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2008.02.29

2/29 政治家がマスコミ規制を口にするな、みっともない。

この選挙区の早川議員、ブログで書くことが暴走気味。野党が予算案について審議時間が足りないとくさしているが、諸外国は半年ぐらいかけて、議会で修正を加えながら採決に運ぶ。
国民にとって見えない財務省に面倒くさい調整をやらせて、その完成品だけを審議にかけることがいいのか、根源的な問い直しがない。与党が野党に言うべきは、予算委員会にふさわしい審議をしたかどうかであり、もしそれを与党が野党に言うなら、与党も国会での予算修正にいつでもしなやかに応じるべきなのだろう。

続いて、マスコミの権力性を断じ、人権擁護法案をマスコミ規制のためなら成立させてもよい、などと冗談半分であったが書いている。冗談でも言ってはいけないことではないかと思う。人権擁護法案の存在の重みと、政治がやるマスコミ規制の重みを体感しているのだろうか。

安倍内閣時代には、菅義偉を通して、しつこいぐらいマスコミへの圧力をぶちあげて、連日、ネタも続かないのにニュース番組では北朝鮮批判が流れ、国会審議は野党議員が露出しないようにしていた。不自然なニュース番組ばかりだった。あの状態が続いて、選挙での言論は規制されているわ、マスコミも規制されているわでは、まともな民主主義が機能しなくなることは時間の問題だったと思う。

さらに日本では、与党よりの広告代理店一社が市場の半分を掌握し、そこが自民党の広告代理店をやっている。さらに政府のタウンミーティングなどの運営受託などで便宜を受けてきたこともある。今でさえ、広告代理店がマスコミ規制を実質的にやっているという指摘もある。課題は広告代理店の独占排除と競争原理の導入である。政治家が軽々にマスコミ規制を言うものではないし、絶対に行動してはならない。

●今日、マスコミの世論誘導にのせられた方から、クレーム電話をいただいた。私たち労働組合が年金財源をねこばばした言いがかりで、お金を返せ、という抗議電話である。社会の効率を妨げているのは労働組合がすべて悪い、という世論誘導は本当に成功していると思う。でもマスコミ規制をしていいなど、私は絶対に思わない。

●朝日新聞のネット情報「アサヒコム」の記者が、私の仕事について簡単な電話取材をした。予備取材のようなニュアンス。記事にする前に一報くれと言ったのに、勝手に記事にされた。しかも、あたまとおしりが私の勤務先の労組と一字違いのまぎらわしい共産党系労組の活躍に挟んだ内容である。その前に受けた共同通信の丁寧さとは大違い。情報料を読者から取れないネット記事の限界か。

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2008.02.26

2/26 プリンスホテルの開き直り

プリンスホテルが日教組の教研集会の使用を直前になって拒否した事件で、プリンスホテルが記者会見したが、謝罪はなしで、開き直る一方、どうしようもない。

プリンスホテルは、右翼が来ることの説明不足を言って開き直っているが、日教組の教研集会に右翼が集まるなんてことは、イベント業界や貸館業をやっている人間なら常識だ。新聞やテレビを見ていれば、わかろうものだ。それで契約しておいて、説明聞いてやばいとすぐ解約すればまだしも、契約してから何ヶ月も放置して、代替地が探せないようなタイミングで解約するのに、弁解の余地はない。

脱税や偽名株で世間を騒がせておいて、今度は裁判所の決定を無視とは、不透明な企業運営だった堤義明時代のままの反社会的な企業である。日教組はたっぷり損害賠償を請求すべきだろう。

連合は、労働組合の武器である同盟罷業と同じような手段を使って圧力をかけ続けるべきで、加盟組合や組合員には、長期的に使用不可とすべきである。同様に、西武鉄道系のグループ企業の利用も差し控えるべきだろう。

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2008.02.24

2/24 朝日の通勤電車混雑の記事

朝日に通勤電車の混雑率の記事。
ここにある混雑率の表を見ると、オフピーク通勤、就労人口減で、大きく低下していることがわかる。東上線は混雑率最下位。有名だった痴漢事件も少なくなったという。痴漢事件は沿線の民度のように言われるが、あまり関係ない。混雑率と痴漢事件は比例関係にある。数字ほどの実感はないが、少し空いてきたなぁ、という実感はある。

先日、東上線の電車の定員を見たら1両155人になっていた。昔は140人ぐらいと書いてあったように思うので、混雑率を下げるためにサバを読んでいるのではないか。混雑率が高いと、官民挙げて輸送力増強を迫られ、鉄道会社の固定費を押し上げる。定期券で乗ってくる人のために通勤混雑のためだけに投資しても元が取れない。

混雑率の上がっている路線について、沿線開発理由に挙げているが、それだけではない。田園都市線、東西線、京王線などは、複々線化など抜本的な輸送力増強の対策を取っていない路線である。田園都市線は近々複々線化するので、少し改善しそうだが、東西線や京王線は何も手を打っていないので、運用で誤魔化すしかない。ということはノロノロ運転・遅延の常態化が続くということになるだろう。とくに京王線は、上乗せ運賃で前集めしていた資金を値下げして乗客に返してしまっている。永遠に輸送力増強はしませんと宣言している。大きく下がっている京成、東武本線、東武東上線は、輸送力増強もあるが、格差社会による東京通勤者の忌避に問題があるんじゃないかと思っている。家を売って終わり、という沿線開発から、教育や文化まで含めた沿線開発をやっていかないと、利用客はますます減っていくと思う。
利用客が減ってくれると、短期的には混雑が減るというメリットがあるが、長期的には、鉄道会社が設備投資を控えざるを得ないので、輸送力増強は取り組まれなくなるのは間違いない。

●有楽町線が混雑率の高い方にランクされてきている。21路線中5位。京王線や東横線より混んでいる。やっぱり本数が少ない。朝はまだしも、日中や夕方は間隔が空きすぎる。夜間は東上線の川越より先より少ない。小竹向原で行き先が二股に分かれるので接続電車があるが、それを案内せず、2本待て、3本待てと案内する。西武と東武と営団がダイヤの繰り返しパターンの時間をそろえていないので、接続がかみ合わず、その待ち時間で時間がかかるし、間隔が不均等になる。東京の地下鉄とは思えない。この会社の経営陣は地下鉄を使って通勤をしているのだろうか。自社製品のみすぼらしさを痛感してほしい。

●通勤電車で混雑で嫌な思いをし、こういうのぐらい税金で何とかできないものかなどと憤って電車を降りると、永田町やその周辺駅の広告には、道路を通せとか、新幹線を待っているとか、乗客の気分を逆立てることばかりが出ている。道路特定財源の議論もそうだが、この国は月給取りそっちのけの議論しかされていない。

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2/23 プリンスホテル事件の珍問答

カテゴリーは政治になるが、法学論争だと思う。

プリンスホテルが日教組の教研集会を一方的にドタキャンした事件について、国会で質疑応答があった。質問に立った山ノ井和則議員は、「法の支配がいきとどかないことについて問題だと思わないか」と質疑し、それに対する法務大臣鳩山邦夫は、「法治国家としてあるまじき」と答弁している。

日本国憲法は、我が国の法体系を法治国家と定義していない。法の支配と定義している。法治国家とは、悪法は法なりという国でいる。憲法は基本法でしかなく優位性を認めない考え方である。そこから導き出されるのは、官僚支配の予定調和性を肯定する考え方でいる。日本国憲法は、憲法の優位性を強く位置づけ、違憲立法審査があり、そういう意味では、悪法は法であってはならないとしている。そういう意味では法治国家ではなく、法の支配を国是としている。

そういうことでこの質疑応答を見ると、とても興味深い。集会結社の自由は、人類普遍の価値として捉えている山ノ井議員の質問に対して、鳩山大臣は、ドタキャンを正当化する法律がありさえすれば教研集会をドタキャンをしても構わない、と答弁しているのだ。

ところが山ノ井議員は、この次の質問で、法治国家と言ってしまっている。多分、最初の質問は法律を知っている人がこさえたのだと思うが、次の質問は法律を知らない人が考えた質問なのだろう。

