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2006.08.30

8/30 保育園・児童虐待・非行

次世代育成支援行動計画推進委員会の会議があった。議題は、計画の評価、ショートステイ事業の開始、児童虐待防止ネットワークを発展的にした要保護児童対策地域協議会の設置、市民のイベント提案。

計画の評価は事業着手件数で評価されていて、事業の成果や効果が全く計測されていないことが問題と私は指摘した。このまま公表するなら、市民からのフィードバックを受けるべきとも意見する。
なお市側から保育園の整備計画について説明がされ、前回2月の会議では否定されていた20時までの保育所開所がこれから漸次進められていくこと、認可保育所の定員が予定されていた公設民営園1園のほかに民間2園の参入があって計画を上回る水準で進むことが明らかになった。何とか量的なニーズをクリアしてきたので、保育所の質や後回しにされてきた保育、例えば障害児保育の推進が議論できるようになる。また保育所以外の子育て支援政策を考えられる段階に入れそうだ。別な委員さんからは、20時までの保育ニーズはそんなにあるのか、と疑義を呈せられた。量については考える余地があるが、是非については是で話を進めてほしい。東京ベッドタウンで通勤時間を入れたら19時までに迎えに行くなら、17時台には職場を離れなくてはならない。終業時間間際にトラブル電話がかかってきたりすると、お手上げというのが現状だ。20時ぐらいまでやっていないと話にならないだろう。お迎えの日は30分賃金カットで時短をしてもらっている。それでもそれを許してくれるだけ恵まれていると思う。早くても19時終業の小売業では働く人たちはどうしているのだろうか。

ショートステイの開始については評価しながらも、どこかの段階で軽度の児童虐待での一時的な親子分離などに対応できるような体制に組み替えてほしい、子ども自身の申請や児童委員などの代行申請も可能になるようにしてほしい、と私や他の何人かの委員さんが要望した。市から提示された要綱には、育児疲れ、育児不安などで身体、精神上の理由でも対象になるので、虐待の前兆現象のようなところでは可能な含みもある。また重度の虐待の場合は、保護者からの隔離という問題があるのでショートステイでは対応できない、という市側の説明もあった。

要保護児童対策地域協議会の設置については、児童虐待だけでなく非行も対象に入ることになった。地域の「おとな」が大好きな非行問題の議論に引きずられて児童虐待問題が後回しにされないようにということ、守秘義務が公務員だけではなくて協議会に参加する民間団体・民間人まで適用される。そのことが公権力に近い人だけの一方的な判断や決定とならないよう、とくに被虐児については子ども自身に対しての説明と同意をきちんと行うことを私は求めた。
子どものことを論じたがる人は、非行については必要以上に語られるし、決めつけ、先入観と俗論でとんでもない対策が行われがちだ。その議論に引きずられて児童虐待が語られると、親の自覚とか、虐待の連鎖みたいな議論にばかりいってしまいそうになって、現に行われている虐待に何の有効な対応が取られないのではないか、と心配を感じた。

市民ワーキンググループからは、子ども子育て連続講座をこの秋から自主的に開いていくこと、この1年ぐらいの間に1日設け、子どもと地域を考えるイベントを行うことを提案した。

●紙ごみをまき散らす被害が起きていて、茶髪の女性がやっているという目撃情報を得る。住人に茶髪の女子高生で元気に遊ぶ人がいて、先入観で疑われている。背格好からして違うと思うが、目立つ子どもは何から何まで疑われる。

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2006.08.28

8/28 マンションでの政治ビラ配布は無罪

マンションで共産党がビラ配布したことが違法だと摘発した検察に、東京地裁は無罪判決を下した。判決内容には不満があるものの、結論としては妥当なものだと思う。もちろん、集合ポストへの配布はそもそも摘発の対象にもなっていない。
しかしこの間、マンションの集合ポストすら政党ビラが配布されなくなった。とくに共産党は一切入らなくなった。共産党員には気の毒だと思うが、共産党について批判的にウォッチすべき私のような者にも気の毒だ。共産党が最近何考えているんだか、全くわからなくなっていることは良くない。

