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2007.10.31

10/31 公務員宿舎建設をめぐるたかりの光景

071031kichiato午前中、朝霞市基地跡地整備計画策定委員会の傍聴に行く。朝霞市の基地跡地に超高層の公務員宿舎850戸が建設される話をまとめる委員会である。市民参加による朝霞市基地跡地利用計画策定委員会がまとめた基本計画をまったく踏まえず、基地跡地に群がる公務員たちだけの会議である。

委員会では、①国家公務員宿舎26階建2棟850戸を建設する。②基地跡地一帯をシビックコアと指定し、公共機関の事務所を核としたまちづくりを行う。③公共施設の1階には、大型商業施設が入ることが可能な商業施設とする。④公共機関事務所の前の通りをシンボルロードとして20メートル幅の道路を50メートル幅(ほぼ高速道路と同じ)に拡幅する。⑤残りを防災用公園する(つまりはげ山になる)、という案をまとめて次回最終回を迎えることになったようだ。

その委員会、誰が委員かと思ったら、国から4人、県から4人、学識経験者(土建業界べったりの学者)1人、与党市議2人(野本一幸、浅川万次郎)、中村副市長、市職員3人(野本、笠川、長浜)で構成。国と県が1人ずつ欠席。税金で食べていない人が誰1人いないという審議会にびっくり。
ほとんど公務員というメンバーで、、公務員のための施設をお手盛りで作る打合せをしている。国はこの委員会を市民との合意だと僭称して事業を進めている。

話している内容がびっくりするほど、ひどい。朝霞市幹部職員による国へのおねだりのオンパレード。しかもおねだりしている中身については、ほとんど不明確という杜撰なもの。

①朝霞市の夏祭りで花火が打ち上げられるが、26階建の国家公務員宿舎が建つことで安全性や景観などの問題で実施が懸念されている。そのことに対して、「実施に問題はないという調査結果が出ています」という事務局の答弁の後、市職員が「宿舎に住まわれている方が迷惑にならないよう、窓には特段の配慮をお願いします」などと言っている。冗談じゃないよ。バカでかい公務員宿舎ができて、景観から何から迷惑するのは市民だ。まずその迷惑に対する国からのお詫びを求めるのが先ではないか。市役所が国家公務員のことを率先して心配してどうするんだと思う。事業費をふくらませて何を期待しているのだろうか、この市職員は。

②繰り返し市職員からは「防災計画での市役所の位置づけが跡地利用にない」という発言を繰り返す。朝霞市の現庁舎が旧耐震基準であることまで指摘して、災害時に対応できないなどと言う。シビックコアの入居施設として、市役所がもっともいい場所を取ろうという魂胆が見え見え。耐震基準を持ち出して危険だ危険だと騒ぐのは土建屋の手口。耐震基準など実験したわけではないし、地震のかたちもおき方も全然違うから、断定はできないという専門家の見解もある(耐震・免震の大家である多田英雄氏など)。心配なら防災関係課だけ新しい施設にいけばいいことで、まだ使える市役所が移転するなどとムダなことは考えるべきではないだろう。

③跡地利用のあり方をめぐって市民参加をかたくなに排除して進められた今回の話であるにもかかわらず、司会の土建系学識経験者は、市民を参加させて何が欲しいか議論させよ、などという。ふざけるなと思う。そもそもムダだからという市民の声を無視し続けて、基本的な利用計画について市民を排除して勝手に決めておいて、シビックコアに作られる個別の施設については、市民から要望させて、フットサルだテニスコートだ、遊興施設を税金で作る話をふくらませるのだろう。政治と関係の深い土建業者が喜ぶように事業費をふくらませる市民参加はありということだ。PFI方式(簡単に言うとリース)だから、土建業者と発注者(リース会社)、その背後にいる政治家の間で金銭のやりとりがあっても収賄にならない可能性が高い。自治体は唯々諾々とリース料を払うだけである。

