10/4 富士フイルム社長がNHKに「美しい国・星」づくりを強要、いまだに
安倍晋三のお友だちの富士フイルムの社長がNHKの経営委員長になって、すでに終わったはずのNHKに対する政治介入(美しい国づくりとでも呼ぶか)をいまだに続けている。
選挙期間中に、NHKが偏向報道していると言わんばかりの批判をしたらしい。お友だちの晋三がマネジメントしていた自民党が敗北したことの腹いせなのだろうか。
私の目からは、選挙で自民党の敗北が確定するまで、相当与党よりの報道をNHKがしていたと思う。与党が失策するたびに、そのタイミングで報道する価値はないだろうと思えるような北朝鮮批判のプロパガンダ報道が流され、与党の失策をかき消そうとするような報道が行われていた。どちらがバランスを考えていないのだろうか。
この人物、「自虐史観」に対抗することを政治信条としている人物のようで、そういうものの見方をする人間は、国家や民族の求心力の維持の価値が最優先で、そのための作為的報道、作為的歴史歪曲などは、問題にならないらしい(あたかも旧ソ連の社会主義リアリズムのように)。一方で、その価値の危機とあらば、一切の価値の入った報道を許さないという態度を取る。左翼メディアでもないところに、偏向だバランスだと被害妄想も著しい。
そうしてつくられた「事実認識」によって、沖縄戦での民間人自決に関する軍関与も、教科書から抹殺されてしまった。妄想とは怖いものである。
この社長、自由と民主主義をゆがめる人物である。この社長の発言力を低下させ、引退に持ち込むためには富士フイルムの不買運動をすべきだと思う。工場を持つ街に住む者としては悩ましいが。
NHK経営委員長「放送バランス」発言、会長は不満あらわ NHK経営委員会の古森重隆委員長(富士フイルムホールディングス社長)が9月11日の経営委で、「選挙期間中の放送は、特にバランスを考えてほしい」と異例の要望を行い、NHK側が不快感を示していたことが4日、橋本元一会長の記者会見で明らかになった。
橋本会長は「心外だ。経営委も同じNHKであり、公共放送としての主体性を分かった組織であってほしい」と不満をあらわにした。
古森委員長は経営委の席上、NHK側に「選挙期間中の放送については、歴史ものなど微妙な政治的問題に結びつく可能性もあるため、いつも以上にご注意願いたい」と要望。橋本会長が「いつのどんな番組のことか」とただすと、古森委員長は「一般論として指摘した」と回答。橋本会長は「NHKは中立をめざし、自主自律(の精神)で放送に取り組んできている」と反論したという。
これについて、立教大の服部孝章教授(メディア法)は「経営委が番組内容に口を出してはいけないということはないが、現場の委縮を招きかねない。政治的な意図すら感じられる」と話している。
また、橋本会長は、受信料値下げを軸とした次期5か年経営計画案が承認されなかった審議のやり取りが、議事録に記載されていない点を批判。「経営委自身が議事録の(十分な)公開をNHK改革のポイントにあげている」と、9日の経営委で改善を求める方針だ。
(2007年10月4日20時29分 読売新聞)
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コメント
給油活動は憲法に違反すると散々言い続けてきた小沢代表がここにきて「私が政権を執ったらISAFに参加する」などとおっしゃっていますが、こんな党に付いていっていいんでしょうかね?