重ねて言うが、我が国は法治国家ではない。悪法は法でないとする法の支配の国である。

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2/23 道路特定財源・片山元鳥取県知事のインタビュー

きょうの朝日新聞の3面道路特定財源での片山善博元鳥取県知事のインタビュー記事がいい。

特定財源は、自治体が横流しして他に使ってしまう恐れがある時には有効だが、国も自治体も「道路は必要だ」と言っているのだから、使い道を縛る意味はない。誰を縛るのか。実は、国民を縛っている。国民が「教育に使ってくれ」と言えない仕組みを作ってる。それは、民主主義ではない。(中略)道路が要るか要らないかという議論はほとんど無意味。要る道路は要るし、要らない道路は要らない。1本ごとに審査し、教育など他の施策とどちらが優先度が高いか議論すればいい。

です。必要な道路だから財源使途を縛るというのは、民主主義ではありません。

一方で、朝霞のシンボルロードは必要な道路なんだろうか。深夜、暴走族のたまり場にしかならないものに使う特定財源はいらないと思うのだが。

さらに道路特定財源の仕組みをうまく説明し、道路特定財源の維持を求めた地方6団体を批判している。

道路整備はやりやすい仕組みになっている。学校図書館に司書を配置するにはまるまるお金がかかり、100円で100円の事業しかできない。道路は100円あれば、補助金や起債で500円以上の事業ができる。だがやりすぎだ。地方6団体は総務省の外郭団体。情けない。この間まで、三位一体改革で「一般財源化しろ、自由をよこせ」と言ってきた人たちが「道路にしか使えないように縛って、縛って」。緊縛趣味のマゾヒストですよ。政府の後ろ盾があって、みなと一緒のことをやっているのが楽でいいんだ。

民主党の案については

税率は下げるが地方の道路を造れるようにするというのはまやかしだ。税率下げるなら、道路整備もペースダウンしなければおかしい。
とも批判している。

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2/23 議会傍聴メモ入手、市議会改革の請願は各党持ち帰り継続審議へ

市議会の改革請願を議論する2月22日の市議会委員会の傍聴メモが手に入る。
結論から言うと、与党会派多数の判断で継続審議になり、請願は採択も否決もされずに持ち越されることになる。

傍聴メモでは、最初に議案を議員に示す時期が遅いことと、議員の質問予定通告の締切が早いことが野党議員から指摘され議論されている。与党会派の議員は、おしなべて「今までどおりでいい」という発言をしている。野党議員の指摘では、議案の提示が締切より後のようで、これは問題だろう。議案が提示されて、問題点や課題を精査して、質問や討論の内容を考えるわけで、質問通告を早めに締切り、間に合わない質問については答弁でほとんど無視しながら、議案が締切を守らないで議員に示されているとしたら、これはアンフェアな議会運営をしているということである。野党に考える時間を与えないで、市役所がやりたい放題やれるということである。これでは議会がチェックできるわけがない。与党議員も、「今まででいい」などと呑気なこと言っていていいのかと思う。自分のところに情報が遅く入り、しかしレスポンスは早くしてくれなどというのは、市役所になめられているということだ。それとも早々と非公式な情報を流出させてもらっているのだろうか。そうであれば市役所は不公正な行政をやっているということである。

さらに質問は、文書持参かFAXだけとなっており、いまどきメールではダメということである。多分質問には答弁原稿が作られることから、答弁原稿を作るために、もらった文書やFAXを打ち直しているのだろう。恐ろしく議会事務局または答弁を作成する担当部課はムダな事務作業をしていると思う。こんなことにいちいち良いの悪いの言うこと自体、仕事に対する感覚がおかしい。きちんと必要な情報が簡便な手段で入ればどんな伝達手段でもいいはずだ。
あるいは朝霞市役所お得意の人の質問内容を勝手に要約して(つまり要約というかたちで市役所の都合の悪くない質問に希望的観測をまぜて書き直して)から答弁原稿を作っているのだろうか。議会の市側の答弁がどうもずれていると感じるのはこのせいか。

この後、議長から傍聴席の一部を報道専用にしたいという提案がされる。マスコミが市議会なんか取材していたことなんかあるかな。大新聞の地方欄、埼玉新聞、朝霞市議会のことは載ったことがない。私が前回傍聴したときなど、結構大事な節目の日だったけども、マスコミ関係者なんかいなかった。傍聴者の数を少しでも減らそうという魂胆じゃないのだろうか。そんなことより、与党議員も、自分の支持者の傍聴動員とかやったらどうだろうか。自分の仕事ぶりも見てもらわないで、敵対会派の議員の傍聴者に制限を課そうという発想が、民主主義じゃない。どうしても報道専用席を作りたいなら、それも税金でのサービスである。マスコミにちゃんと取材に来ることを条件にすべきだろう。

田辺議員が、以前助役が傍聴が増えたらモニターを付けるという話をしていたことを持ち出して、報道専用席設置をするならモニター設置を求めるが、議長はかたくなに拒否する。ここもずれている。きちんとした市役所なら、議場中継を全庁舎に配信している。それぞれの部課に関連する質問と答弁がどのように行われたか、確認するためである。
それから、最近は、議場中継ではなくて、インターネットによる記事映像の公開を行っている自治体も多い。朝霞市はベッドタウンなのだから、後からの確認ができない中継ではなくて、インターネットによる議事映像公開をすべきだと思う。自治体議会改革フォーラムなどは、具体的にインターネットによる公開が望ましい、と指摘しているのだから、田辺市議もそこまで思慮をめぐらせて指摘すればベストだったと思うが、昼間人口としか付き合わないでいると中継でとどまってしまうのか。
この際、議長の答弁に「万人に権利があるからといって、万人が遂行できるわけではない」と回答している。これは権利に対するとんでもない考え方である。「できるわけない」とするのは自由と民主主義を否定する考え方である。「万人に権利があるからといって、万人が遂行できないから障害を取り除かなくてはならない」というのが民主主義の番人である議長のとるべき言葉である。
権利とは、遂行できるよう保障されるべきもので、例えば、「土地の所有権があるからと所有権を遂行できるわけではない」などという論理は成り立たない。不見識な発言と言わざるを得ない。

次に傍聴席と議員控え室の間のドアが施錠されていることの問題が取り上げられるが、議長は通例であると一蹴した。この態度も問題である。立法を行う場所は、法律や通例を変える場所であるということを忘却したやり方である。法律や通例を守るべきは行政や司法であり、立法は、法律や通例を、合意によって作ったり変えたりする場所である。門前払いは問題ある。しかもその通例は文章化されているものでもないようで、議長は、改めてそのルールを作るなどと言っている。どこの議会に、傍聴者が議員とコミュニケーションを取りにくくしていることが正しいなどというところがあるだろうか。今どき、暴徒が押し寄せるようなことがあるとも思えず、むしろ議員と市民のコミュニケーションが活発であるべきだろうと思うのに。多数派の与党会派の議員が、支援者に傍聴をお願いしていないことがこ歓迎してないことが弊害になっている。支持者が傍聴に来れば、当然、議員のところにあいさつに行ったりする。そういうことから市議会は市民と近くなり、保守も革新も市民の共通利益をベースにした議論ができる。市民と遊離したところで、与党野党で言い合いをするから、不毛で形式的な対立しか出てこない。市民と議員との壁になるものは1つでも少ない方がいい。そういう改革を求めたい。

最後に議会改革を市民参加でやってほしいという請願事項について議論になる。与党会派は自らが正す改革をしてから、と逃げようとする。主権者と関係のないところで制度いじりをするから、ダメだし改革にならないと思う。市役所より市民に近いところに議員がある、と胸を張って言えるような改革のやり方をしてほしいものだ。

改革の請願については、継続審議とし、各会派で持ち帰って議論するとことになるが、それについて小山議員が会派のしばりではなく、全員協議会で自由討議をしたらどうかと提案しているが、スルーされる。議会の改革は会派のメンツよりも個々の議員の良心の問題のように思う。小山議員の提案は聞くに値するものではないだろうか。会派で縛ってしまうと、与党に大会派があり、そこが議長を出している以上、なかなか素直な議論にならないように思う。