④シビックコアに入居する公共施設名が全然ない。会議の最後の方で「この計画をまとめれば、国土交通省の地方審議会で土地利用を認めてもらえますね」 と聞く中村副市長に対して、国は「要望をまとめていただければ、具体的にすればいろいろ手だてはできますが、それがないうちには、何にもできません」と答えた。このやりとりがが2往復あり、朝霞市はとにかくハコモノがほしいだけで、中身の利用はこれからということを露呈した。挙げ句の果てには国から「せっかく作っても何も利用しない放っておかれてはまずい。暫定利用も含めて計画をまとめてほしい」と念を押される始末。
明確なニーズもなく、なんとなく活性化という雰囲気に押されて、国の後押しがあるからと公共施設を作って失敗した自治体はいっぱいある。夕張市ほどでないにしても、大都市部などで財政運営に失敗した自治体の大半はバブル期にこうした開発投資をしている。

この他にも傍聴者に聞こえないような小さな声いろいろな議論がされていた。話の内容は、どうでもいいオプションを次から次におねだりしていた。自信があるならもっと大きな声で発言すべきだろう。
そこで提案されていたのは、市民にとって不要不急の事業ばかりで、市長や幹部市職員の自己満足のための仕事に、小出しに卑屈におねだりして恥ずかしくないのかと思った。

この委員会、情報公開という点でも問題を感じた。傍聴者は開会後、傍聴許可できるまで廊下で待機させられる。傍聴も予約が必要というルール変更がされている。傍聴させないということが既定値になっている。いつでも傍聴は排除してやるという態度を見せているのだろう。録音も禁止と念を押される。言ったことを言わなかったことにするつもりだろうか。一体誰の税金を誰のために使う話をしているのだろうか。憤ることばかりである。開催地にも問題を感じている。

この他、委員である朝霞市健康福祉部長が全く職責を棚に上げた暴論を意見していたが、長くなったので次の記事に送ることにします。

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コメント

毎回読ませて頂いている朝霞市民です。
今回の朝霞市の行うことに付いて大反対であります。
我々朝霞市に在住し、税を払う小市民であり馬鹿げた庁舎と議員宿舎基地跡地に建設することを朝霞市公務員が市民を度外視にして物事を勧めて行くとは以ての外です。
現浄水場(朝霞台)建設の時も朝霞市に騙されました。
当初建設に至る時、朝霞浄水場となり税の収益が望まれると市民に説明し、市民に合意を求めたものの、いざ完成間近になったとたん所有権は東京都に所属する形となり、固定資産の対象外となりました。
今回も同じような運びになる様な感じが致します。
所詮、朝霞市公務員です。
国には逆らえないのであれば、身勝手な行動は差し支えて頂きたい。
国民(市民)を馬鹿にしないで頂きたい。
朝霞市が勝手に行う審議会であれば朝霞市民いや朝霞市以外の市民からも反対の同意を求めたいと思っております。

無駄な税金を無駄な公務員に遣って戴きたくありません。

投稿: nenpai | 2007.11.15 20:21

入間市で、地域密着ビラ新聞(「いるまんず瓦版」)を発行しているものです。
もうすぐ三年になりますがなかなか市政のもろもろの細部が未だ持って理解できません。
首を突っこんでも、はじき飛ばされる無数のハードルにぶつかって、隔靴掻痒の、不本意な記事ばかりです。
ときおりここを訪問して、いろいろヒントをいただいています。

朝霞市もこっちも同じですね。
貴兄のような人か入間市にいてくれればいいのですが……無い物ねだりですね。

がんばってください!
こっちも、みんな「どうせ、どうにもならない」とあきらめていますが、本心は、「ふざけるな!このままではどうにもならん!」です。
きっと、少しずつ、いい方向に変わっていくと思っています。

投稿: 田中洌 | 2007.11.22 17:59

nenpaiさん、田中烈さんコメントありがとうございます。
筋を通してものをいうということの大事さ、息の長いたたかいをすることが大事だと思います。
どうせだめだからものを言わない、ではなく、だめになるかも知れないけど言うだけは言っておく、という態度が、まちを良くしていくためには必要なことだと思って、書いて、行動しています。

投稿: 管理人 | 2007.11.22 22:38

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