何でも国連の決議が出た時点で日本の主権は消えるので武力行使をしても憲法違反に当たらないなどと言っていますね。
民主党の考えでは日本国憲法よりも国連決議が優先される
というのでしょうか?そこのところをきちんとご説明してください。
富士フィルム社長の発言以上に問題だと思います。自民党よりも危険なことを言っていますよ。
投稿: ISAF参加? | 2007.10.08 09:42
私は民主党の人間ではないので、詳しい釈明は民主党の選挙区支部にでも求めてください。
富士フイルムの社長は、歴史の恣意的解釈とねつ造です。しかも議事録もなく、選挙もなく、権力者に反発さえしなければ何でも許される仕事です。そういう人がマスコミの報道について左右しようとしています。
小沢氏の考え方は、憲法の中での選択肢です。その上で選挙や国会論戦でダメだしもできます。所詮野党です。
どちらが危険なんでしょうかね。
それから小沢氏の提案は、憲法の枠内では、国連なら出せるけど、有志同盟ではダメだというものですから、護憲の立場での提案です。日本国憲法より国連決議を優先するというものではなく、憲法の枠内にするために国連決議が必要であり、あればいいという考え方ですね。
小沢氏が給油に反対しているのも、そもそもの自衛隊を海外に出す根拠を問うているわけで、給油<武力行使という現象面での重大さのとらえ方はわかりますが、それだけで考え方が曲がったなどと非難するのは、(与党支持者なら)小沢氏の言っていることの理解力が足りないか、(平和運動の側なら)小沢氏に対する読みが甘いか、どちらがではないかと思っています。
投稿: 管理人 | 2007.10.10 07:22
富士フィルム社長の発言に対する認識には意見の相違はございません。
しかしここの管理人さんは平和を愛する方だと思っていましたけど、あなたが選挙の手伝いをしている党は本気でISAFに参加するつもりなんですか?
それこそ戦前回帰、軍靴の音が聞こえてくるようです。ここではしばしば前原氏を非難していますけど、所詮小沢氏も元自民党の人間です。
日本を軍国主義に導こうとしている人たちとは手を切るべきです。このままでは自民党と大連立なんてことになって
憲法改悪への道へと突き進むだけですね。
本当に平和を愛しているなら社民党や共産党を応援するべきなのでは?
投稿: ISAF参加? | 2007.10.10 09:45
古森のNHK編集権への干渉発言にマスメディアは不感症か
☆4日のNHK会長記者会見後に見出しで取り上げたのは2紙のみ
読売新聞 - 2007年10月4日
NHK経営委員長「放送バランス」発言、会長は不満あらわ
朝日新聞 - 2007年10月5日
経営委、選挙期間の放送で注文 NHK会長「心外だ」
☆9日のNHK経営委員長記者会見後に見出しで取り上げたのは2紙のみ
東京新聞 - NHK経営委員長の“編集権介入”問題 『政治との距離』配慮欠く
中日新聞 - 「選挙中は注意」発言の古森経営委員長 編集権侵害を否定
投稿: ゴンベイ@オルタナティブ道具箱 | 2007.10.10 11:15
今日午後の会見でいよいよ小沢代表の本性が垣間見えましたな。
結局自民も民主も揃って憲法改悪を競ってるみたいですな。ISAF参加に反対する議員は離党しろなどとは、とんだ独裁者だこと。
社民党の福島党首も呆れ果てていましたよ。野党共闘にもひびが入るでしょうね。
当然です。軍国主義者のせいで可愛い娘や息子を戦場に送られるのはまっぴらですからね。
管理人さんはこれでも民主党を選挙で応援するのですか?
日本を戦争できる国にするつもりなのですか?絶対反対です!
