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2007.05.06

5/5 レストランの閉店

近所の島忠家具店の斜め向かいに、ペットも連れて行けるけっこう面白いレストランがあった。
一昨日散歩していたら、無くなっていた。玄関には、今後の連絡先として法律事務所を知らせる文書が張り出されていた。
個性のある店をつくろうとしていたし、食事もうまかったのに、なんだかとても悲しく、また残念な思い。私ももっと足を運べばよかったのではないかと反省もする。チェーンのフードサービスではない店がただでさえ少ないのに、またなくなった。

その後、駅前に戻ると、商店街の残骸に立てられた雑居ビルにプラスチックの派手で大きな看板を出す、チェーンの飲食店しかないことに悲しくなる。入っても、客の眼も見ないで大声で「いらっしゃいませぇ」と怒鳴られたり、大声でメニューを復唱するような、プライバシーも品位のかけらもない店ばかりだ。
この光景は、東上線文化だと思う。商店主たちの力がなさすぎる。この派手な看板の飲食店を取ると、今度は殺風景な田園都市線の沿線になる。

●川越のスカラ座が営業をやめることになったが、それを地元の若手経営者グループが買い取って運営することになったようで、いい話だと思う。
みんなが欲しい、願うと思う娯楽施設をどう作り、残すのか、ということを考えたときに、こうした自主的な試みがもっとあった方が面白いと思う。

地元の若手経営者ら、再生かけ運営継承
今月閉館の川越スカラ座
 
 川越市唯一の映画館「川越スカラ座」=中山仁一支配人(81)=が今月で閉館することを受けて、地元の若手経営者らでつくる市民団体「プレイグラウンド」(中野みどり代表)は同映画館の運営を引き継ぐことを決めた。老舗映画館を残していこうと、賛助会員や映画会員らを募集して、コミュニティーシアターとして再生を目指す。市民団体が映画館を運営しているのは県内では深谷市の「深谷シネマ」だけという。中野さんらは「基本的に映画の上映を続けるが、地元出身のミュージシャンのコンサートや集会などにも活用できるようにしたい」と協力を呼び掛けている。

 川越スカラ座は一九〇五(明治三十八)年、寄席「一力亭」として創業。五〇(昭和二十五)年から映画館として、中山支配人が経営する「中山興業」が運営。洋画を中心に五十七年間、興業を続けてきた。しかし、経営状況の変化と体力的な衰えを理由に閉館することになった。

 プレイグラウンドは二年前、観光地というだけでなく、住民も楽しめる居場所づくりを支援する活動に取り組むことを目的に市内の若手経営者らが設立。川越をイメージしたTシャツや雑貨のオリジナル商品を地元商店で委託販売するなどしている。

 昨年五月から数回、同映画館を残そうと、レイトショーや地元商店街のレシートで映画チケットを割り引く上映会などのイベントを開催した。こうした事業をきっかけに、中山支配人とプレイグラウンドが閉館後の運営を協議してきたという。

 プレイグラウンドによると、新生「川越スカラ座」を運営するために資金五百万円が必要で、賛助会員やボランティアを募集する。賛助会員は個人が一口一万円、団体は同五万円から。特典として一年間で無料映画鑑賞券五枚を進呈するほか、名前入り木札を同館内に掲示する。

 また、閉館に先立ち、同館では十二日から二十七日まで、最終感謝番組として、「マリーアントワネット」と「戦場のピアニスト」の二本立てを入場料千円で上映する。

 中山支配人は「ピーク時には市内に七つの映画館があったが、テレビの影響で少なくなり、最近では周辺にシネコンができ、私も体力的に無理が利かなくなった。継続を求める声が多いので、プレイグラウンドに無償で譲ることにしました」と話している。問い合わせは、同映画館内プレイグラウンド事務局(TEL049・223・0733)へ。

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