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2008.02.23

2/22 本を乱読

デモ行進をしたり、会議に出たりする間の移動に、本を乱読。

神野直彦「財政ってなんだろう」(岩波ジュニア新書)を読む。財政の考え方が整理されていてわかりやすい。中学生には難しい。高校生でもどうか。財政の専門書を読む前に読む本として最適だと思う。これを読むと最近の朝霞市の財政運営が、論理的に滅茶苦茶であることがよくわかる。神野さんの評価が高まっている中、それに背く動きをするということは、ババを引かされるということなのか。

琉球新報「不屈・瀬長亀次郎日記」を読む。琉球立法院議員、那覇市長、衆議院議員を務めた人物。米軍占領下の沖縄での、理不尽かつ前近代的な人民党への弾圧のもとでの、政治家瀬長氏の生き様が面白い。人民党は共産主義運動と一線を画していたが、復帰後、共産党に合流する。米軍とつるんで人民党を弾圧し社会大衆党を抑圧していた頃の保守政党が「民主党」という名称で、沖縄で民主党が力を持てない背景かな、などと考えたりする。抱えている背景事情がある沖縄で無理に民主党が勢力拡大するのも、どうかとは思う。

このほか、馳星周「M」を読む。筆力がすごい。

●官庁街をデモ行進したが、唐家旋氏来日に抗議する右翼対策で、警備警察も落ち着かない様子だった。

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2008.02.19

2/19 子育て支援団体が長田百合子講演会のチラシを配っている

朝霞青年会議所が、悪徳教育者、長田百合子を講師に呼んで講演会をするという話が飛んできた。

Jcosada

ひきこもりなど弱い方の問題児を本人の同意もなく保護者から強制的に預かり、同じ服を着せて、狭い部屋に押し込め、恫喝し続ける長田氏のやり方について、異様と思わない方がおかしい。
そうした長田百合子氏の教育実践については、過去の記事で批判してきた。
2005.5.7戸塚ヨットスクールふたたび
2006.7.8埼玉のエリート教員は長田百合子に鍛えられるらしい

私以外も、長田百合子で検索すると、様々な問題を指摘する意見が次々に出てくる。その内容は単にイデオロギーの問題ではなく、教育者としての適格性が問われるものである。ちなみに同じような教育実践をしながら、どういうわけか仲違いして別の施設を運営していた妹は、預かった26歳の青年に教育と称して暴行を行い殺害している。

こうした講演のちらしを、子育てネットワーク系団体が配布していたというのだから、びっくり。こんなものを配ることに協力するような団体だったっけ。おかしな人の講演を誘い合いながら、組織の神経を鈍らせていく。地域社会とは恐いものである。

※3/7付記
後日、ビラを紹介した団体のメンバーから私に連絡がありました。
① 団体として、HP上で市内の子育て関係のイベントを頼まれれば選別せずに紹介していること、
② ちらしの配布は個人として依頼を受け行ったことだったが、配布の際に誤解を招いたかも知れない、
という説明をいただきました。

団体の運営に関わる立場と、個人という立場を使い分けることは難しいことです。紹介する内容に問題が少なければ難しいこと考えずにどんどん紹介して問題は起きませんが、講師の個性や色が強すぎる場合や対立する問題の一方の立場に立つものについては、紹介した側の立場を問われ大変です。そのバランスが難しいものです。また紹介するものの内容の審査のために団体での意思決定が重たくなると、肝心の活動がおろそかになってしまう副作用もあります。団体の運営の中心的なメンバーはそうした大変な立場にあります。

●この講演会、入場無料となっている。ちらしには市役所の後援と大きく書かれている。まさか税金をこの反社会的なおばはんの謝礼に使っててるんじゃないだろうね。四市の市議たちはチェックした方がいいんじゃないか。もし公的資金が使われているとすれば、子育ては親の責任で行政に頼るのは税金のムダだなんて言っている長田を支持している人たちが、税金使って自分たちの思想宣伝をやっていることになる。これは矛盾である。しかもJCという資産家の息子たちの団体が、自腹で運動していないということにもなる。

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2/19 締切ぎりぎり・基地跡地に関する意見を市に提出する

基地跡地利用に関するパブリックコメントを提出した。

朝霞市基地跡地利用整備計画に対する意見

自然保護に関する部分では、市民運動の人たちが精一杯書いていると思うので、地下水のことに限定。物事の決まり方、税金の使い道としての妥当性、建設されたもののその後について批判を加えた。

●先日、この基地跡地利用に関する市の案に反対している人たちの集まるある会合で、パブリックコメントを書いたり、街頭で反対を訴えることが意味がない、と批判し、法律にのっとった意思決定プロセスしか意味がないのだとけなす人がいた。私はその考え方は間違っていると思う。法律にのっとった意思決定プロセスに噛むことは大事だが、権力を持って施策を遂行する人に対抗する立場にある人は、それだけでは絶対に取り込まれる。権力の方が打つ手をいっぱい持っているし、情報量もある。
それに対抗するためには、多くの人に働きかけ訴えていき、同じ主張をしてくれる味方を増やしていくこと、正しいことを言い続けることだ。それのどこが意味がないのか逆に聞いてみたい。変に幅の広いところを見せようと賛成派と仲良くしようととて筋を曲げて仲間うちをけなすような品のないことの方が問題だろう。同じ穴のむじななんだから、目的が共有できているなら、けなしあうのではなく、得意分野を生かしあえばいいのである。
このグループ、いつか市の主催した地域活動の講座で、若い講師をいじめていじっていたことを思い出す。ものわかりの良い方も、頑固な方も。退職老人たちどうしの確執には苦労する。

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2/19 ガソリン税だけ介護に使っていけないのか

日中、公務員関係労組の連合組織からヒアリングを受ける。うーんとうなるような話。何だろうか「任用」へのこだわりは。労使自治をもっと大切にしよう、と思う。

その後同業他社?が非正規労働者の組合員化に取り組むというので、意見交換をする。

●宮崎県で行われた、菅直人、麻生渡、東国原英夫の討論をニュースで見る。

道路特定財源維持派の麻生、東国原は、一般財源化を、介護に使われる、流用、流用としきりに批判するが、酒税をバー建設やたばこ税を新幹線禁煙車の維持に使えと言っているようなバカな論理である。道路だけが聖域であるべき理由はない。きちんと国会で議論して一般会計予算として検討すべきものである。他の税金で「流用」でないものなどあるかと思う。

民主党も暫定税率を下げるなどと言わずに、一般財源化だけ言えば説得力が生まれたのに、と暫定税率の廃止ではなく、一般財源化と国交省の不透明な意思決定システムを指摘した今日の菅氏の発言を聞いていて思う。

麻生や東国原の話はまったくあほくさい議論である。税金が対価であるなら、政府なんていらないという話になる。

●東国原を見ていると、芸能人が正義の御旗を振りかざすと、ろくなことはないと思う。

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2008.02.18

2/18 新座市議選の結果

昨日あった新座市議選、26議席中公明7共産6民主3の政党公認組は全員当選。民主県議系列の無所属の平松、島田も当選。独立系の高邑も当選で、保守系無所属は7議席。都市部で保守系無所属はこれくらいでいい。それにしても公明党と共産党の多いまちだ。両党が連立組めば半数で、これは新座市議会が始まって以来。議席を減らしたことの逆効果ではないか。

友人の平松大祐さんは議席を守る。都市住民に合うわかりやすい主張、まじめで誠実、イデオロギーにこだわらない交友関係、ルックスの良さと腰の低さが高い評価を得ていると思う。
一方、この地域の革新系無所属で最も元気だった星川一恵さんは次点で落選。朝霞市政の古い体質に憤ってくれ、小山朝霞市議の当選のためにがんばっていたし、足繁く朝霞市議会を傍聴して、どこがまずいか指摘してくださったので、そのことで票集めが足りなかったとしたら申し訳ない気持ちだ。朝霞に戻ってきたばかりの頃、数少ない社会党出身の民主党政治家として親しくさせていただいた田中市議が引退したのがさびしい思い。また住民票の住所のことで足をひっぱられまくった志木駅南口の商店街から出ていた尾崎市議も引退。最後の1期は人権問題とたたかい、このブログでも何度も紹介させていただいたので、これも寂しい。

