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2006.11.09

11/9 じっとみすえる

今ごろになって蘇我馬子や厩戸王子を題材にしたまんが「日出処の天子」を読む。歴史解釈のダイナミズムに触れる。日本史で英雄の伝記を教えろと主張する政治グループがあるが、明治維新のライトな英雄伝説を信じ込まされて何か意味があるのか、と思う。子どもたちの自尊感情の補強=愛国心教育=都合の悪い歴史の隠蔽と過去の美化を一体に考える悪癖はやめるべきだろう。

●米国議会の選挙で上下両院とも与野党逆転。アメリカ型の政権交代がいいとは思わないが、日本よりまし。政権交代がほとんどない日本では野党は育たないし、与党とともに国が滅びる。即刻ラムズフェルドを解任したブッシュ大統領の判断は賢明だと思う。
昨夜、民主党の今の状況について憂える党員の友人から電話がある。小沢氏が無原則に野党共闘を進め、農村や既得権益集団への接近を図っていることが与党からの攻撃材料になっているし、支持率の低下になっている、という。
私は、そういう面もあるとは思うし、小沢氏の演出はあまりうまくないが、構造改革疲れと格差問題(所得の問題だけではなくて)に不安を実感しながら言葉にならない国民の気持ちにどう寄り添うかということを考えたら、小沢氏を変えようとか、既得権益集団との接近をやめろ、と騒ぐことは逆効果だと答える。結局、小沢・鳩山・菅体制を壊すという前原氏あたりを勢いづける。そのことは、構造改革疲れや格差問題に鈍感で、軍事問題にやたら勇ましい人たちを勢いづけることになる。そんな民主党が政権交代の指標になるのか疑問だ。また、無投票で決着した党首選挙が終わったばかりなのに、党首交代論が出てくればまた民主党へのわかりにくさ不信感を培養してしまう。そのことで国民に不安定感を累積させ、民主党支持しない層を増大させていることも注意すべきだ、と思う。農村回帰を進める小沢氏のやり方に不安を抱く議員も多く、都会に強い民主党を復活させる議員グループができた。しかしトップが前原氏に近い議員だけに、かえって逆効果にならないかとも心配した。

●朝日新聞の三者三論で教育委員会が議論されている。堅持派、分権と自治体との連携強化派、廃止と自治体首長の責任強化派の3人がわかりやすく論を展開している。政府や自民党が進めようとしている文部科学省の都道府県教育委員会への指導強化論は非現実的でナンセンスな対策だということがわかる。

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