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2008.01.31

1/31 騙されてはいけない広報「あさか」の言わないウソ

広報「あさか」で、基地跡地利用の市の案がコストが安いというプロパガンダ記事が掲載されている。
今回、広報「あさか」でトクだと言っているのは土地取得費だけである。
しかし、何も建てないで国から安く土地取得をさせてもらえるものではなく、市の基地跡地利用整備計画で、国の国家公務員宿舎建設の見返り事業と称して、朝霞市の負担で、「シビックコア」と称してさまざまな建物を建てて使うことになっている。その建設費は200億円を超えるのではないかと言われいるが、そのことについて全く書かれていない。わざと「土地取得費」だけを問題にしているのだ。こういうやり方を「言わないウソ」という。

「シビックコア」として作られる建物は、築30年も満たない公共施設を全部移転させていくわけだから、民間であれば減価償却の残存価値のあるものをすべてごみにする話である。首都圏の人たちが地震を恐れる気持ちを利用して、「耐震性に問題がある」の一言で、その内実や、耐震強化工事との金額比較をしないで、押し切ろうとしている。これは税金のムダ遣いである。

財政的見地から市の計画がいいんだと、他の意見を無視し続けているが、財政的見地からは、いざとなれば転売できる土地取得費の高さよりも、最後はごみにしかならない建設費の浪費の方が問題である。土地取得費を抑えて、コンクリや鉄筋にお金を浪費する、それが財政的見地とは思えない。

パブリックコメントのさなかに、わざと一部の情報を隠して、誤解を招くようなことをすることは、行政の公正性に問題があると言わざるを得ない。

それから、修正意見や立ち止まって考えようとしないのは、何か計画に無理や悪さが働いているとしか思えない。過去、公害をまきちらしたり、環境を取り戻せないような壊し方をした公共工事の暴走では、行政が異議申し立てをする人たちに耳を貸さないやり方をしてきた。そして、そうした公共工事の周辺には、政治家や役人の疑惑がつきまとっていたのである。

朝霞市の未来を考えたら、この計画を止めようとしない政治家はなにがしかの利害にからんでいると思ってよい。

●市役所や保健所など移転させた後の公共施設の跡に、この地域の有力不動産屋がマンション開発するという噂が流れている。基地跡地の話は、利権まみれだ。そうしてマンションを買った市民を、いつも二級市民扱いするのだから、呆れた市役所である。

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