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2008.05.26

5/26 社会起業ファンドの座り心地の悪さ

TBSニュース23で「社会起業家」が取り上げられている。社会起業家は立派だと思う。

それよりそれに群がって手を汚さないでいる社会起業家に投資するファンドの投資家たちに何だか座り心地の悪い気分を持つ。いいんですけどもね、誰もお金を出してくれない社会よりはずっと。

なぜ座り心地が悪いと感じるのか。
ファンドというのは、最低限投資を回収できるかできないかという判断はするわけで、当然、儲かりもしない社会事業に対しては投資なんか絶対にしない。どうしてそんなこと思うのかと言えば、以前友人が、障害者の運営する喫茶店を作ろうとして走り回ったときに、大家から経営コンサルタントをつけられ、当事者の幸せそっちのけで儲かる話をどうするかということばかりにせきたてられて、結局不幸な物別れに終わったことを思い出した。

それから、岩波新書の「金融権力」を読むと、投資というかたちを取って実生産をするために働く人を金で支配することがどうなのか、考えさせられた。社会起業家を応援しています、お金を使っているんです、という言葉の裏に、お金で誰かを働かせているだけではないかという気がしてしまった。しかも、どうぞ使ってください、というのではなく、元本は回収するんだ、という意気込みで。

投資とか新自由主義経済とか、そうしたもののネガティブなことに眼をつぶって、世の中何でもポジティブに受け止めるというのか、そんな感じだ。
マルコス大統領の不正蓄財を批判しながら、結局のところ上流階級の視点でしか政策を展開できなかった妻のアキノが大統領になった不幸を見ているような感じがする。

社会事業に投資するのは、回収できなくなることぐらい覚悟した方がいい。私も昔、中途退職した会社の退職金から10万円、そういう投資をしたことがある。純資産額は半分ぐらいに目減りしているようだが、その事業で幸せになっている人がいることをわかっているし、それでいいと思っている。

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