投稿: ISAF参加? | 2007.10.10 22:42
ISAF参加?さん
私が民主党をどのように捉えているのか、そのカテゴリーもありますのでごゆっくりごらんください。
小沢氏の提案については、正直咀嚼するのに苦労していますが、過去、90年代中盤以降、旧社会党系を中心に、平和勢力と言われる側が政権を取る現実がないと言えなくなってきている中で、おしなべて当面は自衛隊を認め、軍縮を進め、将来構想としては主権国家の軍事力を棚上げして国連軍的なものに安全保障を委任していく、という構想を書いています。社会党を支持してきた各団体や労組がどのように安全保障政策を考えてきたのかお踏まえになった方がいいでしょう。(といっても社会党の文献資料が一気に社会的価値を失ってしまい、各地の図書館から抹殺されている現実もあり、なかなか調べられなくなっています)。
その文脈の中では、小沢氏の提案と与党への対決はその文脈にあり、危険と決めつけすぎるのは早急だと思います。
社民党や共産党を応援しろということですが、心情的にはわかりますが、それで世の中どう変わるのか私には全く理解できません。社会保障や環境政策では不勉強な部分もありますし、党運営の手続きの煩雑さやそれに起因する開かれない体質、結果として非民主的な運営に、あまりずぶずぶとははまりこみたくありません。また、ISAF参加?さんのように踏み絵を踏ますことばかりすることも嫌なところです。
現実的に、選挙で彼らが勝てなくなっている以上、民主・社民・国民新党のなかでどのようなバランス配分で政権を取るのか、ということだけが重要な感じがしています。
民主叩きだけをやって、支持者を社共がむしり取ったところで、結局は自民党がうはうはなだけなんです。それが戦後の野党が失敗し続けた歴史そのものです。
投稿: 管理人 | 2007.10.12 08:07
最後は何をおっしゃりたいのか良くわかりませんね。
何にせよ、民主党が政権を握ったところで自民に取って代わるだけでしょう。
相変わらず庶民を無視して改憲・増税路線に行くのですよ。
そんなところに加担するのは護憲派とは言えません。
福島党首のおっしゃっていることは至極当然で、自衛隊は違憲なんですよ。
民主党より社民党が政権を執る方が軍隊の放棄や米軍基地の撤退の可能性が高いと思います。
日の丸・君が代の強制はなくなりますし、アメリカや北朝鮮の核に対して堂々と反対できるようになり、世界の軍縮化・非核化が実現するんです。
安倍自民や小沢民主のような軍国主義者が党の代表をやっているところに護憲派のあなたが支援するのはおかしいですよ。
社民党や共産党が伸びるように応援するのが護憲運動でしょうに。
民主党の選挙応援をするんだったら、社民・共産系の市民運動・平和運動に参加して声高に憲法改悪反対と叫ぶこと
の方が遥かに有意義です。
そうした活動こそが左派政権誕生への道に繋がるんですよ!
投稿: ISAF参加? | 2007.10.14 10:03
ISAF参加?さん
最後の尻切れとんぼのコメント、消去し忘れでした。さきほど削除しましたのでご確認ください。
話の本題は、富士フイルムのCEOに対する批判だったと思いますが、そういうことにまでこじつけて民主批判をしようとする左派勢力の情けなさに、改めてがっかりする思いです。その批判力は、あなたの憎しみの対象である民主党や民主党のタカ派議員に対して直接、向けられたらどうでしょうか。これからは他のところでやってください。
自民が民主=第2自民になるだけじゃないかという議論がありますが、政権交代すらない中で、政策論争なんか起きようがないし、左派が発言力を得る隙間すらあかないのです。イギリスも1930年代、保守2大政党の後に労働党が伸張して、保守2大政党を克服した歴史もあります。
かつてのように、国会対策の中で、自民党の温情にすがって、膨大な年金運用金の利権を見逃すことで、野党が政策実現をしていくなどという時代は、中選挙区制でなくなったということだけではなく、華々しい経済成長が見込めない中、もうありえないのです。野党に成果を分けてやるほどの余力はありません。
増税路線と批判しますが、私はこれを肯定しています(次に使われ方の問題があります。これこそ政治で争われる問題です)。税金の安い国というのは、経済的弱者に自助努力を求める社会で、弱い人に過酷な社会です。その活力がいいという人が新自由主義者です。
日本では左派が新自由主義者を培養していると言っても過言ではありません。