星川さん中田さん以外の落選組の顔ぶれを見ていると、駅頭でがんばっていた人も多かったと思う。

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2008.02.17

2/17 道路利権よりの報道特集

報道特集で道路特定財源の報道。

道路特定財源を維持しようとする側は、全国各地でたくさんの集会をやっている。参加者の交通費、会場代、よく出てくるなぁ、と思う。自発的に払っているとしても、その人たちが自腹を切る根拠って何だろうか。マスコミにも対策費がいきわたっているようで、道路特定財源維持の側に形勢がよい。道路特定財源という財政を歪める制度を維持することに勢いがついて、まったく嘆かわしい。

民主党は、本筋の主張であった道路特定財源の一般財源化や地方財源化に加えて、マイカー族の票をカネで買うがごときのガソリン税を値下げする、イナカ選出議員の支持土建屋を不安にさせないがための必要な道路を造る、という主張をまぜこんで、自民党の伊吹氏に「連立方程式は解けない」と言われてしまって、ガソリン値下げを核とする国民へのアピールは長期戦に持たないだろう。

報道特集では、宮崎の高速道路建設、福岡八女の朧大橋、横浜市の踏切をめぐる地域事情を取り上げながら問題提起していたが、道路利権には批判がなく、民主党批判に終始したように思う。稚拙な民主党も民主党だけども、道路利権に批判がなくて、この議論のバランスは悪すぎる。

宮崎の高速道路建設の話がいまいちわからない。話が変である。道路特定財源で建設されることが前提で、地方重視か地方軽視かみたいな議論設定されているが、高速道路はそもそも通行料で建設されるものではなかったのか。猪瀬直樹や大宅映子が自民党応援団になってやった道路公団を民営化はそういう目的ではなかったのか。税金で建設したもので民間企業が収益を上げることが認められているのなら、あの改革は税金の節約には全く役にたっていなかったということなのか。わからない。

都市部でも、ということで横浜市の踏切が開かないと麻生太郎氏が演説する姿を映し、都会の人にも道路特定財源が必要であるかのような見せ方をしていた。
しかし本質はそこにない。横浜市は富裕自治体で、道路特定財源でばらまく道路工事にひっついてくる地方負担分を自腹でやらなくてはならない。工事用の周辺用地の確保も地価が高くて難しい。これも工事後の空き地を鉄道沿線の道路整備として道路特定財源で手当されるようだが、それも地方負担分がある。道路特定財源を維持すればするほど富裕自治体の開かずの踏切は解消しない。

こうして道路利権側に近寄った報道を見ると、TBSに何らかの工作があったことは容易に読みとれる。ドジな菅直人氏を揶揄するような報道の仕方も、そういうことなのだろう。

また、道路がなくって不便だというのは絵にしやすいけど、地方財政とか、道路以外の地域振興とか道路建設の犠牲になっている人たちの課題は、直接的なイメージをつなげる映像になりにくい。そこが道路利権には追い風になっている。これは公共工事に関する議論すべてそうである。この構図は道路や橋や新幹線ばかりではない。
児童館を建設すると子どものたになっているように見えるけど、子どもたちにどんな遊びをしてもらいたい、という議論から行政施策を議論することは、ほとんどみられないのと同じだ。

●朝霞市の作ろうとしているよさこいダンスの披露の場となることが予定されるシンボルロードも、国負担分は道路特定財源である。全国のドライバーのみなさん、ごめんなさい。あのひとけのないところに幅50メートルの遊歩道を造ったら、暴走族や非行少年の集会場になることは時間の問題だろう。貴重な税金を使って治安を悪化させることの意味を問わなくてはならない。

●道路のことばっかり政治は議論しているが、交通問題はそれだけか。私は毎日満員電車で仕事に通い、国に税金を納め、それが全国にばらまかれている。私の住む自治体は「富裕自治体」だから、国税の恩恵なんか全くない。その上、数年後には大量の国家公務員が流れ込んできて、その家族のおかげで自然環境、景観、教育事情や保育事情、医療事情はまた悪化する。無認可保育所で持ち出しの税金を払うのが続く。
イナカモンは、道路がなければにぎわいがなくなるとか、趣味みたいなことばかり言っているが、私たち都会人は働くために体を犠牲にして満員の通勤電車にほとんど毎日乗っても、その輸送力増強は遅々として進まない。まして税金が使われるのは極めて限定的で、国で面倒みてくれるのは建設費の利息の一部だけである。それ以外は私たちの運賃で賄っている。もっと快適な通勤電車があれば、毎週月曜日に満員電車の中で体調を崩す人もいなくなるだろうし、そのことでの遅刻もなくなる。サラリーマンに蓄積されていく健康障害もだいぶ軽減される。車内のトラブルだって痴漢だって際だって減る。生産のために使う公共財なのに、税金が使われていない。道路特定財源で地域振興だ、格差是正だなどと言っているバカは、いいご身分だと思う。
道路建設で正当化される地域振興は、地方独自財源や地方交付税の充実で、自治体が自由な判断で、道路以外の方法とも比較検討しながら主体的にやるべきで、国にお願いして箇所付け含めてうやうやしくお伺いを立ててそのまちに必要なことをやってもらうようなことでいいのかと思う。

●道路特定財源に批判的な友人が、ネット上で東国原知事を批判したら、たくさんの批判攻撃にあう。道路を造って欲しいなら、一般財源で他の予算と優先順位を議論して造ってもらえばいいんであって、特定財源などという戦争中の軍事予算みたいな扱いをしろという道路特定財源維持派の議論が歪んでいる。国交省のどこに、戦前の軍隊の統帥権ような議会や内閣に独立した権力を与えられているのか。
相手が東国原だからやられたという面も考えたい。テレビに出ている人がいい人で、出ていない人が悪い人、という有権者の無意識の選別が政治の質を大きく落としているように思う。話は広がるが「せんたく」新党もだが、芸能人知事の横行に政治的危機を感じざるを得ない。あれは大政翼賛会の予兆か、できの悪い民主党の二番煎じみたいな政党ができるだけである。

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2/17 国土交通省の北朝鮮並みのセンス

ミュージカル「みちぶしん」が道路特定財源の流用として問題になっている。いろいろ考えることがある。

●国が丸抱えで国策宣伝のために芸術活動を利用していることは、北朝鮮のプロパガンダミュージカルを笑えない。北朝鮮に厳しい態度を取るのが国是なら、北朝鮮並みのこうしたみっともないことをやめるべきだろう。さらには、舞台役者が次々に与党応援団に入ったり、与党から立候補するからくりは、税金丸抱えの芸術活動の抱え込みがあるからだろう。

●この演劇、財政的には、道路特定財源の中でやっていることが問題になっているが、そのことを追及すると、一般財源から使うことになるのではないか。国土交通省の宿舎にしてもそう。建設費以外の道路がらみのコストを一般会計の負担にしてますます道路特定財源を聖域化することはなしにしてもらいたい。

●この事例に限らず、税金丸抱えの文化活動が多いように思う。地域で芸術活動をやっている人、市民活動をやっている人、やたら国・県・市の協賛をもらいたがる。それって何なのと聞くと、数万円の補助金をもらうことのようだ。保育園使って税金納めて、市職員に税金泥棒扱いされている身からすると、好きなことやって税金もらっている人に割り切れない思いでいる。行政の手先として市民活動したいのか、と言いたい。
彼らはもっとオブラートで包んだ言い方をしているが、簡単に言うと「いいことやっているんだからカネもらって当たり前だろう」という理屈である。その延長に今回の国策ミュージカルがある。このミュージカルを正当化しているのは国土交通省が主犯だが、道路建設を推進したい業者を中心にした有権者も共犯関係にある。いいこと宣伝するのだからこれくらいのいいことはいいだろう、という論理である。その裏側に、道路建設の推進のために予算を犠牲にされている人たちのことなんか、これっぽっちも考えていない。そういう想像力の貧困さが、いいことやっても利権化と行政の手先にしかならない公共があるのではないか。

