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2006.12.27

12/27 格差是正法案に期待すること

民主党が格差是正法案を提出するらしい。朝日によれば

鳩山氏は「税や医療費などの負担増、母子世帯の優遇措置の廃止など、弱者の切り捨てが財政再建の名目でなされている」と指摘。これらの格差是正につながるような理念を盛り込むことを想定している

という。しかし、税負担増は格差拡大ではないってば。税をリスク管理&再配分機能と捉え直すことをきちんとやるべきで、増税が庶民イジメ、減税が庶民寄りというレッテルは良くない。
減税はたいがい金持ち優遇になるし、税や社会保険の増といっても、介護保険のスタートで介護保険料を取ったことは、かえって政治的コネクションのない人たちに介護サービスをきちんとつくったという歴史もある。

増税=庶民いじめという政策観は問われているが、母子家庭などこれまで民主党があまり目を向けていなかった微妙なことも取り上げるようだから、期待したい部分もたくさんある。とにかく、格差でも何でもいいが、社会の網から転落しかかっている人をどれだけ励ませるか、公明党や共産党のような裁量行政を前提にした口利き福祉の拡大ではない、民主党らしい政策の描き方を楽しみにしている。しかし、山本孝史さんがどこまでがんばれるか、今は石毛さんもいないし、その他、そういう政策をつくるのに向いている現職議員がいなくて、残っているのは増税反対には燃えられるけど、母子家庭を自業自得と言ってしまいそうな議員が多く、こうした問題への選手不足が否めない。

●佐田行革担当大臣の辞任は対応が早い。旧竹下派の政治家はこうしたときの組織行動が早いと感じるが思い込みだろうか。総会屋の論談同友会のHPで「I」という人物が安倍政権の問題人物のスキャンダルを垂れ流していると書かれている。次は民主党に縁深い高級官僚が原宿の公務員住宅を不正入居していることが狙われているという。標的を見ていると、スキャンダル暴きと検察特捜部を使うのが上手だった前政権の関係者じゃないかと思う。
一方、安倍首相が次の行革担当相を誰にするのか興味深い。税調会長に伊東元重氏を起用するかと思ったら、香西泰という中曽根時代の学者を引っ張ってきた。若手議員や小泉政権の置きみやげのような学者以外のブレーンが89年ぐらいから95年ぐらいの時代の変化に取り残されたような化石のような学者ばっかりで、イノベーションとか使っている言葉も古い。安倍首相の感覚は80歳代ぐらいなのかも知れない。

「格差是正法案」民主が提出を検討 鳩山幹事長明かす2006年12月27日03時10分朝日
 民主党の鳩山由紀夫幹事長は26日、朝日新聞の取材に対し、来年の通常国会で「格差是正基本法案」(仮称)の提出を考えていることを明らかにした。来年の参院選に向け、主要な対立軸に格差問題を掲げ、理念法として仕上げたい考えだ。

 法案化は、鳩山氏が菅直人代表代行らと構想を練っている段階。具体的な中身の詰めはこれからだが、鳩山氏は「税や医療費などの負担増、母子世帯の優遇措置の廃止など、弱者の切り捨てが財政再建の名目でなされている」と指摘。これらの格差是正につながるような理念を盛り込むことを想定している。通常国会の序盤にも提出を目指している。

 菅氏も今月の党常任幹事会で「(通常国会で)安倍政権に負けない知恵を出して、格差是正の総合政策を基本法案の形で提起し、国会の論戦をそこの土俵に持っていく」と述べた。

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