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2008.04.23

4/23 朝霞市議会、基地跡地利用について住民に問うことを拒否

22日の朝霞市議会で、国家公務員宿舎の建設や、膨大な市費を使うシビックコアとシンボルロード建設を中心とする基地跡地開発の計画に対する住民投票の請求を否決した。
市長は6月までにこの膨大な公共事業をやることを国にお願いする。朝霞市の財政はいよいよ泥沼にはまったようだ。

住民投票に賛成の議員は7人で、賛成討論から、堀内初江、斎藤弘道、石川啓子の共産党3人、田辺淳、藤井由美子の市民ネットの2人、小山香、神谷大輔の無所属の2人とみられる。
住民投票に反対の議員は16人で、自民党系の進政会7人、公明党5人、民主党系の明政会3人、拓政会の1人とみられる。

その議事録のメモを入手したので、ご紹介する。
①住民投票の直接請求に対する質疑前半
http://docs.google.com/Doc?id=dfvbdzkb_204fc7m9kc4
②住民投票の直接請求に対する質疑後半
http://docs.google.com/Doc?id=dfvbdzkb_206f6nmkwp5
③住民投票の直接請求に対する議員討論
http://docs.google.com/View?docid=dfvbdzkb_207cnppzndk

詳しくは基地跡地利用市民連絡会のHPを

住民投票請求に賛成する議員の議論については、この間の市の計画に対する反対派の中の、学習活動、広報活動、さまざまな住民との接触を通じて、非常に豊かな内容になっている。
一方、住民投票の必要がないとしている議員は、非常に貧困な根拠で、未来に責任を背負うという姿勢がなく、公共事業を推進したいだけのつじつま合わせに終始している。

住民投票に反対した市議たちは、市民参加でまとめた最初の計画を、国の役人と県の役人と市の役人と市議だけで勝手に解釈して好き勝手に計画を書き替えたことを、計画の継続性があるのだ、と強弁している。しかし市民参加で作ったものの中には国家公務員宿舎の受け入れなどと書いていないし、シンボルロードなどという道路特定財源の流用など書いていない。事業用地も一部認めているがその場所も面積も全然違う。変えるなら一定の市民参加や市民合意が必要なのに、何の手続きもしないでやっている。そのことを問題ないなどと強弁することは、市民に対する背任である。背任とは、泥棒である。

何よりの開発推進派の市長出身の会派に所属しているくせに、それを隠して中立派を装い、何度か私のところに「有権者と意見交換をして判断したいと思います」などというメールを送りつけた市議がいた。よく言うよと思った。今回の市議会の討論を見ていると、やはり最初から全く後ろ向きの人だったということがわかる。

獅子倉議員の反対討論は噴飯ものである。400億も市費を使う計画の住民投票を求めているのに、住民投票には2000万もかかると反対している。2000万をけちって、400億の使途を真剣に考えることを放棄することは、経済観念がないと言わざるを得ない。家族に工務店経営者がおられるようだが、どういう経営しているのか聞いてみたい。

住民投票を否定した市議や市長は、しきりに土地が民間業者に渡る、などという根拠のない話を流して市民を脅かしている。しかし、今の計画だって土地こそ市のものになっても、PFI方式の採用だとかで、うわものの建築物は市のものになるかどうかも怪しい。商業施設を入れたり、住宅開発も併設するなどと計画のはしはしには出ていることから、市のカネ使って土地を取得しても、ほんとうに市民みんなのものになる保障などどこにもない。
みんな・公のものになるということは、所有権の問題ではない。みんなが自分のものと思える土地になるかどうかである。そのためには使途について住民の判断が必要だし、所有権の問題よりも、土地利用規制の方が重要な課題である。市長与党は社会的なことなど考えたことのない連中ばかりだから社会的規制という考え方を知らないのだろう。
所有権こそ朝霞市のものでも、特定の業者だけが好き勝手に開発するのであれば、そんなものは市民のものというものではない。税金を使って一部の人のための施設を作っていると言わざるを得ない。

●よかったことは、大量の傍聴人が市議会に足を運んだことである。このまちの重大なことがどのように決まるのか、関心を持つ市民が増えたことは、みんなのための市役所、みんなのための朝霞市をつくるための大切な第一歩である。
情報を隠し、わけのわからない論理で市民を煙に巻き、「任せとけ」の一言で勝手なことをやる人たちを放置しておくとこんなことになると痛いほど市民はわかったと思う。

●塩味市政のもと、朝霞市は住民参加が進んだと思ったが、まだ制度的保障についてはこれからだということがわかったと思う。富岡市長は今回の経験から、多分もっと市民参加を後退させていくと私は予測している。地域福祉計画の経験から、市役所の都合のよいこと、基地跡地の開発計画を膨らます市民参加だけは熱心にすると思うが。

●朝霞市がこのまま市民無視で基地跡地の開発に乗り出し等未来にはどなうるのか、5月25日に自治体財政の学習会をする予定。詳しく決定したときに、ご紹介します。

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コメント

 複合施設建設で朝霞市が当てにしている「まちづくり交付金」の6割は、話題の道路特定財源! 本当に当てにしていいのでしょうかね。
 公務員宿舎には不用論が出ていますが、数年後にはなくなるかもしれません。そうなったら、民間売却の可能性があるので、それを当てに建設を推進したい人たちもいるのでは?

投稿: shimin | 2008.04.24 02:46

道路特定財源なんですよね。

朝霞市は地方交付税の不交付団体ですし、さしたる補助根拠のない国のカネをあてにしてろくな結果がないことは目に見えていますよね。

国の公共事業に群がる官僚たち(特に技術系官僚)は、後から借金返済を国が面倒みてやる、と言って自治体に仕事を押し込んでくるわけです(で、受注業者からの跳ね返りを政治家や高級官僚で分配している)。

しかし、地方交付税は、財源によって交付額が按分されていく仕組みなので、財源を切られると約束された借金返しのための交付税が十分におりてこなくなります。それで満足に面倒みてもらえないのが、ここ10年の自治体の扱われ方で、朝霞市もそんなところに足を突っ込んでどうするつもりなんだろうかと思います。

富岡一派は、儲けるだけ儲けて、8年かそこら市長をやって、トンヅラするつもりでしょうが、残された市民や市職員、次以降の市長が苦労することになるでしょう。

それにしてもそういう殿ご乱心を止められない市職員というのもだらしないものです。後年財政危機になったら、真っ先に給与カットを受けるでしょうね。組合にも冷ややかで、外からの接触も嫌がるような人たちが、非常事態に誰が救ってくれるのでしょうか。最近別件でそんなことをまざまざと見ることがありました。覚悟すべきです。

投稿: 管理人 | 2008.04.26 07:11

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