●また、国策ミュージカルをありがたく見てしまう背景には、東京とその他の地方との文化格差がとても大きいことがある。地方では映画すら見ることもままならない。献身的な、半ばNPO的にやっている興業主がいる街だけ、何とかマイナー映画が上映されている。それが可能なのは、政令指定都市とその資格を持つ規模の都市まで。演劇に至っては、地方では惨憺たる状況だ。劇団四季の巡業をありがたく見るしかない。政界ルートに劇団四季のタダ券が良く出回っているみたいだし、何か国策のにおいもする。
それ以下の地方の人にとって文化は、テレビか郷土芸能しかない。郷土芸能ったって、もう殆ど断絶していて、今さらナショナリズムやローかリズムが流行しているが、結局褌締めて太鼓叩くしかなくなるか、ヤンキー文化丸出しのよさこい系の祭か、町内会のヒエラルキー丸出しの盆踊りしか、対置する文化がないのはやむを得ない。
それに対して、東京の情報誌系の女は、異様なまでマニアックに絵画や演劇を知っていて煮ても焼いても食えない(セクハラ表現かな)。地方にいる文化系の女は趣味も食べていくこともままならないから、東京に出るか、パラサイトシングルしてしょっちゅう東京に行くしかない。これはどうしたらいいんだろう。ほんとうに難しい。

●蘇民祭が終わったようだ。そのポスターがセクハラだとかなんだとかで一悶着あった。胸毛の生えている男の画像がセクハラというのは、男の胸毛がセクシュァリティーの対象だと告白しているようなものではないか。どっちがセクハラなのだろうか。ほんとうにあほくさい騒動であった。セクハラ表現の定義が、最もフェミ系の人たちが拒絶すべき村社会さながらのムードで断罪されていることに嫌なものを感じることがある。

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2008.02.15

2/15 プリンスホテルを使うのをやめよう

日教組の教研集会を、一方的にドタキャンし裁判所の命令にもしたがわないプリンスホテルに対して、連合は不使用を呼びかけ始めた。
労働界も含めて日教組に冷ややかな社会風潮の中で、よくやってくれた対応だと思う。労働運動の敵に、労働組合員の払ってくれた組合費を垂れ流すのは愚挙である。

今回の報道で分かったが、プリンスホテルが一方的にキャンセルしたことは、ホールの貸出だけではない。日教組組合員の宿泊までやっている。あまりにも悪質である。

昨日の朝日新聞の投稿で橋爪大三郎氏がこの事件について「村社会文化の横行を映す」と指摘している。そのなかで「ホテルマンの道義にもがっかりだ。いったん約束したら、体を張ってでも客を守るのがホテルの責任のはず。「周辺や他の客の迷惑」よりも、日教組の利益を考えるべきだろう。見ず知らずの客との契約を絶対とすべきホテルが、近所の迷惑などと言い始める江戸時代の発想では困るのだ」「村社会のような組織文化を何とかしないと、日本は本当に危ない」と書いている。もちろん、それに対抗する日教組が外との連携をせず、内々の交渉にとどめてしまったことも村社会の対応と残念がりながら。

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2/15 鞄で殴られても、一丁前の労働者として扱われるように

仕事で、厚生労働省の前で街宣車でアジテーションしていたら、通行人に鞄でなぐられた。びっくりした。しかし、これまでの選挙の体験でそれと似たようなことは時々あり(首都圏だけだが)、平然と続けていたら、大阪や兵庫からきた組合員が激怒していて、そちらをなだめる方が骨折った。

でも後で、これは選挙じゃないんだから、大阪や兵庫の組合員の言うように、相手を捕まえて警察に突き出すぐらい怒るべきだったと、後悔。相手は卑怯者だからだ。

何せ、皇民党事件以降、街宣活動を制限されている区域で、警察に事情徴収ぐらいされることは覚悟してやっていたのだから。

●で、今日やった行動は、地方自治体で雇われているパート労働者の雇用保護を求めた行動。
地方公務員法では、政治的任官で地方自治体が左右されないよう、正規職員に対しては、きちんとした雇用保護がされている一方、パート職員には、解雇やりたい放題の制度になっている。民間の場合、使いたいだけ使ったパート労働者を解雇すると、裁判で復職を命じさせることができるが、自治体のパート職員には、一切、そうした保護はない。
労働基準監督局は、せいぜい話を聴いてくれればいい方。多くは門前払いだし、地方公務員法を管轄している総務省は、今自治体の最前線の仕事はほとんどパート職員によって担われていることを百も承知で、パート労働力が存在することはそもそもいけないことだと言って、こちらも自治体の実情に合った制度改定をしようとしない。

労働者を保護するさまざまな法制、監督行政から抜け落ちて、不安定とたたかいながら現場の仕事をしているのが自治体のパート職員である。

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2/15 ピントはずれの首相の新待機児童ゼロ作戦

首相が新しく新待機児童ゼロ作戦をやるという。4つあるうち3つがピントはずれである。
①子育て経験者を保育ママとして養成する
ベビーシッターを普及させようというものだが、密室の家庭内保育を、専門的教育を十分に受けていない人がやることの問題は大きい。日本社会の伝統は、子どもが群れて遊ぶことにある。強調されすぎる保護者責任の延長で在宅の保育をクローズアップさせることは、何か大きな踏み間違いをするように思えてならない。また我が国では保育士は不足しているのではなく、余っているのであり、劣悪な労働条件を忌避したり、就業を阻害する配偶者などの圧力で、労働力が十分に供給されないのが現実である。
この上、低賃金労働者が保育業界に流入すれば、ますます資格をとるのがばかばかしくなり、保育の質の低下や、スタッフ不足の悪循環は避けられないと思う。
②企業内保育所を地域開放する
やや的を得ているが、そもそも企業内保育所が少なく、企業がブランドイメージを作るために、誰も利用しない企業内保育所を都心においている程度の話である。待機児童ゼロに対する寄与は少ない。ただしその考え方そのものが間違っているわけではなく、企業内保育所がキャリアウーマンを中心に期待されているが、実際には、社宅にあなたは住みますか、ということと同じような問題を抱えているのではないかと思う。であるなら、地域の人々に開放する方が得策である。川崎市に富士通の労使がお金を出し合って作った保育所があるが、ここは最初から地域開放している。
③幼稚園と保育所の所管を内閣府に移し、一元的に運用する
長い目標として一元運用はいいが、現実に保育所に入れない問題が解決しないうちに一元運用されたら、専業主婦が子どもを預けて、土日も就労せざるを得ない保護者が保育所を使えないわ、施設は私立学校のように専業主婦文化に染め上げられるわ、ろくなことはないように思う。また政治的な動向に左右されやすい内閣府の管轄にすることはとても危険に思う。
④宅勤務普及のためモデル事業を推進する
これぐらいがまとも。でも日本の企業風土の良さも壊す可能性が大きい。個人情報保護法や、最近、企業が従業員にやたら強調する守秘義務みたいなことも緩和させていかないと、在宅で仕事をするなど容易なことではない。

基本的に保育所が足りないし、母性神話に踊らされたイデオロギーで運営されていることが、今日の問題に対応できないことになっている。そのことへの徹底的な問題提起がない限り、小手先の対応をしていも待機児童などなくらならない。

●北川・東国原の「せんたく」に安倍晋三の意をくんで総務大臣としてマスコミ弾圧に取り組んだ菅義偉が参加したという。気持ち悪い。若手だ改革だとファシズムのようなことをするのだろうか。超党派と称する美名のもとに寄って立つ立場をかなぐりすてて、勧善懲悪ですべての善を独占しようとする、大政翼賛会的運動に危機感を感じている。

