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2006.12.12

12/12 非営利組織の専従者

友人がここ数ヶ月、半分専従みたいにしていた人(給料は払っていなかったが、他の団体の専従者としてかなりの自由時間があった)に牛耳られたNPOの軌道修正に奮闘した。制度改革をめざすNPOだったのに、専従者の趣味ともいえるイベントばかりやって、社会改革の取り組みを放棄してしまったからだ。
友人はそのNPOの立ち上げから関わっていたので気持ちはわかったが、私は冷たいもので、「たかがNPO1つの権力闘争によく熱を上げられますねぇ」なんて傍観していた。

結果は友人のめざした軌道修正に成功し、専従者を解任することに成功したが、その解任された人は往生際が悪い。ブログでは「こういう事態にいたった私にも反省すべきところがある」と言いながら、その反省点について何も言及しないで、NPO乗っ取り屋のリンクまで貼って、解任を決断した人たち全員を非難している。私もずっとそのNPOを傍観していたが、どう見ても、その専従者が日中の組織を独占できる立場を利用して、みんなの組織なのに、周囲に何も諮らず、やりたいようにやっていたように思う。

NPO関係者は、私の勤務先の業種である労働組合を、体質が古いから始まって、言いたい放題非難する人も少なくない(その骨頂とも言えるのがNPO業界に君臨する元検事だ。余談だがこの元検事の一派は、公務員はNPOスタッフのようなものだから団結権や団体交渉権は認めるのがおかしいと言っている。NPO労働者に対する人権感覚を見ることができる)。それらは大半が当たっている。
しかし、私は目的意識を失ったNPOには、老舗の労働組合の問題と同じような芽を持っていると思う。本業そっちのけで事業に熱を上げたり、ほんとうに組織を必要としている人を見殺しにしてしまったり、イベントばかりにうつつを抜かしたりする。
その他、労組やNPOに限らず、政治団体にしても、学校法人にしても、宗教法人にしても、ダメな非営利組織となったところは、専従者の趣味を加入者に押しつけるところから始まる。専従者だけが提案権を持ち、会議での自由な発言が許されなくなり、役員に特権や利権が発生し、非公式な話し合いが増え不自然な運営が目立つようになり、役員は専従者への不信感ばかり陰では語り、メンバーズシップが発揮されなくなる。

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コメント

私が聞いた内容とは異なる部分が多数ありますね・・・。

投稿: ! | 2006.12.14 17:35

関係者からのご指摘で、判断が大きく分かれる表現があったので、一部削除しました。

投稿: 管理人 | 2006.12.17 02:08

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