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2008.05.02

5/2 全員協議会は傍聴させず、後ろぐらい基地跡地開発

市議会の全員協議会だが、傍聴人を締め出して密室で行われたようだ。基地跡地の利用計画はよっぽど後ろめたい計画なのだろう。取材に来た新聞記者も呆れて帰っていった模様。先日、本会議場の傍聴席の市民割り当ての数を減らす理由として、報道用に傍聴席を確保することを挙げて実行した後だったので、何言っているんだという気持ちになったのではないか。

そして、市議会では、各会派(市議会の政党)に計画にさらに足りない公共施設の要望を9日まで出すよう求めたようだ。

まず、市議会はできるだけ公開されるべきだ。市民は住民投票という機会でも与えられない限り、選挙を通して主権を委任している。したがって議会での行動は、市民がいつでもどこでも手に取るように監視し確認できるようにすべきだ。朝霞市議会のように、住民投票に後ろ向きな議会は、市民が主権を委ねるに安心できるよう、市議会の議論は全面的に公開されるべきだろう。
したがって、できるだけ傍聴は入れるべきである。ただしプライバシーに関わることとか、不祥事の真相究明で公開された場で行われると真相が明らかにならない場合や二次被害を発生させる場合など、限られた場合に限るべきで、そのために地方自治法では秘密会という手続きが取れるようになっている。
公開したくない議論なら、秘密会で行われるべきだろう。安易に、法律も条令も根拠のない全員協議会に委ね、議事を公開しないのは異常である。

●国への要望を傍聴締め出しで行われる全員協議会で決定することに基地跡地利用市民連絡会のメンバーを中心に抗議を申し入れている。

基地跡地市民連絡会HP

「市民が監視、チュックしていないと湯水のごとく我々の血税をつぎ込み、『湯~ぐうじょう』みたいに破綻しても誰も責任を取りません。赤字の尻拭いはいつも納税者である市民に回ってくるのです。」というのが正鵠を得ている。

●ストライキを打ち抜いた尼崎市役所の派遣オペレーターの職場復帰を祝い、関西に出張した。自治体で働く非正規雇用の労働者がたたかって、全面的に勝利した事例はあまりないだけに、祝賀ムードでみちあふれていた。それにしても職場復帰後の、周囲の雰囲気が冷たいという話に、悲しくなる。自分たちの身代わりにたたかったという理解がどうしてできないものだろうか。そういうムードを職場にまできて煽った市長に、左派といえども市民派の限界を感じる。

●この場で、関西の自治体関係者や市議の何人かに会う機会があったので、朝霞の基地跡地の開発の話をしたところ、決まって泉佐野市のりんくうタウンの開発か高石市の工業団地開発で、市の財政がまわらなくなってしまった話をされる。深刻な保育所や介護施設の待機問題があるのにドッグランを作るという話をしたところ、みんな大爆笑していた。嘲笑ものだ。
関西のT市でも、丘の上に住む高級住宅地の住民がドッグランを作れと要望してしつこいという。金持ちなんだから、自分たちのカネで土地を買ってやればいいのに、と言う。その通り。それから、専用コースじゃないと散歩できない駄犬に、成犬病になるほどいいエサあげるからいけない。特定の趣味に税金を使うのはどうかと思う。

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