日本は世界でも税金+社会保険料の負担が最も少ない国です。世界の左派政権は、おしなべて税負担を増やしています。それをきちんと分配にまわしています。
日本の場合、左派勢力が増税反対運動をやる、それである程度の支持を得られる、そのことでどうなるかと言えば、介護や医療、保育、通勤電車や地方都市のバスなど、生活インフラに関する運営コストが非常に抑制されています。
結果としてみんな将来不安で、塾や生命保険料に莫大なコストを払っています。自助努力を旨とする右派はそれでいいと思いますが、左派はそれに問題意識ぐらい必要じゃないでしょうか。
小泉構造改革も、左派勢力がまきちらした、増税=国民いじめみたいな単純な理屈をベースにした国民感情の上に成り立っています。
平和は誰もが願い、反対しません。しかしそれを踏み絵にして、正義の側に立って安住する運動をやって、あなたのように内ゲバに労力を費やしている限り、まぁ、日本には左派政権など永久にできないんでしょうかねぇ。
投稿: 管理人 | 2007.10.14 10:28
あなたのように権力を手に入れ、そこにしがみつければ主義主張を曲げても構わないと言う人は本当の護憲派とは言えませんね。
民主党には自民党を真正面から非難できる資格などはありませんよ。同じ路線なのですから。
増税を肯定するとは情けない。権力による庶民からの摂取を許すなど言語道断です!間違いなく国民いじめですよ。
増税をする前にまず自衛隊を解散させて武器・兵器を手放せば、軍事に費やしていた予算をまるまる福祉に当てられるでしょうに。
ただし、増税するなら大企業に実施するべきですね。そうすればほとんどの問題は解決しますよ。
戦争を生むのは資本です。資本主義が行き過ぎると破滅するだけです。結局はマルクス主義に立ち返るしかないんですよ。
投稿: ISAF参加? | 2007.10.15 18:05
富士フイルムの社長について話を聴いてみたいところなのに、イデオロギー論争に明け暮れてまぁまぁという感じがしますが、そろそろクロージングできそうなので、お答えしましょう。
ISAF参加?さん
小沢氏よりマイルドな菅党首時代にこそ、社共はぼろかすに民主を批判していたわけですが、どういう訳か、小沢党首になってから猫なで声ですっかり手なづけられて、共産党まで含めた選挙協力まで成立しそうな状況です。社共のメンタリティー、こだわりって何だったの?と思うのが最近の私の正直な気持ちです。やっぱりマッチョを待望していたんでしょうかね。まぁ雑感はさておき。
本当の護憲派かどうかなどと言われる筋合いはないように思います。本当の護憲派という定義は何ですか。そういう踏み絵とレッテル貼りばっかりやっているから左派はダメなんです。理論的には、護憲そのものは左派であることとは無関係です。左社+共が1950年代に入って護憲を言い出したに過ぎないことは、左派系の研究者でも最近認めている事実です。それまでの護憲派は吉田茂系の保守本流と、右社西尾派です。
相当憲法に則った思想を持っておられる自信があるようですが、あなたマルクス主義者でしょ。衣の下から鎧がなんとやらです。マルクス主義と日本国憲法にもとづく議会主義の両立なんて、できるんですかねぇ。
選挙で多数派が政権を担当し、その多数派の主義主張を施策に移していくというのが、憲法が想定している議会制民主主義であり、したがって議会に参加するすべての政治勢力が(連立も含めて)議席の過半数をどうやって獲得するのか、頭をひねって、いろいろな人に働きかけて努力するものだと思いますが、間違っていますでしょうか。権力を手にいれることそのものを非難するのはどうでしょうかね。西欧諸国に比べて著しく人権や民主主義の手続きに関して近代化が遅れた原因は左派勢力の権力欲の消化のしかたに怠慢があったのです。
また、議会主義で努力しない人たちが権力を手に入れてどこまでおぞましい社会をつくってきたのか、20世紀はそんな歴史だったんじゃないでしょうか。
増税は搾取だというのは、まさに新自由主義の基本的イデオロギーです。そういう立場ならもっと立派な思想家、理論家、実践家がいますので、そういう方に共鳴されてはどうでしょうか。
増税せずにどうやって持てる人から持てない人に配分を行うのですか。
もっともマルクス主義者は、階級矛盾が激化すると、来るべき社会主義革命がやってきてパラダイスがやってくると考えるわけですから、新古典派経済学を修正しようとするより、暴走を望むわけですよね?
