1/6 ふみとどまる勇気
夕方、成増のジンギスカン店「ラムラッケ」に行く。とってもおいしい店だった。友人の恩人がお店を始めたというので、誘ってくれた。
友人の話の中で、地域で何か声をあげていくということは、ほんとうに冷ややかな眼に囲まれがちなことだ。そんなことで悩む共通の友人の話を聞く。そして大きく飛躍したところに行きたいと、ついつい現実逃避を考えてしまっているようだ。
同じことは、自分についても自覚する。でももっと困っている人がいて、その人たちが元気になるための手づるをつくることはとっても素敵なこことで、敵をつくってしまっても、私のように比較的言いやすい所にいる人間が言うべきだと考えて前に進んでいる。ほんとうにときどき嫌になって、行政サービスの良いところに転居したい、とかいろんな現実逃避を考えてしまう。
でも、朝霞→札幌、札幌→朝霞と2回の転居を経験して、地域で何かをやっていくというときに、転居はほんとうに何もかもゼロにしてしまう経験を重ね、ここでできるところまでやる、と思う。そして、自分自身への励ましとして、
もし私がこのことを言わなかったらどうなっていたか、そんなことを考えるようにしている。
大きく飛躍するチャンスを逃すのはもったいないことだが、私の職場の大先輩である村山富市さんは、一所でふみとどまって活動してきたから、ちょうどいいタイミングで、周囲が転機をつくり、あまり人に怨まれることもなく首相になった。首相になって、天災やテロにみまわれそのことで本人の能力を超えたところで文句を言われているが、しかし、アジアとの和解、地方分権や介護保険制度の導入、公共事業の見直しなど、その後の社会制度を大きく変えるシステムづくりのきっかけをつくったと思う。自分には真似できないが、見習うべき先輩だと思う。
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コメント
少なくとも一人の人間(私)が管理人さんの存在を必要としています。
私は家の事情でこの市を離れることができません。だからなんとかここで幸せになれるようジタバタしていますが、以前の私のままだったら、自分をごまかしながら現状を受け入れることを美徳として前に進む歩みを止めていたかもしれません。
しかし、管理人さんから『そうじゃない、弱い立場の人が日陰にいるのはおかしいんだ、みな同じように陽が当たるようにするためには、誰かが駒を前に進めていかなくてはならないんだ、そしてそのためのきちんとした方法(手段?)があるのだ』と教わったように思います。
まだまだ教わることがたくさんありますので、よろしくお願いします。
投稿: エム | 2007.01.09 21:16