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2008.02.14

2/14 広報あさかの議会報告に質問議員名が掲載された

先に行われた市議選に向けた11月に、私は仲間と「今後の朝霞市を考える会」をつくり、議会改革の必要性を訴えるキャンペーンを行った。それに反応してか、あるいは12月議会で議会改革の請願が提出されたためか、少し前進がみられた。
今日配布された、広報あさかでは定例議会が終わるたびに質疑応答の要約が掲載されている。これまで議員名がなかったものが、12月定例議会を掲載した今回号から、質問した議員名を掲載するようになった。分量も増えている。こうした民主主義の基本にたちかえった改革はほんとうに喜ばしい。合意に向けて動いた議会に賛辞を述べたい。
ただし、12月議会でもいくつかの議案が採決されているが、その賛成議員、反対議員についてはまだ掲載されていない。さらなる改革を求めていきたい。

●「今後の朝霞市を考える会」次回3月20日に、議会傍聴をしたメンバーによる、朝霞市議会の課題について考える会を持つ予定です。詳しくは、今後の朝霞市を考える会のホームページでお知らせします。

●広報あさかでDV防止のキャンペーンで「異性間暴力」という言葉を使っているのがひっかかる。知人のゲイは、DVが異性に限った話ではないし、関係性や被害者の重さという意味では、同性パートナーも同じような問題を抱えているのは変わりないという。もう少し視野を広げてもらいたい。
それでも今回、DV被害にあったときに、どのような施策がとられているのか、メニュー化して示したことは評価したい。

●朝霞駅北口が東口に変わるらしい。志木も再開発で東口に変わった。北口というのはイメージが悪いのだろうか。

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2/13 障害者の就労がもてはやされる影で・知的障害者への強制労働がある

札幌で、知的障害者に強制労働させていた食堂経営者がいたことがわかった。3日に1回の公衆浴場の入場券と飲食店の残飯の現物支給で働かせていたということで、保護者たちも就労の場が与えられていたという「幸運」のために何も言えなかったという。さらにこの経営者は、障害者年金もだまし取っていた疑いもあるらしい。

前から、知的障害者を食い物にする人たちはあちこちにいて、左翼セクトのニセ募金、性的奴隷、こうした強制労働まで、ちょっと障害者問題にかかわっている人ならみんな一度は聞いている。

しかし、なかなか当事者によりそう問題解決が進まないでいる。収容型ではない知的障害者の社会的な居場所がまだまだ作られていないからだ。

バリアフリーの意識が普及して、就労できる障害者がいることが「発見」されて、少しずつ社会に生きる居場所が見つかるようになってきたが、その一方で、障害者は健常者並みの就労をしなければならないという強迫観念も強くなってきている。障害者と接したこともない人は、例の「がんばれば報われる」小泉構造改革思想で福祉を語りたがる傾向は否めないし、そうした障害者の美化の仕方で、見事なほど脳天気に障害者福祉はムダだと言い切ってしまう人もいる。
もちろん一般就労ができるに越したことはないが、身体的、能力的に、健常者と同じ働きを求めることは土台無理な人も多い。介助者や器具の改良でもまだ難しい人もいる。そういう就労が無理な人たちにあわせる社会参加のあり方について、これまで何とか作業所が補ってきたが、昨年の障害者自立支援法で小規模作業所に対する助成が大きく削られ、完全な就労か、完全な福祉の保護か、どちらかを選ばざるを得なくなってしまっている。

再び、知的障害者は、就労の場があると甘言を弄してひどいことをする人にいいように利用される危険性にさらされる状況になっていると言わなくてはならない。

またこうした被害が発生したときの、本人たちの権利擁護システムが全然できていない。私が以前地域福祉計画で福祉オンブズマンの設置と専門家の配置を求めたところ、税金の無駄遣いと言い切る人がいた。そんなもんなのだ。マジョリティーというものは。
こうした問題は、奇特な弁護士が善意でやってくれるだけで、札幌だからこそ浮かび上がったと言える。最近、企業舎弟に位置づけられてしまった弁護士は、企業のない地方都市や低所得者の多いベッドタウンにはほとんどいないため、これらの地域ではたまたま障害を持ってしまった人は、人権侵害にまったく丸裸でいるのだ。

●鳩山法相が、鹿児島の公選法違反の被告が全員無罪になった件について「冤罪」ではないと発言。アルカイダ発言といい、問題が多い。鳩山ブラザーズで何か動きが始まっているようだが、勘弁してもらいたい。

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2/13 地下鉄が来ない・来たと思ったら混雑→遅延→混雑の悪循環

東京メトロの運営する地下鉄、発車するときに駅員による安全確認が行われている。営団地下鉄だった時代、これについて、行政監察局からムダと指摘されている。私は必ずしもそうは思わないが、不十分な要員でやっている限りは、電車遅延の原因ではないかと思って、最近、イラついている。しかも、同じ時間に上り下り同時にホームに進入したときに、その駅員の判断が、終点に近くて影響の少ない電車を先に発車させたりして、まだまだこれから客が乗ってくる駅がある電車の発車確認ができないで遅延するとなると、いったいどんな判断しているんだと言いたくもなる。あまり数を目撃していないが、毎度、永田町駅の駅員の捌きが悪く新木場行ばかり定時に発車させて、ここから遅延が起きているように思う。

と細かいことにイライラするのも、私の使っている有楽町線は、朝のラッシュ時間以外極端に本数が少ない。
夕方や夜間などひどいもので、1分遅れると、朝のラッシュよりもひどい混雑になることもあって、混雑が遅延を呼び、遅延が混雑を呼ぶ悪循環に陥る。根本的な解決は、他の私鉄路線並みに本数を増やしてもらうことだが、東京メトロはけちな会社で、なかなか本数を増やさない。せめて遅延をせずに、遅延と混雑が悪循環しないようにしてもらいたいのだが、発車確認程度のことで、混雑がひどくなることは毎度うんざりするのだ。

●地下鉄の本数の問題で言うと、こんな話があったという。
戦前、最初に開業した浅草から新橋までの東京地下鉄に、東急コンツェルンが、経営する渋谷から新橋までの地下鉄とが相互乗り入れを強要する。東京地下鉄は、新橋から品川まで延長して京急と乗り入れをしたい、渋谷から乗り入れてくると、浅草から品川までの2分間隔の運転ができなくなる、と反論して断ろうとしたが、五島東急におしきられて、乗り入れが強要され、東京地下鉄自体も五島ペースで経営させられることになったという話。
この中で、戦前の地下鉄が2分間隔で運転していたことがわかる。路面電車がもっと本数が多かったから、これくらい本数を増やさないと、乗客がいなかったのだろう。
ところが戦後は、これが3分になったり6分になったり、有楽町線でいえば20分近く来ないこともあったりして、実質サービスダウンとなっている。うろ覚えの本の話だが、都市の鉄道は、戦中と終戦直後の車両や電力不足で本数や速度のサービスダウンが行われ、そのまま戦後定着したという話をきいたことがある。

話は戻し、確かに2両編成の地下鉄が2分間隔で走るなら、6両編成の地下鉄を6分間隔で走らせるのと輸送力は同じだから、その方が運転士や車掌の数も減らせて経営的に合理的とは言える。
しかし、地下鉄って都会の乗り物だろ、と思ったりもするし、全国各地の都市交通が、路面電車から地下鉄に転換した途端、経営が悪化するのは、輸送力換算で見合わないので、本数を減らすことに原因がある。札幌でも未だに並行するバス路線の利用者は多いし、なかなか来ないし階段の多い地下鉄は面倒くさいからマイカーに乗り換える人はもっと多い。
そんなことを考えながら、何分も待たせ、たまにやってくると大混雑している有楽町線というのは、どういうことなのか、と考えてしまう。

●どうでもいいことだが、東京メトロのホームページで、東京メトロ発のニュースに冒頭、必ず社長名が入っているが、どういうわけか社長の梅崎寿という人の名前だけ2倍にしている。個人崇拝の臭いがしていやなものだ。