私はそういう考え方を間違っていると思います。階級矛盾が激化する渦中にいる人たちはたまらない状態におかれるし、そんな予定調和の予言めいた話につきあわされて、苦しむのは普通に働いている人たちです。
話はもどし、「増税は庶民いじめ」などという現象しか見ない理屈によりかかって、庶民を守る左派だという格好つけが笑ってしまうのです(新自由主義のプロレタリアートがそういうこと言うなら理解します)。
大企業だけ増税、そんなうまい話ができれば私も最高だと思います(実際に私も今は大企業が多くの面で甘やかされている部分があると思います)。まぁ、無理でしょうね。
税ごとの課税配分というのは、インセンティブやるしかなくて、財政規模そのものは、特定の課税だけでふくらますことはあまり好ましくないやり方です。
法人税だけ増税するということの意味をもう一度問い返さなくてはなりません。庶民いじめという言葉が示すとおり、相対的な増税は懲罰に、相対的な減税は奨励に機能するわけです。とくに企業は日夜銭金の計算に勤しむ機能を持つわけで、もっとも敏感に反応するわけです。
お金は企業、政府、個人をぐるぐるまわっているわけで、そこに企業だけ重課税をすると目詰まりや矛盾を起こします。長いデフレ不況で、企業課税に依存する都道府県がおしなべて財政危機に陥ったのも、景気の浮き沈みに影響されやすい法人課税の危うさを教えてくれたものだと思います。
さらには、中堅企業と大企業の境目というのはどう判断するんですか。中小企業でも阿漕な守銭奴もいれば、大企業で良心的に商売をやって、利益がそこそこしか出ない企業もあるわけで、どちらを善悪と判断するのでしょうかね。
公平な分配が行われる大きな政府に立つなら、そうしたご都合主義から決別して、それぞれの適正な配分と負担を考えないと、リアリティーがありません。
投稿: 管理人 | 2007.10.15 20:01
自衛隊に関する考え方については
「防衛ハンドブック」が、まだ細々と
各党の見解を載せています。
また、政府見解として自衛隊が合憲である旨の
根拠も掲載しています。
古本屋で探せば、一山幾らで売っていると思います
護憲だ改憲だのと言う前に、基礎資料を読む事を
お勧めします。
投稿: この辺りの者 | 2007.10.17 14:35
もっとNHKの経営問題に関心を持ってほしいのにイデオロギー論争はうんざり、と言ったところですが。
防衛省の公式見解を押さえるのも大事ですが、合憲と解釈しなければ存立できない政府機関の公式見解の限界もふまえる必要はあります。和田春樹東大名誉教授や、社民党でも今川正美元衆議院議員など、そういう側もそういう側の専門家の論理もふまえる必要はあります。
投稿: 管理人 | 2007.10.17 19:52
>社民党でも今川正美元衆議院議員など、そういう側もそういう側の専門家の論理もふまえる必要はあります。
だからなぜあなたは社民党を応援しないのですか?
あなたも自衛隊は違憲だと思っているんでしょう?
