。したがって、この建設コストは道路特定財源が使われている可能性が高い。となると、国土交通省が消化しきれない道路特定財源を消化し、数々の関連業者に利益を分配するしかけとして、ドッグランを持ち出して、各地でPR活動をしているのではないかと思われる。

「ドッグラン」があったら便利、かわいいわんちゃんのためになる、生活のクオリティー、いろいろ結構な理屈はあると思うが、小さな政府の日本では、諸外国では当たり前のように受けられる社会サービス、社会給付がないもとで、趣味道楽のために飼っている犬のために、どうして税金を使うことが美談とされるのか、全く理解できない。
日本の犬は、街や家の中で育つものであったのではないか。専用コースに連れて行かないと散歩もできないような犬を育てるために、社会がコストを払って維持すべきなのだろうか。愛犬家同盟でも作って、自主的に基金を作ってやったらどうだろうか。

同じ家畜を走らせるところでいうと、私は都市の中に牧草地が必要じゃないかと思うこともある。ガソリンが高くなったと騒がれているし、いつか枯渇する資源である。そのときに力になるのは牛馬である。牛馬に最低限の食糧を与えられる都市にしておくことが、ドッグランなんか作るより重要じゃないかと思う。自動車もない時代、鉄道がない地域は、牛馬によって物流が支えられていた。それはたった7~80年前まで当たり前の光景だったのである。

高速サービスエリア、進化中 マッサージ・ドッグラン…2008年05月03日08時03分

 帰省や行楽に高速道路を使うドライバーの頼りになるのがサービスエリア(SA)やパーキングエリア(PA)だ。ひと頃はトイレが汚かったり、食堂が薄暗かったりして敬遠する向きもあったが、05年10月の旧道路公団民営化後、雰囲気は様変わり。24時間営業のコンビニにホテルにコインシャワーに酸素バー、愛犬の散歩場や野球グッズショップ……。おもしろ施設が次々と登場し、ちょっとした行楽スポットになっている。

●疲れ癒やして

 九州道上り基山PAの一角には、リラクゼーションマッサージ店「スッキリ処けんちゃん堂」がある。ベッドにうつぶせになったドライバー(59)の首や肩を、スタッフの中村友美さん(22)が柔らかい手つきでもみほぐす。「10分コース」で料金は千円。熊本であった同窓会帰りというこの男性は「気持ちいいね。疲れもとれた」と、笑顔で車に戻っていった。

 オープンは06年11月。「長距離トラックの運転手さんや営業マン、奥さんがお土産を買っている間に利用される男性も多い」と中村さん。

 ホテルもできた。4月に関門道下り壇之浦PAに誕生したのは「ファミリーロッジ旅籠屋」。全14室で、大型ベッドやテレビ、インターネットなどを完備。関門海峡の雄大な景色も見渡せる。料金は1人1泊5250円。上柿初雄支配人(48)は「深夜に高速道路内で宿泊することになるので、ETC車の方なら最大40%の通行料金の深夜割引も得られます」とPRする。

●便利に楽しく

 街中で日常に使うような施設も。コンビニは、近畿以西では27カ所のSAとPAにできている。薬局や宝くじ店、インターネット、ファクス・コピーコーナー、宅配所や郵便ポストなどサービスはどんどん拡大中。キャッシュコーナーも25カ所にある。セルフサービスで食事ができるフードコートも次々とオープン。北熊本SAの太平燕(タイピンエン)など郷土色豊かな「ご当地料理」が味わえる所も多い。

 ペットブームを反映して誕生したのがドッグラン。敷地の一角にフェンスで囲った広場を作り、慣れないドライブで疲れた犬を散歩させたり、水を飲ませたりできる。九州道下り古賀SAで05年夏に誕生したのを皮切りに各地で設置され、いまでは近畿以西で22カ所。「愛犬家の皆さんで休日は大にぎわい」(西日本高速道路サービス)という人気ぶりだ。

 近畿以西33カ所のSAとPAには、外部から入場できる「ウエルカムゲート」を設置。近隣住民など、高速道路利用客以外の人も楽しめる。

●トイレ改良も

 これら新サービスは民営化後、本格化した。出店するコンビニをプレゼンで競わせたり、ハイウェイポスト(ご意見箱)やコールセンターに寄せられる意見や要望を検討したりして、次々と実現した。

 今、力を入れているのがトイレの改良だ。近畿以西のSA・PA287カ所で、半分の便座を洗浄器付き洋式にする事業を進めている。今年度は九州道下り広川SAなど17カ所で工事に入る。「お客さま第一主義。高速道路のトイレにあった暗い、汚い、臭いの3Kイメージも払拭(ふっしょく)します」(同社)という。(高原敦)

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