7/25 期日前投票所の案内が今日から出る
全国のほとんどの自治体のホームページでは、参議院選挙の投票をよびかけるバナーだったりリンクがトップに飾られているが、朝霞市のホームページには、そうしたものがなかった。
先日、不在者(期日前)投票をしようと思って、市役所の支所に行ったら、投票所は23日から開設するというのですごすご帰ってきたので、改めて開所時間を調べようと思ったら、なかなか見つからない。
そこで市の広報担当者に電話で、どういう意図で参議院選挙の投票よびかけがトップにも、新着情報にもないのかと問いただした。
そうしたら、奥の奥にある選挙管理委員会のページの中にあるという。一般的なきれいな選挙のよびかけや過去の選挙結果のデータと並べて掲載されていたので、ほとんど気づかない。
最近、民主主義の手続きがらみの朝霞市のHP記事が不親切になっていると感じている(市の委員会、審議会の議事録の更新情報が掲載されなくなったなど)し、基地跡地利用では、市長自らがパブリックコメントを実施しても計画を一切変えないと公言するなど、このまちの民主主義の手続きがおかしくなっているような気がしたからだ。
以前、失言で有名な元首相が、無党派層は「投票日には寝ていてくれれば」と発言して問題になったことがある。今回投票率が上がると政権与党に分が悪い情勢だというから、ついついうがってみてしまった。
広報の担当者に確認したところ悪意はなく、すぐ投票のよびかけや不在者投票に関するわかりやすい案内を何一つしていないことにまずいことに気づいていただいた。さきほどHPを確認したら、即日新着情報の記事として対応していただいた。
この広報担当者のフットワークの良さには感謝したいが・・・。
今日まで、投票キャンペーンを全くしないばかりか、控えめにしか期日前(不在者)投票所の案内も奥の奥のページにしまいこんでいたのは、主管の選挙管理委員会の感覚の問題なのだろうか。
●基地跡地の市議会委員会の傍聴者のメモを入手した。
現時点で、公務員宿舎そのものの受入についての是非について明確な態度を示しているのは、共産党と市民ネットだけ。共産党は、何度も重ねて市に市民に意見を聴き、合意形成に務めるよう迫っていた。順当な意見だと思う。
その他の会派も、市民の意見をもっと聞けという立場で、執行部を厳しく追及していて、この問題において、ひとまず、議会の尊厳を維持するための1番目のハードルはクリアしているように思った。議会の了承なしに国と合意するという市の態度に、一様に「議会軽視」と反発していることは少し救われたように思う。その中で、割合、公明党が、熱心に市民合意の形成を迫っていたのが、与党の中で良心的にふるまおうという印象を持てた。
市長・行政側が国にものも申せず、不透明なデータをもとに、話をまとめている姿が浮かび上がっている。その不透明な決着の仕方に、ひたすら議会や市民との合意形成を拒絶する態度が見えてくる。
保守系最大会派の進政会は、市民の意見を聞けと迫りながら、結論を確認すると、最後には役所の裁量権を結果として追認するような態度だったようだ。
市議会民主党は、なんだかシニカルな評論家だ。もともと市長にもっとも近い派閥から出たグループだから、この問題で市議会でごたごた議論してもしょうがないという雰囲気が見えてくる。
公務員宿舎建設反対派のことをけなしながら、進政会の優柔不断な態度を揶揄している。しかし、自らがの真意は明らかにしていない。
参院選も控えてるんだし、基地跡地の運動をしているグループは、民主党2候補(与党2候補も追加していいとは思う)に、一般論として公務員宿舎を新たに作ることそのものの是非論について公開質問状を出したらどうだろうか。公務員宿舎の特権性について国会でわあわあ批判した政党なんだから、まさか朝霞でいいという話にはならないだろう。
●来週のNHK「その時歴史が動いた」では沖縄返還で、沖縄人民党(のちに日本共産党に系列化され乗っ取られる)の瀬長亀次郎が取り上げられるようだ。NHKが公式に戦後の共産党幹部をテーマに番組を作るというのは異例ではないか。ここのところ与党よりの表現が増えているので、評価したい。
それよりわが社会党の流れの人材は、一向に歴史の評価にならない。次々に亡くなり、歴史評価ができない状態のまま消えゆくことになるのだろうか。
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コメント
公示後3日目までに届いた神奈川県藤沢市の投票案内葉書には最初から裏面に期日前投票の案内が印刷されているそうです。
投稿: ゴンベイ | 2007.07.26 22:58