5/30 文化行政のリストラでお笑いだけ例外・橋下知事
橋下知事が、大阪府の運営する文化事業全般をリストラしようとしている。その中で、関西の芸人が総動員されてワッハ大阪だけ改革の手から逃れようとしている。橋下知事はそのことについて、、「行政に携わったり、財界の人だったり、そういう層は、ちょっとインテリぶってオーケストラだとか美術だとかなんとか言うが、お笑いの方が根づいているというのが素朴な感覚」と回答していて違和感を持つ。
庶民の芸事なら、行政が金や口を出すべきではないように思うし、実際商業ベースでやれないことはないだろう。商業ベースにのらないから行政が金を出すのではないか。どうも判断が倒錯しているように思う。
それから、文化行政より行政改革という大義を持ち出すなら、その処分について価値観で差別することはなおさらよくないことではないか。人気取り政策を追随し、テレビに出てくる芸人の意見だけ聴くとすれば、それはインナーサークルのために税金を使うということでしかない。
やっぱり国営通信社・電通の息のかかった文化人政治家である。
橋下知事「インテリぶったクラシックよりお笑いが定着」2008年05月30日12時41分朝日新聞
大阪府の橋下徹知事は30日の部局長との公開議論で、改革プロジェクトチーム(PT)が補助金廃止を打ち出している大阪センチュリー交響楽団をめぐり、「行政に携わったり、財界の人だったり、そういう層は、ちょっとインテリぶってオーケストラだとか美術だとかなんとか言うが、お笑いの方が根づいているというのが素朴な感覚」と発言した。同楽団は府文化振興財団が運営している。
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