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2007.07.11

7/11 選挙が近くなると聞こえる森節

また森喜朗さんがやってしまった。滋賀県の嘉田知事に「女の人だなぁ、視野が狭いなぁ」と。

●ヤメ検察官を総動員している総務省の年金記録問題調査委員会は、総務省の内務省化の突破口ではないかと疑惑を感じている。
年金記録問題検証委員会は、元検察官主導によって行われることによって、個別の職員の事件性だけが問題として特化されることとなった。そういう問題もあろうが、それは穴のあいた年金額のうちどのくらいの割合だろうか。それより、年金問題の大枠では、すべて申請主義の制度設計、政治家を手なずけるために使われた年金運用金(賦課方式なら運用金は本来必要がない)、ずさんなシステム設計の3点にあって、そういう大枠でのインチキがあったから、個々の職員レベルの問題を見逃すことができるザル業務システムであったと考えるべきではないだろうか。

それから、事業主が保険料をだまし取ったケースまで年金を払おうという。これは疑問だ。年金財源に入ってきてもない年金を払うというのは、ただでさえ公的年金が見合わないと不安を煽られている後世代の負担によって帳消しにされるということである。年金財政の自動調整が制度化されているから、こうして支出された年金は、私たち以降の後世代の年金保険料から費やされていくだけである。
社会保険庁職員ばかりを叩いて目くらましをしているすきに、(自民党の票田なのか)泥棒事業主を甘やかすつもりだろうか。冷静に対応してもらいたい。

森元首相発言に不快感 嘉田滋賀県知事 「政治家として残念」
 森喜朗元首相が富山市内で行った講演で、栗東市の新幹線新駅の建設凍結を掲げている滋賀県の嘉田由紀子知事について「ああ女の人だなあ。やっぱり視野が狭いなあ」と発言していたことが10日、明らかになった。嘉田知事はこの日の定例記者会見で「公共事業を決めるのに男、女は無関係」と不快感を示した。

 森元首相は9日の講演で、整備中の北陸新幹線を米原に接続する場合の問題について説明し、「『駅をつくるのはもったいない』と言って当選した知事がいる」と、新駅をめぐる嘉田知事の姿勢に言及した。

 そのうえで、「日本列島が全部新幹線でつながる時、滋賀県で新幹線の恩恵に浴するのは米原しかなくなる。そこまで考えて施策は練らなければならない」と語った。

 これに対して嘉田知事は「発言の全体像が分からない」としながらも、「新駅問題の本質は、動き出した公共事業を有権者の思いが止めたという、民主主義や地方自治の在り方にある。森元首相にそうした認識がないなら、同じ政治家として残念だ」と述べた。 (京都新聞)

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