●独裁者というと、東武の根津3代目も相当ひどいのか。彼が社長になってから分社化が激しく進んで、子会社では労働に関するトラブルも起きた。駅や保線施設での組合旗や組合横断幕などの掲揚が減って、今年から完全になくなった。禁止されているのだろう。被害は社内だけではない。それから電車が明らかに汚くなった。古いとかそういうのではなく、清掃されていない。床泥だらけ、天井かびだらけの電車が多い。乗客に要求することも増えた。今流行のブランド化運動のなのか、フリーペーパーばかり種類は多いが、残念なことに公団・都営住宅と地元不動産屋の乱開発に任せた沿線開発の結果として、沿線に魅力的な店が少ないので、東上線から行きにくい、港区や品川区の店の掲載が多い。
調べたついでに分かったことだが、先代の嘉一郎氏は、東証上場企業で社長在任期間が最も長く53年という。びっくり。

●ワキのしまりのない人間が増えたと思う。朝の電車では、髪をかき上げるおばちゃんに何回もエルボ食らったし、帰りの電車ではポケットに手を突っ込んだままのおっさんが隣に座ってきて、何度も脇腹にエルボを食らった。この時代、電車のないようなところで育った田舎者が中年になっているので、都会の作法のしらないおっさんが増えた。肩を抜いて座れないのは、田舎者だと思う。

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2008.02.11

2/11 地方財政の分権が無視し続けられている

●岩国市長選挙で、艦載機基地誘致反対派の現職が破れたとたんに、支払いを停止していた基地交付金の再会を国が決定する。道路特定財源の議論から、基地交付金まで、財政の地方自治や地方分権をないがしろにする議論がまかり通っていることに危機感を持つ。与党の言うことを聞く市長だけが交付金をもらえるような事態は、あまり好ましくない。戦前はもっとそうしたことが露骨に行われていたので、左右のリベラリストは政党無用論につながったことを忘れてはならない。

日本の地方財政調整制度は、第二次世界大戦中に、戦費調達のために税源を地方から国に移管する中で始まっている。それまでは、民政党、政友会の二大政党が勝つたびに、それぞれの勝者が、財政に困窮する地方自治体を補助金で利益誘導を行った。地方財政調整制度は、政党無用論から出てきたものであることを十分認識した上で、戦後も国に依存しなければ地方財政が運営できない状況はそのままにおかれ、自動的な財政調整制度の地方交付税、国の推進する事業の経費負担という意味の補助金、そして国の言うことを聞いてくれたら出てくる交付金を使い分けて、自治体を締め付ける構図がなかなか変わらない。
道路特定財源も、それが国がアメとムチで地方自治体をコントロールするための一つの有効な武器にされてしまっていることを何も議論せず、損得だけの暫定税率と、情緒的な地方切捨て論が対決している構図は、何か間違っている。

●朝霞市も、膨大な借金をこさえて推進する基地跡地利用でのシビックコア構想は、岩国市と同じように国の言いなりの自治体になる状況におかれる危険性を持つ。さらには、本当の危機的な財政状況に慣れていない自治体であるだけに、相当厳しい結果が待ち受けている。市長や幹部市職員たちは住民を人質に教育や福祉の質の低下として我慢を強いてくるだろう。私はそんなことに覚悟できないと思う。

●きょうの東京新聞の山口二郎氏の橋下大阪府知事に対する皮肉は笑った。岩国で敗れた井原氏に、防衛問題に関しては自治体の長が反対する権利はない、憲法を勉強しなおしたらどうか、と批判したことを受けて、山口二郎氏は、それなら大阪府内に沖縄の基地機能をすべて移転させたらよろしい、と書いている。そういう覚悟があって井原氏を批判するならたいしたものだが、基地が移転してきて、こそこそやるぐらいなら、天につばするとはこういうことだ。それとも、俺ならもっと要領よくやる、というたたきあげエリート特有のうぬぼれなのだろうか。

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2008.02.10

2/10 新座市議選が始まる

年額数千円だが固定資産税を払っている新座市の市議選が始まった。候補者に、若い人もいれば、退職者の転身組もあり、自由人もあれば、組織人もあり、土地持ちの名士もいれば、新自由主義者もいれば、サヨクもおり、よりどりみどりでレパートリーが多いことがうらやましい。同じような風土、同じような地域事情にもかかわらず、朝霞とどうしてこうも違うのか、比べてしまう。

市政に対する風通しがよいのだろうか。朝霞にいると、市民活動が行政の機嫌お伺いばかりして萎縮しているし、もともと何も譲歩するつもりもない市役所に媚をうる運動家もいたりして、ほんとうにやりにくい。

朝霞市の市議選の傾向は、実は4年前の新座市議選の結果に出ていて、このときは、数少ない民主公認、若手無所属、公明党が上位を独占し、共産党がなんとか全員当選を果たしている。そして、それ以下の数字で、保守系無所属の足の引っ張り合いで選挙結果が決まっていた。

候補者が多彩に出て、政党政治も機能しながら、与党が議会の過半数を握りながらも、保守が不和を起こすと簡単に過半数割れになるという新座市の市議会の勢力構造は、朝霞地区4市の政治構造をもっとも先取りして進んでいるセンサーであるように感じることがある。

●山口県岩国市長選挙で、井原勝介現市長が落選。重要課題の自治体選挙は気を抜くことができないことを運動家は肝に銘じておく必要がある。

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2/9 橋下大阪府知事のおとなげなさ

自分の責任か相手の責任かあいまいな社会常識を、強引に相手が悪い理屈にするところがおとな気ない。NHKバッシングを利用するところも、首長としてあまり好ましい態度ではない。

●日本会議のHPは面白いところだ。右翼チックな主張をしているのならその思想にすりあわせて、特定の政治家を評価したりこきおろしたりすべきなのに、特定の政治家がすきか嫌いかから情報が始まっている。
とくに、与党野党が激突する選挙が増えると、立候補の経緯においての社民党や共産党などの敵対党派のアンチテーゼで動いていて、連日の橋下知事への礼賛記事も、ほんとうに橋下の考えや政策が日本の伝統的なものを大切にするひとたちに合致しているのか、検証されたものとは感じられない。すべての公共施設の見直しの一環として女性センターの廃止を出してきたものを、あたかも伝統的な家族観の復興運動の一環であるかのような捉え方は、いずれがっかりするようなことになるんじゃないかと思う。

●オバマ氏の著書を読んでみたけど、オバマ氏の1950年代の成功体験と社会の安定に戻そうという感覚は、米国版「国民新党」ではないかと感じた。社会的統合や平和の大切さ、医療保険改革を訴えるスタンスは左よりなんだけども、家族観なんかは、モラルある家族の復興みたいな価値観が前面に出ていて、安部晋三的な感じがした。選挙戦術もPR会社と広告代理店を駆使するやり方をやめたり、好人物かつ骨のある人だということはわかるんだが。最近、NHKがやたらオバマ氏をヨイショしているのが気になる。ヒラリーも気に入らないけど。家族観を読むと、古森経営委員長が好きそうな感じだ。

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2008.02.09

2/8 生活保護110番の運営者が本を刊行

奈良の橿原神宮の近くに出張。明日香村の近く。それで思い出が真夜中に食べたラーメンがうまかったなどという程度しかないのが情けない。

橿原市というのは、奈良県全体にとってもっとも中心の位置にあるようで、県の出先機関が多いという。
逆に、奈良市が奈良県の北東端にあり、新幹線のある今は東京や大阪からは便利なところだが、奈良盆地だけで考えると交通の不便なところだと実感する。平城遷都の意味を考える。

●帰路、新幹線が喫煙車の隣の車両のドア際になる。煙くて煙くて、車掌にクレームを言う。席を変えてくれるかなと期待したが、やはり無理だった。

●いろいろな事情で迷惑をかけてしまう可能性があるので、このブログにはあまりリンクを貼っていませんが、最初のリンクである、福祉情報の「生活保護110番」の運営者が、本を出した。「生活保護vsワーキングプア」(PHP新書)。生活保護110番の運営者の受け答えがよく、福祉における自立をどう考えたらよいのかということについていいセンスをしていたことと、生活保護について全く議論がされておらず、ケースワーカーのマニアックな議論しか目立たなかったので、リンクをした。
利用しやすい生活保護にすることが、かえって福祉コストを下げるのではないかという仮説を立てている。生活保護の実務の最前線にいると、何でここまで放置したの、と言いたくなるような深刻な事例が多く、そこから自立をめざしてもなかなか難しいという。
同書で紹介されている事例を読むと、いかにも日経新聞的な「自助努力」「自己責任」だけを強調するようなものの言い方が、無自覚な言論であるかということを教えられる。人生の不遇というのは、自分で回避できるものもあるが、おかれた状況からやむを得ずそうなることもある。たまたまうまくいっているのは、自分の判断が良かったから、などと誰が断言できるだろうか。

