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2006.09.22

9/22 ひ孫の代まで著作権

アメリカに言われて、著作権法が改正され、著作権が死後70年まで延ばされるという。
うちの祖父が1995年と2003年に亡くなっているから、もしどちらかの祖父が何らかの芸術作品を遺していたとすれば(ありえない)、2065年か2073年、私がまさに共同墓地で死体になって寝転がっているだろうときまで、祖父に会ったこともない私の子の世代まで著作権が私有財産として残るということだ。
著作権保護自体は大事だと思うが、作品のオリジナリティーを尊重するための著作権であって、作者の存命中の活躍すら定かな記憶がない子孫や、どさくさで著作権を半永久的に買った業者を保護する必要があるのか疑問だ。著作権を遺産として譲り受けた子孫にとって不労所得のネタになるだけでロクなことはないような気がする。

アメリカ型経済イデオロギーって頑張った者が報われるとかきれい事言うけど、相続税100%論者の野口悠紀夫以外は遺産や親族の不労所得については大甘だ。またそういう人に限って税金逃ればっかりやっている。本気で競争を徹底させて社会を良くしたいなら、遺産なんて概念を無くすような改革をしてもらいたい。

●昨日の国旗掲揚・国歌斉唱の処分者の裁判に関して、杉浦法相が記者会見で、国旗掲揚・国歌斉唱は有意義としながら、起立斉唱拒否の立場に理解を示し、かつ、国旗・国歌が軍国主義と関係がないと発言。
国旗掲揚・国歌斉唱を教育の場で必要だとする立場の人の中では、良識的でバランスのとれた言い方だと思う。

推進派は礼儀だ伝統だと言って、他の教育課題を無視して国旗・国歌さえ何とかすれば教育が良くなると信じて血道を挙げて主張している。しかし、海外で国旗・国歌が大切にされる場面に出会えばそれにあわせることは、学校教育しかも卒業式でしか教えられないものだろうか疑問だ。また、江戸時代の寺子屋や藩校に、国旗が掲揚されたり、国歌が斉唱されたりしただろうか。それで教育水準が下がったのだろうか。いろいろ考えてしまう。そもそも学校教育なんてシステムが、何の日本の伝統でもないではないか。

●やっと暗黒の規制改革会議を率いてきたオリックスCEOの宮内義彦氏が、規制改革会議から身を引くという朗報。この間の規制緩和政策決定の闇を明らかにしてほしい。また政治関係者には、規制緩和さえしていれば改革という固定観念を改めてほしい。

「血塗られても英国は変えぬ」 国旗めぐり法相発言2006年09月22日13時02分朝日新聞
 東京地裁判決を受け、杉浦法相は22日の閣議後の記者会見で、「個人的な一議員としての感想」と強調した上で、英国旗「ユニオンジャック」を例に引き、「『血塗られたユニオンジャック』という表現があるくらいだが、それでも英国民は国旗として変えない。そこを思い起こしてほしい」と話した。判決は、国旗掲揚・国歌斉唱は有意義としながらも、日の丸、君が代が軍国主義思想の精神的支柱だったことに触れ、起立・斉唱拒否に理解を示した。

 杉浦法相は「一部報道では、日の丸・君が代が軍国主義を連想させると言うが、戦争に至った経緯とは関係がない」と話した。

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