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2007.08.24

8/24 公明党が中選挙区制に戻せという

公明党が中選挙区制に戻せと。ばかばかしい。

中選挙区制は、椅子取りゲームみたいなもので、誰かを落選させれば大半の議員は当選する制度である。死票とか民意の比例とかいろいろ言い訳けは成り立つが、逆にいうと、15%の固定した支持層さえあれば、80%が嫌だと思っても、汚職議員も問題発言議員も落選しなかった制度だということを思い出すべきである。

代議制民主主義で、自分の意見を完全に反映する政治家など選べるはずがない。よりましを選ぶしかないし、よりましを選ぶなら、よりましでない方を落選させなくては結果に結びつかない。つまり選挙は、積極的に選びたい候補者がいれば幸いだが、本質的には、選びたくない人を落選させることに、選挙は効果を発揮する(かと言って落選運動みたいなネガティブなことを運動がやり始めてもどうかとは思う)。

そういう意味では、民意の比例とかいうけども、どの政党も完全に民意を反映できていないのに、その政党の議席配分が比例だからと民意を反映されたということにはならないだろう。むしろ民意が動いたことが全く反映されない選挙制度であることの弊害の方が大きい。

●家族が出先で現職知事候補の演説会に出くわした。名刺に選挙運動用ビラの証紙が貼ってあったのを配布していた。これ違反じゃなかったかな。統一地方選挙の手引きをひっくり返してみたけど、わからない。素人どころか、選挙を何回も経験している私でもわからないぐらいだから、公選法は良くない。

「衆院は中選挙区制に戻すべき」 公明・太田代表2007年08月24日21時45分

 公明党の太田代表は24日、衆院の選挙制度について「中選挙区制にすることが非常に大事なことだ」と述べ、中選挙区制を復活させるべきだとの考えを示した。ラジオ番組の中で語った。

 太田氏は、参院選の公明党の敗北は「基本的にとばっちりだ」と述べた上で「政策を勉強し、実績を上げてきたことが、ばんそうこうを張った人が出たら一瞬に吹き飛んでしまう」と指摘。小選挙区ではさらに「風」が選挙結果に影響を与えるとの考えから「小選挙区制は政権交代を可能にするというが、ポピュリズム(大衆迎合)になる」と述べた。

 公明党は99年秋に自自公連立政権に参加する際に中選挙区制の復活を求めており、太田氏の発言はこうした党の考えを改めて強調したものだ。 一方、太田氏は、民主党との連立を組む可能性については「現時点ではない。自公連立であくまでいこうということは固まっている」と述べた。

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コメント

うーん・・・・・「15%の固定した支持層さえあれば、80%が嫌だと思っても、汚職議員も問題発言議員も落選しなかった制度だ」って批判は、跳ね返ってくると少数意見を代弁しようとしても圧殺しようとすれば可能になってしまう、てことになるんじゃありませんかね?特に小選挙区制なら「積極的に選びたい候補者」に出会うのが相当稀になっちゃうし、当選する可能性に至っては遥かに低くなってしまうでしょう。現行の選挙制度が「民意が動いたことが反映する」制度とは言い切れないし、下手したら(選ばれる側にとっての)民意のミスリードを招いてしまう危うさがあると思うのですが。

投稿: 杉山真大 | 2007.08.25 21:35

国際的に、中選挙区制のような選挙制度を取っている国がどれだけあるか見てみてください。
小選挙区制を基本にした制度か、比例代表制を基本にした制度のどちらかです。議席数の半分も有権者が決定できない国なんて中選挙区制の日本ぐらいです。しかも中選挙区制は、普通選挙制度が導入されて、官僚たちが既得権益を守り、政治家を見下す制度にしようとして導入したということは、「日本選挙制度史」に明確に書かれています。

さらには、比例代表制を採用している国のほとんどが、県議会、市議会、ときには大学の自治会レベルまで比例代表制で選挙しています。それぐらい徹底できれば、私は完全比例代表制に賛成したいと思いますが、地方議会がそんな明確な投票判断を求めていない状況では、次善の策として小選挙区制の方がましかな、と思うところがあります。

また、中選挙区制のときに、組織のボスが私物化していた候補者枠も、小選挙区制で当選が不安定になった途端、組織のボスが立候補しなくなり、いろいろな人に開かれた効果もあると思います。もっとも今は、いろいろな人が公認されず、政治家になるための塾出身の連中たちが小選挙区の候補者として独占していることが問題に感じたりもします。