●北海道滝川市の豪邸に住む暴力団員に、市が生活保護費から、80キロ離れた札幌の病院への通院費として毎月何百万ものタクシー代を払っていたというニュースが流れる。
金額の異常さと、すすきので豪遊していたというから申請時の面談で健康状態もわかりそうで、その金で何人もの人を生活保護で救えたのかと思うと、おいおいという感じである。監査委員や弁護士などからさまざまな指摘を受けながらも支給の見直しをしなかったということは、市役所の要所要所の職員は弱みを握られて、よっぽどアンタッチャブルな人だったんだろうかと思う。しかし地方財政危機とか、社会保障の底割れとか言って、住民を脅かすくせに、自治体は特定の人のためにお金をだらだらと払い続けていたりする話はほかにもあるようだ。

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2008.02.05

2/4 新入社員は父母同伴で

高級住宅地を走る電車の終点(事実であるけど真実を表していないな)にある、首都圏のK市の職員組合を訪問。作業の協力を依頼する。
その市職員の労働組合は、少数派でよく頑張っている。どうして少数派になったのか聞いてみたところ、びっくりするような組合弾圧が過去に行われたことを聞いた。

70年代から80年代前半にかけてのその市の助役が、組合嫌いで組合弾圧に熱心だったという。
組合が集会をやっているところをVTRで盗撮して報告させることから始まり、新入職員の組合加入の勧誘を遠ざけるために入庁後2週間は父母同伴で出勤・退勤させたとか、お気に入りの職員を自らが役員を務めていた日中友好協会のあっせんの研修中国旅行に行かせたり、居住地、居住区ごとの親睦会を作らせて親睦会には組合加入者を排除して孤立させたりしたという。通常無料で行う組合費の給与天引きも、法外な手数料を組合に要求して断念させたこともあるという。

全国には自治体職員の労働組合がほとんど全市町村にあり、加入率も高い地域がある。そうしたところは、公務員労働組合は、本来の労働組合という面と同時に、公務員ソサエティとしての位置が自治体当局に認められている。そうしたところから見ると、びっくりするような話だ。

しかし、委員長さんに話を聴くと、そうして叩かれて闘っていた時代の方が組合運営はやりやすかった、今の当局は表向き組合を叩きはしないもののすまして組合に不利になることをするのでやりにくい、とおっしゃっていたことも印象的であった。

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2008.02.03

2/3 日教組教研集会の全体集会中止をめぐる声明・決議等

プリンスホテルの法令無視による被害で、日教組の教研集会の全体集会は開くことができなかったが、そのことに対する日教組の説明文や抗議声明、連合の声明を入手した。

連合事務局長談話

日教組「第57次教育研究全国集会参加のみなさんへ」

日教組「抗議決議」(本記事最後に掲載)

日教組の「抗議決議」では、プリンスホテルを「法治国家にあるまじきこと」と表現しているが、法治国家とは悪法も法という考え方である。日本は憲法で法治国家という考え方ではなく、憲法の精神に反する法は法でないとする「法の支配」という考え方をとっていると言われている。したがってプリンスホテルは「法の支配に背くあるまじきこと」と、もっと強く断罪できるのではないか。顧問弁護士に確認されたらいいと思う。

●日教組はどうしてこうも標的になるのかと思う。

右翼の行動隊の供給源である不良少年や神道系新興宗教にすがらなくてはならない境遇の青少年たちにとって、親と並んで人生に深く関わった人が学校教員で、その多くはインテリで中産階級のモデルのような生活水準で、「進歩的」「文化的」思考をしていたことが、異物として大きな印象を与えているのだろう。「ニッキョウソ」という固有名詞とその発する音感に対する忌避感や被害妄想につながっているのではないか(むかし、ニッキョウソについて真剣な顔で「日本共産党ソ連派?」と聞いてきた人もいた)。ある種、そうした人たちにとって、内実よりも記号化された反応の対象であろう。その風潮に、一部のインテリな右派が乗じているのだろう。
教育が人間を変えるなんて取ってつけた理由にすぎない。サヨク教員がサヨク教育をして社会を左傾化させているなんて、右翼の被害妄想モデルを証明することは限界がある。
不良少年や親の入る新興宗教の影響下にあった青少年にとって、人生で最初で最後に出会う左派系の人が学校教員だったということではないか。

というのも、日教組よりずっと左派的な労組はいくらでもあるし、全く別世界の共産党の全教という教員組合があるが、私の職場の近くに全教本部があるが、記憶では、ここに右翼の街宣車が集団で押し掛けてくるようになったのは、20世紀最後の年か21世紀最初の年からだと思う。それまでは一部の右翼が単発で何かに抗議にしに来るぐらいで、その通りに右翼が来るときは、環境問題で、はす向かいにある土建コンサルタント大手への抗議行動の方が多かったぐらいだ。

日教組にとって、良い境遇におかれなかった子どもたちに、文部科学省の枠組みの勉強させるだけではなく、労働法制や消費者教育、刑事訴訟法など、自分を守れることを義務教育カリキュラムに乗せていかない限り、引き続き、右翼の行動隊の供給源を作るのではないかと、よその労組のことだが、心配したりする。

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2008.02.01

2/1 西武鉄道グループの不買運動をしよう

本当に、プリンスホテルは日教組の教研集会の会場貸出契約を解除するとは驚いた。
合法の社会団体が、正当な対価を払っているにもかかわらず、会場を使用することを拒否すること自体、資本主義の考え方を否定するものである。しかも、このケースではプリンスホテルが一度は契約に合意しており、それを一方的な理由で直前に反古するのは、契約の考え方すら否定するものである。全く言い分がない。都内で3000人の会場を貸せる代替地を探すとなれば、契約解除を申し入れだ2ヵ月前にはほとんど不可能である。
しかしプリンスホテルの断固とした、資本主義や契約の考え方を否定する暴挙に、日教組は教研集会を断念させられた。

このことの持つ意味は大きい。右翼や暴力団が威圧すれば、会場を貸出さなくても、裁判を無視してもいいという先例ができた。

教研集会というと、日教組のサヨク教員養成研修みたいな印象が持たれている。しかし特定のいくつかの分科会以外は、実際には、満足な研修権を保障されていない教員に対する、再教育研修となっている部分もある。いじめ対策、学力低下、通学路の安全、そうした教育にまつわる社会的に関心の高い課題も、教研集会から発信された情報も多い。三流官庁の文部科学省が「教育の中立性」の名のもとに進める硬直した教育行政を何とか補い、教員の不満を爆発させないよう吸収してきた場でもある。そうしたものの社会的価値をもっと評価した方がいいと思う。

当然、連合傘下の労働組合は、プリンスホテル、西武鉄道グループの利用拒否運動をすべきだろう。

●杉並区和田中学校の夜間塾については、いろいろ議論を呼んでいる。私自身は、勉強嫌いな人に囲まれて育ったので、韓国の子みたいに深夜まで勉強を無理強いするような社会がどうか、と思っている。しかし、教育ママの多い地域事情なんだろうね。収入格差が、同じクラスの中で露骨な学力差になっちゃうんだろう。
そうは考えながらも、今回、都教委の介入を見て、教育の地方分権は必要だと痛感した。一昨年、義務教育費国庫負担制度の見直しが行われようとしたときに、国による教育権の保障を財政や水準の最低基準の議論にとどめず、国による画一的教育が再補強する論理として、左右ともに使ったことは問題だったと思う。

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