健全な民主主義社会というのは、よりましな政治勢力を選択していくことだ。よりましかどうかを各個人が判断するためには、政治勢力間の言論戦が必要だ。言論戦をするのにいくつかツールがあるが、マスコミ、インターネットをのぞけば、ベタだけどもビラというのは有効かつ、一番迷惑をかけない手段だ。それがマンション住民だけ遮断されるというのはわからない。

一方、ピザ屋、マッサージ屋、日経新聞、中古マンション業者からは毎日どっさりビラが入る。マンション業者など営業担当者の似顔絵と筆跡あり実名入りの手作りだ。これらは憲法の財産権に派生する営業の自由があるから検察から問題にされないのだろうか。
財産権と政治的な自由権と天秤にかけるつもりはないが、北欧やスイスのように財産権が多少制限されても息苦しい社会にはならないが、アジアの開発途上国のように政治的自由を規制して財産権だけが野放しにされている国は息苦しい。福沢諭吉的価値観になってしまうかも知れないが、先進国といわれる日本が後者の枠組みに入ってよいわけがない。

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【番組案内】アイヌからの問いかけ萱野茂のメッセージ

アイヌ文化について取り組んだ萱野茂さんの生涯をドキュメントしたNHKのETV特集再放送があります。
放送日:教育テレビ 9月9日(土)午後3時00分~4時30分
「ある人間(アイヌ)からの問いかけ ~萱野茂のメッセージ~」(第146回 2006年7月22日放送)


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8/28 交代制の育児休業制度導入・埼玉県新座市

新座市が職員どうしの夫婦の家庭に1週間交替で育児休業を取得できる制度を導入する制度を9月の議会に提出する(朝日新聞8/28西埼玉版)。公務員の育児休業制度の大半は、基本的に通しで1回のみ、配偶者が3ヵ月以上育児休業を取得したときだけ、再取得が可能という制度になっている。

本来はバカンスを目的とした有給休暇制度が、病気休暇の代用制度になり下がっている現状のように、休暇休業制度をこまぎれにすることはどうか、という疑問がないわけではないが、いい取り組みだと思う。大阪の池田市に続く取り組みだという。

育児休業を取得すると、どうしても代替要員か自分の仕事をかぶってもらう人が必要になる。仕事の引継は、完全にチェンジできれば引き継いだ後の人のやり方に任せる部分も多くて難しくない。しかし、自分自身も元の職場に戻らなくてはならないとなれば、どうしても完全に引き継いで完全に戻すということが不可能で、しかもそういう部分に限って引継書など文書化するほどのレベルの問題ではないことが多く、悩ましい(自分の仕事のクセとしての悪癖を整理してしまう機会にもなりうるのですが)。しかも相手は他の仕事も抱えている同僚だったり、たった短期間その職場のクセを飲み込んでその人の代わりに働かなくてはならない派遣労働者だったりして、細かいことまで要求しにくい。

新座市の提案しているような育児休業制度だったら、仕事を抱えながら育児休業が取得できることがよい。これで男性の育児休業取得が進めばかなり良い育児環境ができると思う。
新座市は、この取り組みがうまくいったら特区申請をして、市内の民間事業所でも同様の交替で取得できる育児休業制度を創るという。期待したい。

【補記】埼玉新聞に詳細な記事が出ていました。続きでご紹介します。

●東京メトロ13号線の開通が、2008年6月に決定した。当初2007年度中と公表していたが少し遅れたようだ。バスに乗って明治通の工事の様子を見ると、まだまだという感じがしていた。
東上線のダイヤ改正は13号線の開通と同時に行う、としていたが、ここまで引き延すのであればダイヤ改正をどこかで1回入れた方がよい。通過駅への接続電車のない深夜の急行とか、朝ラッシュ時間なのに直通電車がこないとか、今のダイヤには克服してほしい課題があると思う。

●「ニートって言うな」著者の本田由紀さんがブログを閉鎖されるという。労働と若年者に関係する研究がどんなかたちで進んでいるのか、その製造過程みたいなものに触れられたので、無くなることは残念。