投稿: 管理人 | 2007.08.26 00:33

>小選挙区制を基本にした制度か、比例代表制を基本にした制度のどちらかです。議席数の半分も有権者が決定できない国なんて中選挙区制の日本ぐらいです。

比例代表制でも「議席数の半分も有権者が決定できない」という点では変わりが無いのでは?石川真澄氏も中選挙区制を比例代表制の変種と捉えているみたいですし。

>比例代表制を採用している国のほとんどが、県議会、市議会、ときには大学の自治会レベルまで比例代表制で選挙しています。(中略)地方議会がそんな明確な投票判断を求めていない状況では、次善の策として小選挙区制の方がましかな、と思うところがあります。

地方議会が、明確な投票判断を求めていない状況こそ問題なんじゃないですかね?それで地域の声が届きにくくなるというのなら、地域別に比例区を細分化すれば済む話になる訳だし。

>選挙区制のときに、組織のボスが私物化していた候補者枠も、小選挙区制で当選が不安定になった途端、組織のボスが立候補しなくなり、いろいろな人に開かれた効果もあると思います。

いやぁ、それは特定組織のボスがいなくなった分を、利害得失に関わる組織の利害を調整し代弁できる(官僚や民間の)エリートに取って代わっただけの話でしょう。本質的な部分は何も変わってなくて、だからこそ「政治家になるための塾出身の連中たちが小選挙区の候補者として独占している」結果になってしまうんじゃないかと。

投稿: 杉山真大 | 2007.08.26 07:45

>名刺に選挙運動用ビラの証紙

 今年の統一地方選挙から首長選挙で一定枚数のマニフェスト(A4版以内のビラ)が1種類、配付できるようになりました。このビラには、候補者の氏名や写真の掲載も可能です。
 従来、国政選挙では候補者も2種類のビラを配付することが可能でした。そこで、旧田中派の流れを組む候補者の中では、このうち1種類を「名刺」にすることがあります。(確かに、「名刺」はA4より小さいので違法ではありません。)
 ただ、本来、首長選挙で政権公約を周知するために認められたマニフェスト配付が、名刺の配付になってしまうのは、選挙戦術上はあまり妥当ではないと思います。しかし、それも含めて当該候補者陣営の判断なのでしょう。

投稿: たかき | 2007.08.26 15:46

黒川さん、はじめまして

民意を反映した政党とか、候補者というものは、例えば、スウェーデンの各党が選挙の1年前から比例区リストを有権者に示し、その意見をリストに反映させるなどしているように、そういったプロセスでもとらない限り、無理というものでしょう。

そうなると、直接民主制にぐっと近づきます。その点は大変結構なことです。

ただ、代議制民主主義で、かつ政党政治の現状では、よりまし政党に投票した意志=民意が議席数に反映されることをもって、民意の反映というのではないでしょうか。

それは独立した区割り選挙では無理で、比例代表制を基本にした選挙制度で実現可能です。この制度下なら、さらによりましな政党の誕生も保障されます。

黒川さんが考えていらっしゃると思われる政党段階の民意は、このようにして反映されると思われます。

一口に中選挙区制といっても、定数次第で選挙結果はかなり違ってきます。

定数2なら、自民と民主が仲良く半分ずつ、定数3なら、今と変わらず自公民で独占です。

私は、無所属候補に最大限配慮した比例代表制ベースの選挙制度がベストだと思います。そのような選挙制度として、「中選挙区比例代表併用制」を提案しています。

この「中選挙区比例代表<併用>制」は、日本の小選挙区比例代表<並立>制やドイツ下院の小選挙区比例代表<併用>制における小選挙区制を、中選挙区制に置き換えただけの制度ではありません。

簡単に言えば、中選挙区制の中に比例代表制を埋め込んだ選挙制度です。

アドレス欄にも入力してありますが、こちら↓で説明してあります。ご関心ありましたら、コメントなどいただけると嬉しいです。

http://kaze.fm/wordpress/?p=164

ところで、niftyのブログって、記事によってトラックバックURLが表示されていたり、されていなかったりします。どうしてなんでしょうね。記事ごとにそう設定しているとか?

投稿: OHTA | 2007.11.26 08:38

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