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2007.01.28

1/28 抗体反応

家族が次々に風邪にやられて、幽霊船になっていくようだ(風邪だからいつかは治るが)。

そんなときに、鳥インフルエンザのことを考える。専門知識があるわけでしゃないし被害にあった養鶏業者のことを考えると軽々なことは言えないが、日本は渡り鳥の飛来地で、かつインフルエンザウイルスというのは数限りなくありそうなので、今取られている水際でのウイルス撲滅作戦ってどこまで守りきれるのかわからない。
ウイルスに効くクスリはなく免疫で退治するしかない、とか、あるいはインフルエンザは一定程度蔓延すると解毒化していくとか、そんな話を聴いていると、死んだ鶏は廃棄するにしても、インフルエンザの感染した養鶏場で生き残っている鶏を繁殖させた方が、効果的ではないか、などと滅茶苦茶なことを考えてしまうが、どうなのだろうか。

●久間防衛大臣が記者クラブで、自衛隊のイラク派兵はアメリカの誤情報に騙されてしまったんだというような本音の話をした。朝のテレビを見ていたら、そのことに対する民主党菅代表代行の「閣内不統一だ」というツッコミに対して評判が悪い。結局久間さんは黙っちゃうみたいだ。それではイラク政策が変わらない。
国会での論議の技術上、安倍首相を追いつめていく意味では閣内不一致というツッコミは有効なのかも知れないが、ここでは、イラク政策の変更について久間大臣が思い切った発言をしているのだから、もっと上手に捉えて次の議論に広げていくことが必要だったと思う。民主党の政策としてはイラク派兵には反対なのだから。
イラク派兵の責任追及の前に、誤った情報とは何か、誤った情報で対米協力を約束してしまったシステムは何なのか、国会で明らかにしていくべきだろう。

この問題についての尾ひれはひれ。
①政権交代があれば過去の政治判断ミスを浄化する機能が働いて方向転換できるんだけど、日本の場合は政権交代がないし、さらには小選挙区制の導入で派閥による疑似政権交代も無くなったから、国としての過去の政策判断の誤りを浄化する機能が働かず、過去の蓄積の上での政策転換をすることになる。与党はねじ曲がった理屈に理屈を重ねて方向転換を図るしかない。一方、野党は筋のよい方向転換のためには政権交代を迫っていくしかないが、理念や大義なき政権交代ばかり意識すると、最初の「閣内不統一」というような政局がらみの判断をする体質が身に付いて、これまた野党も力がつかない。ジレンマである。
②こういう発言をしても大目に見てもらえる久間氏の存在というのはなかなか面白い。他の政治家(に限らずすべての組織人)だったら謹慎させられるようなことだと思う。麻生太郎さんも、久間さんの発言を長崎弁で紹介して、自分の言い分を通すのに使ったことがあったような記憶がある。

山口二郎北大教授のブログで、御手洗経団連について批判している。論点が整理されていてよい。ただし過去の経団連代表が今よりよかったのはわかるが、「国士型」というのは持ち上げすぎだと思う。

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