3/1 国家公務員宿舎建設反対の請願に市議会は議論の「強制終了」
29日、朝霞市議会で、基地跡地に国家公務員宿舎の建設に反対する請願が、否決された。
市議会の委員会(専門的に議論する分科会)で議論した結果を報告をする委員長の野本市議が、質疑に対して「流れで採決」という発言をしたことから、小山市議が審議不十分を指摘し再度委員会での議論を求めたのに対して、共産党3人(堀内、斎藤、石川)、市民ネット2人(田辺、藤井)、小山市議に加えて、神谷市議、公明党のうち3市議(篠原、浦川、本山)が賛成したが、進政会、明政会(旧民主クラブ)、獅子倉、公明党の利根川市議が反対して、10対12で否決され、再度の議論をせずに採決されることになった(1市議は欠席)。
請願の採決では、市民ネットの田辺、藤井市議は、性急な採決に抗議し退席、討論の結果、篠原、浦川市議も退席して採決が行われ、否決された。
今回、委員会の再付託と請願そのものの採決をめぐって、公明党が真剣に悩んで判断が分かれたということが、この問題の市民感情の重さを表していると思う。一方、明政会の小池正訓氏は、請願に反対し、基地跡地に国家公務員宿舎を建設することに反対しない理由として、跡地利用を推進するために議会がごちゃごちゃ言うべきではない、ということを表明。判断を棚上げしてしまっていることに、市議会与党会派のチェック能力の低下を見ざるを得ない。
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