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2007.06.01

5/31 1人区に野党候補がせいぞろいは民主の責任大【大分】

●今度の参院選の大分選挙区に国民新党も候補者を出す。1人区にもかかわらず、社民、国民新、民主吉良代議士系無所属(当社比の勢力順です)と勢揃いし、さながら野党のデパートみたいになってしまった。いや分裂して罵り合っているから、露天市か。
地域社会に根を張り巡らせている社民党王国を壊そうと、民主党の吉良代議士が、連合を中心にした社民党との協議を引き延ばし、小沢一郎氏の引き留めまで振り切って、社民党を否定する候補を擁立することに執心した結果だと思う。
強引に野党統一を壊した民主党も、社民党から移籍した横光克彦代議士の総支部は、社民も吉良系無所属も明確に応援できないようで、困り果てているようなことが地元紙では報道されている。
吉良氏は小沢氏の腰巾着みたいに振る舞っていたが、野党協力で1人区の大半を取ることで最後の政治生命を賭した選挙とするという小沢氏のめざす道を、最も野党勢力が取る可能性の高い県で潰した戦犯となり、中央政界での影響力も、親分を変えないかぎりこれで終わりになるのではないか。
一方の社民も、社民党の大分市議が「もう少し社民色の弱い人を出せなかったのか」とぼやいているようで(地元紙)、そこも問われてくる。
今大分市長をされている釘宮さんが民主の代議士だったら、こんなことあっただろうか。

国民新、後藤博子氏擁立へ 参院大分選挙区
2007年05月30日06時13分朝日

 国民新党は、夏の参院選で比例区から立候補予定だった後藤博子参院議員を地元・大分選挙区(改選数1)で公認する方針を固めた。30日に亀井静香代表代行が大分入りして発表する。同選挙区は「1人区」だが、民主、社民両党の野党共闘が不調に終わり、両党の分裂選挙になる方向。自民、共産両党も公認候補を決めており、5人が立候補する見通しだ。

 後藤氏は01年参院選の大分選挙区で自民党公認で当選したが、自民党県連が今回の参院選で候補者を公募したことに反発し、昨年7月に国民新党に転じていた。同党幹部は「自民票を切り崩し支持を拡大したい」としている。

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