6/15 猪瀬直樹はそろそろバッチを付けてからものを言うべきではないか
東京都の副知事に猪瀬直樹が。
職場で金子勝氏の話を聴く機会があり、「共産主義者が後に中曽根政権を支える保守となった、新左翼がネオリベラルになって小泉や安倍を支えている」という話を聴いた後なので、失笑してしまう。天皇制を茶化して、左翼にたくさん読まれたヒット作があったなぁ。何言っているんだかよくわからない本だったけど。
抵抗勢力のせりふではないが、政治的発言しかしない文化人でいるというのもどうかと思う。毎度毎度、偉い人に権力あるポストを恵んでもらって国民を傷つけることをやるなら、きちんと選挙をくぐるべきだと思う。
団塊の世代の新左翼崩れ。挫折の後、市井でまじめに上の世代とたたかってきたおじ、おばには魅力的で面白い人が多いが、政治家や文化人になって残った連中は、政治的に未練たらたらのまま電通はじめメディア産業の子飼い人間になったようなのが多くてほんとうに始末が悪い。
作家・猪瀬直樹氏、都副知事起用を受諾
都副知事の就任を受諾し記者会見する猪瀬直樹氏 東京都の石原慎太郎知事(74)は15日、作家の猪瀬直樹氏(60)を副知事に起用すると正式に発表した。猪瀬氏が14日夜、受諾した。
人事案は開会中の都議会に提案され、同意される見通しだ。
都にはすでに都庁出身の副知事が3人いるが、猪瀬氏は当面、担当分野を持たずに、都が進める地球温暖化対策や米軍横田基地の軍民共用化などで、国との交渉役を担う。政府委員を長く務めた猪瀬氏の起用で、国に対する都の影響力が強まりそうだ。
発表を受けて記者会見した猪瀬氏は「役所や国、議員のためではなく、国民、住民のための役割を担わなければならない」と抱負を述べた。
石原知事は3期限りでの引退を明言しており、15日には、一般論としたうえで「民間出身の副知事が4年間実績を積めば、個人的に次の知事にふさわしいと思う」と話した。しかし、猪瀬氏は「そういう考え方はしていない」と述べ、「後継含み」を否定している。
猪瀬氏は長野県出身で、信州大人文学部卒。1987年に「ミカドの肖像」で大宅壮一ノンフィクション賞を受賞。小泉首相時代に道路関係4公団民営化推進委員会の委員に起用されるなど、特殊法人改革に取り組んだ。現在の政府税制調査会や地方分権改革推進委員会の委員としての活動は、継続する。
(2007年6月15日21時0分 読売新聞)
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