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2006.08.24

8/24② ロジスティク隊長

Fukurozume職場である労働組合の大会(総会)が開かれている。私は今回、そのロジスティックの責任者をしている。他の年は入職3~6年の職員が担当するが、私は機関紙担当に長くいたのでその任務ができなかった。今回、久しぶりに機関紙以外の仕事になったので番がまわってきた。
5000部もの資料の袋詰め作業をやってくれる開催地の組合員や現地の組合、運送業者、印刷会社、荷物を出す同僚、作業を手伝ってくれる同僚、会場、ときには電話会社や流通会社などと調整しながら、物が滞りなく必要なところに届くように手配していく。物とその物の情報が分離しないように気をつけることが重要になる。
最大のヤマ場は資料の袋詰め作業。さまざまな印刷会社や団体から袋入れのための資料が届く。今年は少な目で21種類。部数もやや少なめで5000部。会場を借りる都合もあるので、資料の会場搬入から作業終了まで慣れない組合員もいることを前提に80人が4時間程度で作業を完了させなくてはならない。
関わって働いてくれる人たちが作業ミスしないよう、焦らないように作業を進られるよう、ありとあらゆる工夫を毎年重ねている。また、頻繁にさりげなく作業点検などを入れ込み、ミスを早期に発見して作業の大混乱を予防できるようにしている。我が労組の技能だ。今年新たに追加した工夫は3つ。マニアックなので割愛する。
今年は、いろいろな心配ごとがあったが、地元の組合員の創意工夫と活躍で予想より1時間も作業が早く終わる。組上がった資料がスムースに参加者に渡り、ほっとした。

今日からその大会がスタート。来賓あいさつで菅民主党代表代行、又市社民党幹事長、上田埼玉県知事などがお話をされた。菅さんも又市さんも日本政治がまずい岐路に立っていると話す。上田知事は、自治体経営にそろばんは大事、そろばんに続いてロマンが大事、自治体運営はロマンとそろばんで、と労組ではあまり聞けない珍しい話をされる。競馬はロマンという言葉を思い出す。

●朝、北朝霞駅から大宮駅まで直行する快速電車を利用した。もともとは、中央線、西武線、東上線の沿線から大宮始発だった東北・上越新幹線のリレー快速としてスタートした臨時列車(といっても毎日走っている)。かかった時間はわずか11分。結構混雑していた。北朝霞からの武蔵野線の利用客の大半が、浦和か大宮に行く人で、武蔵浦和などの長く面倒な乗り換えを強いられている。ラッシュ時間だけでも増発してくれるとありがたい。

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8/24 人生最長のおつきあいの家具と別れる

Owakare記憶にない頃に、いとこからいただいて使ってきた二段ベッドとお別れした。二段ベッドといっても、小学生のときに切り離して長いことシングルベッドとして使ってきた。今のアパートに引っ越してからも持ってきたが、ベッドの板が壊れてきてからはあまり使わなくなり、物置と化していた。かれこれ30年使い思い出もいろいろだが思い切って捨てることにした。

高校ぐらいまで親が私の外出を快く思っていなかったので、つまらないのでベッドの中で本を良く読んだ。中学生のときに酒を飲み始めたのもこのベッドの上。なんだか捨てたことが後ろめたくて、ついつい写真を撮った。

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2006.08.23

【番組紹介】保育園の民営化

全国で進む保育園の民営化について、きょう23日19時30分からのNHKクローズアップ現代が取り上げます。東京大学の汐見稔幸教授がゲストです。

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8/22 社会党からひもとく日本の合意の風景

昨日は、過日亡くなった角屋さんを偲んで、三途の川を渡るぐらいのところでみんなで飲もうという会に出る。日本ではまともに社会民主主義が取り上げられたことがないまま葬られつつある現状を嘆き、いろいろな議論をする。

今日はまた社会党関係者が亡くなった。隣の和光市で精神科の東武中央病院を経営し、後に社会党の参議院議員となった菅野寿さんが亡くなった。この地域の数少ない社会党関係者だった。また、浅沼稲次郎などを送り出した歴史ある派閥河上派の数少ない生存者であった。