あなたも所詮ブルジョアにすぎないですね。労働者の敵です。
投稿: ISAF参加? | 2007.10.22 21:26
ISAF参加?さん、あなたは富士フイルムCEOの回し者でしょ。彼の批判記事に、話のテーマにも理屈にもなっていないことを何度も書き散らすのは、CEOが最も喜びそうなことだからです。
言っていることが支離滅裂ですね。
何度も書いていますが、私は村山元首相が言っているように、自衛隊は合憲だと言っています。自衛隊が合憲としなければ、自衛隊をコントロールできませんし、違憲と定義してしまえば自衛隊を廃止するしかありませんから、国民の自発的な自衛権の発動による民兵組織の発生に怯えるか、自衛隊につじつま併せて改憲するしかなくなるからです。
社民党はその村山元首相の路線を否定しましたから、他の政策面での不満もありますが、安全保障政策面では民主党同様、無条件で応援する政党ではありません。個別に因縁を持つ人だけは応援していますが。
今川正美さんの政治生命を維持するために社民党は積極的な態度を取らなかったのでしょうか。それが彼に対する社民党の評価でなかったかと失望しています。
所詮ブルジョワで結構です。貧困経験もありますが、今のところ中産階級ですから、否定できません。私のようなプロレタリアートになっておかしくない人間をブルジョワでいられるのは、西欧社会民主主義の経済運営のテキストであったケインズ経済学の勝利です(残念なことに日本では田中派・宮澤派がその立場を担いましたが)。
今のプロレタリアートの多くは、平和運動一本槍の護憲運動に冷ややかです。左翼運動など既得権益に安住する人たちのたわごととしか評価していません。だって平和運動の集会や反戦デモに20回彼らにつきあわせて、ようやく1回か2回、彼らの貧困問題のために立ち上がるか上がらないかでしょう。
平和の踏み絵運動なんかより、あすの自分の人権をどうしてくれるんだというのが、ニートやフリーター、派遣労働者への叫びです。その批判の矛先は正しいとは思いませんが、護憲に社民党に共鳴しないとブルジョワだ労働者の敵だというあなたのような人の存在が、さらに彼らには失望を与えているのは間違いありません。
どちらが労働者の敵でしょうか。
あなたのような人は、もっと真剣に社会の矛盾について考えてほしいものです。レッテル貼りして左翼どうしでオナニーしているヒマがあったら、よく考えて、プロレタリアートの説得にあたってみてください。ご活躍を期待します。
投稿: 管理人 | 2007.10.22 21:44
ブルジョアのあなたが軍国主義者のCEOを非難するのは滑稽ですね。所詮同じ穴の狢なのにねぇ(笑)。
ファシズムに正々堂々と立ち向かえるのは我々だけです。
社会の矛盾を生み出している全ての原因は資本主義です。
自衛隊を解散させ、天皇制を廃止すればいいんですよ。
今こそマルクスに立ち返るべきなんです。資本主義の行き詰まりは予想できたことです。
投稿: ISAF参加? | 2007.10.23 22:02
何言っているんだか・・・。相手の言っていることが聞けなくて、思いこみのレッテル貼って、同じ主張を輪廻させているだけですね(苦笑)。恥ずかしくないんでしょうかね。
「我々だけ」って誰ですか。どんな見事なグループなのか見てみたいと、他の読者の方、思いませんか?
どんな党派か知りませんが、ISAF参加?のこれまでの執拗かつ愚かなコメントを読み続ける限り、私には単なる独善にしか見えません。
投稿: 管理人 | 2007.10.23 22:17
>恥ずかしくないんでしょうかね。
「共産主義者は、自分の見解や意図を隠すことをいやしむ。共産主義者は、従来の社会秩序全体を強力によって転覆せずには彼らの目的が達成できないことを、公然と言明する。」(『共産党宣言』)
愚かなのはあなただ!
共産主義こそ人間を人間たらしめる至高の思想なのだ!
投稿: ISAF参加? | 2007.10.23 22:38
ISAF参加!さんよ、あなたストーカーだね。ひょっとすると正体は右翼?
言い忘れたけど、天皇制廃止なら改憲ですよね。言ってることが支離滅裂なんです。
投稿: 管理人 | 2007.10.23 22:43
こうやって民主支持者と共産支持者がいがみ合う限り、自由民主党は安泰です(爆笑)って。
そりゃー、無党派層も嫌がるし。自分もそうだけど。
これに旨味がある公明党も気がついてるね。
投稿: 自民狂信者に褒められてるよ | 2007.10.23 23:43
自公ファン(アンチ民主)が即席で左翼を装いつつ理屈つけて絡んでるだけだと思います。
ネットではときどき見かけるタイプです。
投稿: これは | 2007.10.26 19:40