1/22 チケットレスがレシート4枚も受け取る
昨日、富山に日帰り出張。前社民党書記長を輩出した立派な地方組織を訪問。組合作りについていろいろ意見交換する。
往復ともANAに乗った。既成事実のようにチケットレスを利用させられ体験したが、チェックインで紙が2枚、荷物検査で1枚、改札で1枚レシート状の紙を渡され、レシートだらけ。往復で8枚も。荷物検査では、マイレージカードを出せばそのまま通れるかと思ったら、チェックインで渡された紙をかざせ、と言われて、あわてて鞄の中からもらったレシートを探す。何のためのチケットレスなのか分からない。
紙がなくなるはずのOA化が紙の需要を増やしているという皮肉な現象は、コピー用紙の古紙混入率の背景事情で浮かび上がったが、ここでも証明されたと思う。
●北川元三重県知事、そのまんま東宮崎県知事の「洗濯」、何か既視感。
与野党の「良心派」を党を超えてかきあつめて、絶対に善玉である改革派と、絶対に悪玉である守旧派という対抗軸を描こうとすることのばからしさは、1993年からの「政治改革」で思い知らされている。そういうことで「良心派」を束ねたって、メディアが作る虚像でしかなくって長続きしないものだ。
●それで思い出したけど、最近、マニュフェストを出す候補ほどいい加減な候補者のような感じがしている。もちろん以前は首長候補、政党は、選挙期間中の文書図画規制にあぐらを書いて有権者にまともな政策提示すらしてこなかったわけで、それよりは進歩していることを認めながら。
しかし、政策を羅列して実現時期を書くだけなら、それはマニュフェストと言わずにただの公約宣言でしかない。候補者や政党の問題意識や実現したい価値を位置づけて、解決すべき課題を示し、その上で個別政策の必要性を提示しながら、可能であれば時期や財源を示すべきで、時期や財源を示していればマニュフェストというのでは、官僚の政策を拾ってきて寄せ集め、少しだけ候補者のこだわりを加味すればいいことになる。
●ガソリン税引き下げにバカ騒ぎしている民主党も興ざめ。税金の無駄遣いをなくせば道路建設は今まで通りできるなどという党幹部の発言と、それに何の疑問も差し挟まず得々と宣伝している若手議員にうんざり。「無駄遣いをなくせば」という言葉の重みがどんどん無くなっている。「税金の無駄遣い」にどれだけの裏付けを取っているのか聞いてみたい。
公共事業の象徴である道路建設すら見直さないで、税金の無駄遣いをどこからなくすのかわからない。道路特定財源を触るんだから、どこかここか道路建設は我慢せざるを得ないだろう。それから、民主党の今の政策は先の衆院選で掲げた公明党の政策である。また25円そのままガソリン価格が下がるなんて、石油業界がそんなお人好しとは思えない。
そうした民主党の軽薄な態度への反発を利用して、そもそもの議論である道路特定財源の一般財源化をうやむやにしようとしている自民党もひどい。それに野合する一部民主党議員もお粗末。地方と都会の格差是正は地方交付税が担うべき問題で、道路特定財源がやるべきことではない。
やるべきことは道路特定財源を一般財源にして、選挙で審判を受けることすらない国土交通省官僚の所有財産から、選挙で辛うじて間接的に使途を左右できる国会の監視財産におくことである。それをやってからガソリン税の水準は議論すべきだろう。
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