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2007.01.14

1/13 守る力と主体性と

子どもの風邪が小康状態になってきた。夜にはうなされることもなくなった。

●昨晩のETV特集「アフガン戦争」がよかった。
今の世界中の混乱は、ソ連のアフガン介入が大きな転機になっていることもわかる。イラクの混乱を冷戦の縄張り争いにとどまったベトナムから語るのではなく、縄張りがそもそも存在しない混乱に陥ったアフガン介入から語る視点もよかった。アフガン介入、そしてその後の戦争とチェルノブイリ原発でソ連は崩壊していくし、アフガン反政府勢力の肩入れの結果としてアメリカはとてつもなく大きな代償を払い、日本はつきあわされている。大きな政治勢力の傘に入ることの大変さ、独立しようとすることの大変さなども教訓になる番組である。
とても不思議なのは、イスラム世界は、西欧では独裁政権や共産政権としてマイナスに捉えられている政権が近代化の旗手となっており、それに対して民衆から巻き起こる革命が、自由からの逃走であり、貧困化であり、そこに豊かな精神性と伝統を見出すことである(最近の日本も伝統や精神性ばかり強調するあまり、近代的価値を否定するような考え方が台頭してきているが)。
私が政治に興味持ち始めた頃が、ちょうどソ連のアフガン介入について世界中が反応していた頃だったし、多感な高校や大学にいた頃がゴルバチョフ政権と同時代にあったので、自分が社会主義、そして社会民主主義を捉えてきた問題意識に重なりあう。
ソ連のアフガン介入について、80年代前半に認識が甘すぎたのが日本の左翼陣営の崩壊の原因だ。ヨーロッパでは今でも政権政党として存在している社会民主主義勢力が日本でほとんど崩壊しているのも、決定打はこの時期にソ連と決別できていなかったことにあると思う。
戦争反対=戦争に巻き込む反米帝という理屈でソ連びいきだったからだろう。ここが、ソ連をきちんと批判した西欧の社会主義者たちと決定的に違った。社会党の変化も、一部の右派の西欧社民系の議員や党員を除き、口先だけではなく自らのイデオロギーの危機としてアフガン介入を批判するようになるのは冷戦の終結である89年ぐらいからではなかったか。
今回の番組でもソ連の上層部は書記長を除き介入に猛反対の立場だったことが明らかにされている。それくらい、当事者にとってすら困った問題だったのに。

●終わった後、友人から電話。社会運動にかかわる人にわきおこる必然性みたいなものについてあれこれ議論。ちょうど、岩田正美ほか著「社会福祉研究法」(有斐閣)について読んでいる中で、現場と研究者の立ち位置の違いについて議論が出てきて、いい具合に話が重なり、反復学習のような感じになる。平野貞夫のブックレットをプレゼントしたところご家族が先に読んだらしく、内容が面白いと言っていたとお礼を言われる。

●小康状態になったので、8月に知り合った友だちの誕生日パーティーに少しだけ出る。誕生日パーティーとかこつけた異業種交流会のようなノリだった。
そこで、いろいろな人に出会う。クルマから歩行者を守ろうと活動してきた朝倉船橋元市議に久しぶりに会う。自然食品店に就職した若い友だちもいた。京都からやってきた神学生の友だちにも会う。佐藤優さんの後輩である。うらやましい。うっかり同業者にも会った。意外な一面を見た。

●紅白歌合戦の乳だし事件でDJ-OZMAがNHKに出入り禁止になったらしい。本物の乳じゃないというのは姑息だと思うが、世間もNHKも許せよ、と思う。NHKに抗議している人たちって何なんだと思う。教育のためとか言うけども、自分にもおっぱいがついているか、そうじゃなければおっぱいみてウハウハしているんだろう。教育ってそういうものを見せなければいいのか、とも思う。
団塊の母親ぐらいを境目に、人前でおっぱいを与えなくなったが、人前でおっぱいを出すことを猥雑なイメージしかとらえなくなったことと、子育てがしにくい社会であることは、比例関係にあるように思う最近だ。

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» ETV特集「アフガン戦争」 [50代オヤジの独言]
まだソ連があった時代のアフガン介入から、その後のペレストロイカ、ソ連崩壊後のアメリカ介入まで、KGBの情報局長や、CIAの情報局員のインタビューを中心に、アフガン紛争の始まりから丹念に証言を重ねていった労作。カルマル議長の更迭や、アフガニスタンの国民同士(国軍vsゲ... [続きを読む]

受信: 2007.01.14 12:11

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