10/22 レンタカーユーザーを弾圧する首都高会社
首都高速道を距離制運賃にするという。最低400円~1200円、ただしETC非対応(装置とETCカードを持たない)クルマは、一律1200円取るという。1200円は高いというので、簡易型のETCをコンビニで貸し出すというが、数千円の保証金と「十分な」預託金が必要だという。わざわざ返金手続きに行かないと、結局は数千円ごとどぶに棄てるお金になる。めんどくせー。
この距離制料金制は、公金を使って建設された道路による、レンタカー利用者に対する弾圧であり差別である。レンタカー利用者に最も不利に働く。
距離制料金というのは公平なように見えるが、徴収コストがかかるだけである。その結果、ETCじゃない料金を500円も値上げする。この分がシステム料金だと思ってよい。
また、これまで紙と徴収員がいれば料金徴収できるものが、高価なシステムが管理することになり、コンピューター屋のいいカモになる。もちろん、首都高会社の幹部が、コンピューター屋からなにがしかの恩恵を受けていることは想像に難くないし、民営化で、そうしたことが収賄にはならなくなった。
首都高公団がもっとご意見をと言っているが、聞くだけだろう。お役所の予定調和的な報告書のように、いろいろ意見はあったけど、導入することに意義を見いだす意見もありました、と結局やりたいようにやるだけだろう。高額なお金をかけるシステム導入は、利権ずぶずぶである可能性も高い。そうであれば絶対にやめられない。
民営化される前は、こうした料金も国会審議にかけられたりしたものだが、民営化された以上、好き勝手放題やられるだけだ。そういうところに民主的コントロールが効かなくなることが民営化の弊害でもある。
今回の実質値上げは、団塊的新自由主義者の猪瀬直樹の置きみやげである。
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