4/14 今朝のNHKニュース・10分以上も反北朝鮮報道
けさのNHKのニュース、チベット暴動、道路特定財源の報道が続いたあと、北朝鮮の制裁継続にからんだ金正日の台所事情の報道で9分、韓国で日本占領時代の建築が見直されているという報道が3分、あわせて12分もイデオロギー報道が続いた。
こういう状態が連日続いていたのが安倍政権のときであった。安倍晋三事務所の秘書たちのマスコミへの訴訟の乱発、監督官庁のトップ、当時の菅義偉総務相のさまざまな「経営改革」を求めるブラフがかけられるたびに、30分のニュースのうち7~10分が反北朝鮮報道にあてられた。
最近、古森経営委員長(富士フイルムHDCEO)が国益放送をせよ、と騒ぎ出してからこういうことを続いている。どこかですでに放送されたような北朝鮮のどうでもいいような情報を、毎日のようにだらだらと流されるから食傷気味である。
さらに、韓国で見直される日本占領時代の建築などという根拠のないニュース(その建築物が評価されていることと、日本占領時代の建築が優秀だったという話とは別物じゃないかと思うんだが)も流されて、ナショナリストの自己満足感を刺激していた。あほくさ。間に映っていた映像のなかには昔の妓楼があって笑ってしまったが。
10分近くを1つのニュースを流すというのは、テレビニュースとしては異常なことである。その陰でもっと大事なニュースが放送されていない可能性もある。安倍政権のときも、数々の強行採決が続いた国会審議の報道はカットされ、野党に関する報道はほとんど封殺されていた。国会審議も質問する野党議員はカットされ、与党議員の質問や政府側の答弁ばかりが流された。
こういうのが国益放送というものなのだろうか。
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