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2007.04.26

4/26 「親学」の前に「委員学」だよ

●教育再生会議が「親学」だと。余計なお世話だと思う。
◇「親学」提言のポイント/(1)子守歌を聞かせ、母乳で育児/(2)授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない/(3)早寝早起き朝ごはんの励行/(4)PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す/(5)インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施/(6)企業は授乳休憩で母親を守る/(7)親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞/(8)乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施/(9)遊び場確保に道路を一時開放/(10)幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる/(11)思春期からは自尊心が低下しないよう努める

こんなこと、有権者に押しつけることを「親学」なんて言う前に、科学的根拠もないのに情緒だけで教育を語るこの委員会の委員たちにちゃんと「学」をつけてほしいものだと思う。

この中でも1つだけいいことがある。(9)遊び場開放に道路を提供、だけだ。マイカーを運転する快楽というオトナの都合を、「子どものため」と称してクルマ漬けにしている子どもの遊びのメニューをもういちど生活に戻すには必要なことだと思う。そのためには、道路は誰のものか、という主権の問題を再確認する必要はあるだろう。でも絶対できないねこれだけは。地域社会のど保守の人間たちほどマイカー漬けだ。道路利権とも密接にからんでいる。

以下、提言に対する感想。
(1)子守歌、へぇ。昔は乳母が歌ってくれたものだけどもなぁ。保育士じゃダメなんかい。
(2)授乳中にテレビを付けないことに意味があるのかね。授乳をストレスにしないことが第一なんじゃないかね。
(3)自分が早寝早起き朝ご飯で育ったからよくわかるけど、仕事やっていく上でダメだね。体にリズムが入ってしまっているから無理が利かない。夜更かしできないから深夜残業ができない。時間が来ると腹が減ってしまうから、晩ご飯なしに残業すると気が気じゃない。職場でいろいろなことに耐えて尊敬されている人や、仕事できる人って、早寝早起き朝ご飯じゃない育ち方している人の方が多いと思う。彼らは朝、デスクの上でコンビニのおにぎりをほおばったりしているよ。私のように朝食抜けずに遅刻するような人間がダメだと思う。
(4)PTAに父親参加、と父親に要求する前に、学校の都合で保護者を動員するようなPTAのあり方を変えてください。専業主婦家庭のライフスタイルに合わない人をいじめるようなPTAのあり方を改革してください。でなければ父親は参加できません。
(5)有害情報とは何ですか?どこまでを指すのですか?有害情報とは誰が決めるのですか?戦前のような時代では労働運動の情報も有害情報に見られていました。今でも労働運動を有害視する人たちはたくさんいます。
(6)授乳休憩って、職場から保育園に戻って授乳させてくれるのですか。そんなこと企業ができるのですか。
(7)生の芸術なんて東京でしかないじゃないですか。芸能人に囲まれて生活してきた右翼言論人らしい提案ですね。北海道の北見枝幸みたいなところで生の芸術なんてどこで見つけるのでしょうか。
(8)歪んだ赤ちゃんを選別する集団検診に「親学」まで入ってくるならますます行きたくないですね。
(9)大賛成。道は誰のもの、という問いかけを徹底的にやってほしい。
(10)あいさつは徳目じゃないでしょう。
(11)自尊心って何ですかね。日本の子どもが自尊感情が低いという、子どもの権利を認める側のデータを強引に愛国心に結びつけようという魂胆だ。自分を大切に思う感覚と愛国心は違う。愛国心がなければ自尊感情が湧かないという人を育ててもなぁ。
それから、これまで保守の人たちは子どもは学んでいく存在だから謙虚でなきゃならん、と教えてきたわけでしょ。それがここにきて自尊心ばかりことさら問題にするのは何かおかしいんじゃないでしょうかね。
現実に、最近は自尊心と自分のギャップが埋まらずに変なことやるウヨ系の人が増えているわけで、たとえば長崎市長を撃った男とか。

教育再生会議:親向けに「親学」提言 母乳、芸術鑑賞など
 政府の教育再生会議は25日、親に向けた子育て指針である「『親学(おやがく)』に関する緊急提言」の概要をまとめた。子どもを母乳で育てることを呼びかけたり、父親にPTA参加を呼び掛けるなどの内容。政府の有識者会議が家庭生活のマニュアルを示し提言をすることには会議内にも慎重論があるだけに、世論の評価は分かれそうだ。

 東京都内で同日開かれた主要メンバーによる運営委員会で示された。5月の第2次報告の前に正式発表する見通し。

 「親学」は、親も子育て学習をする必要がある、との認識から一部の保守系有識者が提唱している考え方。子育ての知恵や文化を伝えることが主眼で、再生会議では17日の同会議第2分科会(規範意識)で提言を行う運びとなった。山谷えり子首相補佐官や池田守男座長代理らが概要をまとめた。

 概要では「脳科学では5歳くらいまでに幼児期の原型ができあがる。9歳から14歳くらいに人間としての基礎ができる」と指摘するなど、11項目にわたり具体論を展開。「子守歌を歌う」▽「授乳中はテレビをつけない」▽「早寝早起き朝ご飯」▽「親子で感動する機会を大切にしよう。テレビではなく、演劇など生身の芸術を鑑賞」▽「インターネットや携帯電話の情報に『フィルタリング』を」など、家庭生活のあり方をかなり具体的に記述。子どもの発達段階に応じ「幼児期段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目」を身につけさせるよう呼びかけた。

 ただ同会議内にも、「政府が押し付けることか」(学識経験者)と政府版「家庭生活マニュアル」の作成を疑問視する意見が出ており、発表段階で内容に変更が加えられる可能性もある。母乳による育児推奨には「母乳の出ない母親を追い詰める」との専門家の指摘もある。【平元英治】

 ◇「親学」提言のポイント

(1)子守歌を聞かせ、母乳で育児

(2)授乳中はテレビをつけない。5歳から子どもにテレビ、ビデオを長時間見せない

(3)早寝早起き朝ごはんの励行

(4)PTAに父親も参加。子どもと対話し教科書にも目を通す

(5)インターネットや携帯電話で有害サイトへの接続を制限する「フィルタリング」の実施

(6)企業は授乳休憩で母親を守る

(7)親子でテレビではなく演劇などの芸術を鑑賞

(8)乳幼児健診などに合わせて自治体が「親学」講座を実施

(9)遊び場確保に道路を一時開放

(10)幼児段階であいさつなど基本の徳目、思春期前までに社会性を持つ徳目を習得させる

(11)思春期からは自尊心が低下しないよう努める

毎日新聞 2007年4月26日 3時00分

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