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2007.10.02

10/2 ヒトデ組織

●職場の大先輩に「ヒトデはクモよりなぜ強い」を貸していただいて読む。
スペイン軍にあっけなく滅ぼされたインカ帝国と滅ぼされなかったアパッチ族などを比較して、ほんとうに強い仕事とはどんな組織論を持つのかという面白い本だった。王様のもとに中央集権的な国をつくっていたインカ帝国は、王様を滅ぼされると同時に国が崩壊し、特定のリーダーを持たずに規範だけでつながっていたアパッチ族は、次から次に組織が生まれ変わり近代に至るまで滅ぼされなかった。

クモのような中央集権的な体の仕組みを持つ動物は、組織の頭をやられれば死に、末端であってもダメージに弱いところであれば組織を死に至らしめるが、ヒトデは、切っても叩いても組織が増殖する、という生態に比喩しながら、ダウンサイジングや、IT化が進んだこの社会では、中央集権的な組織づくりは時代の変化とともにあっけなく滅ぶと警告している。

大事なことは、何が大切であるかという価値、つまりイデオロギーをメンバーが共有し、各々が能力や機会をもちよりあい、お互いにそれを大切にしあうことが、ヒトデ的組織の強さを作るために大事なことだという。
旧民主党の組織論は、ヒトデ型だったんだなぁと思う。どうしようもない連中も多かったが、参加するおもしろさがあった。中央集権的な組織に変えてから、ただの議員後援会の連合会になってしまったように思う。

それと私の勤務先も、6年前までは、表向き中央集権的な組織であっても、実際の運営はヒトデ的な組織だったように思う。東京地検特捜部、コンプライアンス、外部監査、マネジメント、そういったものが入って、クモになってきているように思う。その良い面もあるけれども。

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コメント

そう言えば、首都機能移転の議論の際でも推進派は概して中央政府(の中のごく一部)の中枢部門を守れとばかりに推進論を説き、批判派が分権論や道州制を主張していたのが印象的でしたなぁ。中には国家戦略のためなら官業癒着も寡頭制独裁も必要とばかり抜かす推進論者がいたんで、これで「改革」と宣っている神経が理解できませんでしたよ。


それにしても、首都機能移転論者にオフィスなどの経済機能を分散させたら?と振ると、皆さん日本の活力を奪うのかとばかりに猛反発しますね。首都圏で生活する住民の圧倒的多数が経済的な中枢機能を当てに生活しているのに、不思議不思議。

投稿: 杉山真大 | 2007.10.03 22:17

ちょっと脱線しますが、ヒトデは串刺しになっても八つ裂きにしても死なないけれど、陸に上がると干上がってあっさり死ぬそうです。もちろん頭からバリバリ食べられてもアウト。
「インターネットやP2Pのような分散型技術は核攻撃を受けても使える」みたいな話はありますが、だからと言って無敵でもなければ不死身でもないと。

中央集権型の弱さは管理コストやレイテンシの問題だと思いますね。

投稿: とおりすがり | 2007.10.06 09:43

首都機能移転の話は、同感です。
しかしもうこの議論は、財源論からもうないでしょう。受け入れ側自治体のイベントでしかないと思います。その自治体にまとわりつく宣伝屋もとい広告代理店への公共事業だと思うのがいいと思います。

投稿: 管理人 | 2007.10.07 15:01

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