今年は、社会党の元議員が次々に亡くなっている。55年体制が終焉し、それを担っていた人間たちの寿命も限界に近づいているということだろう。政治関係者の中では、社会党は滅ぶべくして滅んだ政党だから振り返る価値もないというような扱いをする人が多い。言うことは非現実的だったけども、1970年代までは今の民主党よりはるかにリアルな政治に噛んでいたと言える。
野党第一党の社会党がダメだったのは社会党の特性に原因を求めることが多い。そういう面も多いと思う。しかし、民主党のメール騒動を見ても、野党時代の自民党を見ても、新進党のピケ戦術とその後の崩壊を見ても、あるいは身近な自治組織、例えば町内会や学生自治会、労働組合での主流派に対する非主流派の戦い方も、社会党に共通するノリが多い。社会党的なるものは日本人が主流に反対するときの1つの様式なのではないかと思うこともある。反体制派が自分たちで権力を握る、ということを考えない政治風土があるのか。さらには、権力を握る必要になったら、あっさり反体制派をやめてしまう政治風土ということも言えるかも知れない。

そういう2つの面から社会党の歴史の中で未解明なことは多く、生存者の証言や書き残したものが重要な価値をもってくる。

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2006.08.19

8/19 川口市がマンション管理組合の支援を始める

住んでいるアパートの共有部分に、悪質なごみ捨てが繰り返される。嫌なことをする人がいる。いつもは共有の駐車場使用申請書を廊下に撒かれていたが、今日は、伊東・宇佐美のおみやげの残骸とKOOLの煙草の空き箱、セブンスターライトの吸い殻が花壇に捨てられてた。

以前からアパートの掲示板をみんなが見える場所に移設したいと管理会社に相談しているが、美観だか何だかで、なぜかこのことだけは全然話し合おうともしない。アパートに来る人全員にルールが徹底されなければ意味がないではないか。

●川口市が、地域のマンション問題に取り組むNPOとともにマンション管理組合の支援に乗り出した。川口市はバブル後超高層マンションが猛烈な勢いで増えた。古い体質の川口市がどのようにこの人たちと折り合おうとしているのか興味があった。
朝霞市も、95年からマンションが急増していて、95年以後の新住民の大半はマンション住民になっている。当座、この住民たち自身にはなんら問題は発生しないが、やがて建築後20年経ってくると、今のマンション業界のやり方から見えてくるものは、大規模修繕工事でデベロッパーに身ぐるみ引きはがされた無一文の管理組合を退職者または退職間近のシニアが維持する、という構図になる。お金持っていたり、技術を持っているシニアなんてそんなにいなから、結果として起こるのはマンションのスラム化だ。ひとたびスラム化が始まれば、地域全体のマンションの投げ売りが始まり、地価が下がり、貧困が貧困を呼び、地域社会は大きく変質するほか、自治体財政にも大きな影響を及ぼす。
スラム化を回避するためには、マンション住人の自治能力を高めることだが、それは意識を高めるようにしても無駄になるだけだと思う。管理組合というアマチュアだけの組織が、マンション管理会社やその親会社である不動産デベロッパーと対抗したりチェックする能力をつけるための具体的な対策が必要だ。
しかし今、公共の周辺にいる人たちや、地域の人といわれる人たちの中で、マンションが語られるときは、マンション住民に対する「プライバシーばっかり」「協調性がない」「町内会に入らない」と何かを棚に上げたままのイメージ談義ばかり。あまり意味のある議論ではない。

丸の内線にホームドアが設置され始めたという朗報。来年9月までに全駅設置される。

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2006.08.13

8/13 友人の大活躍

用事があって関西へ行く。
そして、大事な友人がパネルディスカッションのパネラーで出ると言われていたのでのぞいてきた。パネラー3人いて、並べて見ると、その友人は一番分の悪い立場になりそうな状況で心配だったが、ことごとくひっかけになりそうな質問に上手に回答していて、その受け答えの質の高さに嬉しい気持ちになる。

それにひきかえ私は・・・、ということです。

●江田三郎が影響を受けた、日本共産党(のちに離党)の構造改革派の学者、佐藤昇さんの著書を検索したところ、今では岩波現代文庫「現代日本の革新思想」という1964年頃の本を文庫化したもの以外は絶版になっていた。佐藤昇さんの業績の片鱗に触れたくて、同書を読む。まだ新左翼過激派がういういしい頃で、未知なる新左翼の批判的な思想分析を対談で行っているが、そのよちよち歩き感が面白い。

