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2006.10.10

10/10 年金族議員は責任取らないのか

志木駅、朝霞台駅周辺でたばこを吸っている馬鹿がまだ減らない。1回通るだけで2~3人は吸っている。ものの15分でも徹底的に取り締まれば、職員1人分の給料ぐらい稼げる。
条例で市役所の職員等が指導し取り締まるとしていたが、そんな職員見たことがない。こういうことは全く何もしない。行政の怠慢である。抗議が必要かも。

●東武動物公園の「カバ園長」こと西山初代園長が亡くなる。テレビで見たことしかないが面白い人だった。開園当初、西山園長はそれまで動物園の職場長として当たり前だと思っていたのか徒弟社会のような接し方で職員を扱っていたら、東武鉄道はじめグループ企業から出向・転籍した職員たちが反発、労使紛争になりかけたことがあったなぁ、と思い出した。

●「ニッポンが危ない」を一部見る。年金がもらえるか心配を政治家とタレントが大激論。社会保険庁職員を全員クビにすれば解決するというような、まったく因果関係のない議論を与党政治家とタレントがしていた。教育改革でも、年金改革でも、最近の与党は国民の妬みみたないものにつけいって、政策効果が全く無い荒療治ばかり打ち上げる。
年金が危なくなった理由は①過去の負担者が大した保険料(率や制度移行での様々な免除制度など)払ってきてもないのに、その人たちへの年金を上げ続けたこと、これは政治家の責任。②政治家(与党も野党も)たちが制度設計しまとめる能力がないくせに、具体の運用面では役所が決めず年金保険料も給付額も国会決議つまり金権政治家たちの合意を必要としたこと、これは厚生労働省本庁役人と政治家の共同責任。③年金財政予測のパラメーターである出生率の低下ということになるが、子育てについて精神論ばかりたたかわせて、セーフティーネットや社会保障としての子育てについて全く考えてこなかった文化人や政治家の責任だと思う。
社会保険庁職員には、個々の年金が宙に浮いたとか、年金未納状況の盗み見など、それなりの懲罰の必要な問題があるものの、それは年金不安に対する責任と混同すべきではないだろう。収納率アップで不正があって、どうよしようもない組織だ、と批判されるが、年金制度が社会に追いついた改革をしていないのに、収納率だけ上げるなんて無理だし、現実的には2万人の職員が全国何百万人もいる未納者からお金を取り立てることなど不可能だ。サラ金の職員数や取り立て実績と比べれば無理だということはよくわかる。まさか「営業は根性」とか言うつもりだろうか。そう思っているなら宋文洲様に皮肉られたらいい。
そういう環境の中でノルマ達成しなければ、ねんきん事業財団移行時にクビにするというのだから、やれる手段は何でもやるだろう。ノルマ未達は、昇給査定や昇格査定で厳しい結果にするというぐらいなら、社会保険庁職員もそこまで無理はしなかっただろう。組織改革時のクビをちらつかせたことがこんなことになっているのではないか。やらなければクビだと言われて、それが殺人や他人に危害を加える行為でもなければ、多くのサラリーマンはルール違反を躊躇するだろうか。
社会保険庁職員を全員クビにするなら、もっと責任のある厚生労働省年金局のキャリア官僚の解雇や、年金族の政治家の引退を迫るべきではないだろうか。肝心な人が処分されていない気がする。運用金から無駄な年金施設を地元に誘導して儲けた政治家、儲けさせた高級官僚は今、涼しい顔をしている。
これまで社会保険庁職員バッシングを猛烈にやってきた長妻昭代議士(民主党)が、今回は割と現実的なことを発言していた。国税との統合による社会保険庁解体案を出してきた。旧民主時代からの持論だと思うが、未来志向だし、現実的な改革だと思う。

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