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2006.10.05

10/5 タカがハトになるか爪を隠すか

あす、マンションの管理会社と管理組合総会の議案づくりをするが、そのためのたたき台になる文書を家事の間に作る。その中で大きなものは、管理組合の支出権限や手順を明確にするための規則案と、防火計画案。半年間の理事会の議論の結果をまとめていく。支出権限の規則案は、管理会社が管理組合を自由に指導できなくなるので嫌がる議案。申し訳ないと思いながら、管理組合の信頼を維持するためには少し厳しくやっていくしかないと自分を言い聞かせてまとめる。

●安倍首相の平和・外交問題についての国会答弁は、これまでの安倍氏の発言より軌道修正がかかっている。いくつかの点で常識的な解釈にたどりついていないとはいえ、従軍慰安婦、中国政策、祖父岸信介氏への戦争犯罪への認識、村山談話への解釈など、明らかにこれまでの安倍氏の発言とは異なり注目に値する。また、北朝鮮拉致被害者の解放にも、軌道修正は有益だろう。
これまで発言の勇ましさに安倍氏を礼賛してきた「ネットウヨ」たちには少し寂しい結果かも知れない。安倍氏が方便としての軌道修正なのか、本当の軌道修正なのか、中国とのトップ会談の結果で見えてくると思う。
後者であれば長期政権になったり、「名君」の評価を勝ち得る可能性は高い。土屋埼玉県知事や、穂坂志木市長は、首長になるまでどうしようもない右翼議員と評価されてきたが、首長になるやいなや国家観はともかくとして、DVや児童虐待に積極的に対応するようになったり、障害児や障害者の権利性に着目した政策に着手したり、左翼政党が得意だった政策を彼らは前進させた。
かといって、冒険的な教育政策や雇用政策、無意味な社会保険庁バッシングが方向転換するとは思いにくい。私はそちらの方が困ったものだと思っている。

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