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2006.08.09

8/9 社会性のない政治

往復の電車の中で佐野眞一「小泉政権 非情の歳月」を読む。小泉純一郎の黒衣の飯島秘書官、姉の小泉信子秘書、田中真紀子を取材したルポ。小泉一族のひきこもりぶり、田中真紀子の問題児ぶり、飯島秘書官のわけわからなさに驚く。小泉さんの周囲には社会性のない人たちばかりだと。
私はこれまで数々の「○内政治」と言われるような場面で敗北を続けてきた(それに引き換え選挙は勝った経験が多いので選挙に関心が離れないのかもしれない)。その経験からしてどこで政治やるにしても社会性やコミュニケーション能力がものをいうということは痛いほど経験してきた。その実感から、この佐野眞一さんのルポを読むと小泉政権というものがどうしてこんなに長続きしたのか、ほんとうに不思議でならないと感じた。

しかし、これを読んだ後には、安倍氏が政権についても、その運営が大変になるなぁ、と感じる。小泉政権独特の政治まわしは、小泉氏だからできたことだ。安倍氏は谷垣氏や麻生氏、それから立候補の動きを見せた津島派や山崎拓氏に対抗する意味で、安倍氏は小泉氏のドライな改革政治を継承しなくてはならない。しかし安倍氏にはひきこもり権力者としての能力はないし、永田町の人脈が強すぎてドライに割り切れないことが多いだろう。安倍氏の心配をする筋合いではないが。

佐野眞一さんの取材力や書くものに対する着想は毎度敬服してしまう。

●山口県選挙区で、私の愛読ブログの筆者の方が民主党で立候補されることになった。一所懸命に地域のことも政治のことも考えて活動されてきた方なので、楽しみだ(道路特定財源に対する考え方だけが全く違うが)。でも票がない。
過日伝聞で、民主党の大物議員が「リベラル(左派+市民運動系人材という意味だろう)はなかなか立候補してくれないからなぁ」とぼやいていたらしい。そういう中では、貴重な人材だと思う。民主党や「リベラル」を大切にしよう派閥がこうした候補者の意欲をきちんと守ることを期待したい。

●一方で、京都のおもしろい共産党員のブログが閉鎖に。自由な党員なので、言うこと面白くて、このような党員が発言の場を与えられるだけでも共産党は良くなると思うのに、本当に残念で仕方がない。

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8/8 事故の補償を全額公費に出させるのか

医療事故に何らかの補償ができる制度が必要だ、という医師会の主張は考えてみてもよいが、今日、医師会が出産に関する医療事故の補償制度の案を発表した。その内容が、財源を政府から60億円拠出させ、さらに妊産婦から負担をさせるというもので、医師自身は何の負担もしない内容。

これまで、小児科・産科医不足にかこつけて、医療の側は医療事故に対する患者の告訴権を制限するかのような発言を繰り返してきた。この案では、その上、自分たちの責任を痛みも感じずに税金や被害者の負担に押しつけようとはずいぶん太い根性である。
自分たちの業務上おこした事故の補償に対して、丸ごと公費で面倒見る制度なんて他のどこにあろうか。たいていは、業界団体の互助制度や民間保険会社の保険を経由して、同業者で負担しあうのが常識じゃないだろうか。医療がやりたい放題、ほ乳類のお産の本能的機能を全く無視し、人体を切り刻むかのような産科医療の現状で、このような制度ができたら、モラルハザードになるだろう。

折しも、愛育病院で鉗子出産の赤ちゃんの頭が潰れる事故が起きた。ご冥福をお祈りする。

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2006.08.07

8/7② 電話中の自動車死亡事故に危険運転致死罪適用を

携帯電話を敵だと思っているわけではないけれども、経済原理に叶っていればワンコールワーカーが増えたって構わないじゃないか、という考えが蔓延していることと、携帯電話の普及で所構わず他人を呼びだして電話することが当たり前になった社会と、変化が重なり合うものを感じている。

●自動車運転中の携帯電話使用は、酒気帯び運転と同じくらい反応が遅くなるという研究成果が出た。運転手が携帯電話で通話中のクルマに何度かぶつかりそうになったことがある。携帯電話しながら運転している人が起こした死亡事故には、危険運転致死罪を適用してほしい。運転中や電車の中にいるのに、携帯電話に出ないと怒るような人とは関わらない方がいいと私は思う。相手が客だとしても、それを待てない客は後々トラブルとなりやすいと思う。

●大阪茨木の監禁魔が話題になっている。外国人スチュワーデスの連続バラバラ殺人事件といい、青森の監禁王子様といい、今回の野郎といい、境遇が似ている。親が有名人ではないもののある程度の有力者かつそこそこの金持ちで、不労所得で生活するドラ息子ばっかりだ。彼らは親から独居しながら家賃を負担に苦労した形跡もなく、事件を起こした「マンションの一室」は親が契約したか、親の持ち物ばかりだ。執拗な監禁趣味を持つ変質者の境遇に何か共通するものを感じる。そして、事件についての裁判では、やりたい放題ああいえばこういう式のことばかりやっているらしい。
また、警察が何度か進行中であった事件と接点を持ちながら、警察がなぜか途中で捜査を断念していることも似ている。

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8/7 効果が広がる利用者との双方向的関係

社民党の職員からプロダクションを立ち上げた角屋治勇さんが急逝された。大好きな登山のさなかに倒れられたという。夕方、お葬式に出席する。
角屋さんは、海外に就職した友人の送別会でお会いして、運動体の職員として考えたこと、向き合ったことなどをお話してくださった。

●東上線が、優先席での携帯電話使用禁止を徹底する社内ポスターを掲出した。子どもがペースメーカーを利用している人からの「利用者の手紙」を全文掲載し、なかなかインパクトがある。とてもよい。高校生が見入っていた。
残念なことは、優先席から遠いところに掲出されていること。優先席を使っている人、優先席周辺に立っている人に見えなければ効果がない。また、ペースメーカーの影響があるなら、優先席に近いドア周辺やホーム上も禁止しないと、安全ではない。

●イスラエルのレバノン攻撃に関して、まだ引き続き日本の国連外交がどのように動いているのか聞こえてこない。日本の平和運動は、イスラエルの非道さを伝えたり、一般的な評論や正義の示威行動は大好きだが、自国の外交政策についてきちんと追っかけ、制約を課すことができていない。そうした追跡をし広く国内に知らせている活動をしている人は、特定の立場だと思うが、河辺一郎さん以外聞こえてこない。まだ日本は、イスラエルとも反イスラエル諸国とも、中立のアラブ諸国とも話し合えるポジションにいる。その立場を活かしているのか、アメリカの世界戦略に追随して暴力を容認する側に回っているのか、明確にしていくことは課題だと思う。繰り返しでしつこいが。

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2006.08.06

8/6 松下製品を買うのはやめよう

ナショナルの系列の松下プラズマディスプレイが、偽装請負を大阪労働局に内部告発した労働者に、直接雇用に切り替えて異議申し立てする必要のない身分におきながら、一方で精神的拷問を加えていたことが明らかになっている。

このようなことを平気でするような会社の品物は買ってはいけないと思う。反省するまで、という期限を設けながら。

※内部告発することは組織人云々、あるいはそれだけの報復を覚悟せよ、というわかったようなことを言う人がいます。しかし労働者への人権侵害には行政や世論に内部告発していくことしか対抗手段がありません。また制度もそういうことを予定して組み立てています(内部告発以外に労働者が対抗できる方法を知りたいものです)。経営者や人事管理者の人権侵害に、忍従するか退職するしかないような社会では、(できの悪い開発途上国の工場のように)ちっとも企業は自己改革ができないのです。

【追記】労働問題も不公平問題にも関心がない人がうっかり偽装請負をやっている会社の製品を買ってしまうことは咎められませんが、労働問題や不公平問題に問題意識がある人が、商品比較の結果としてやっぱり偽装請負をやっている会社の商品を評価して買ってしまうとすれば、他社製品よりちょっと値段または機能がよい価値が、偽装請負の問題より価値があると判断している人といえます。

●JR東日本で、電車のドアに接着剤が塗られて開けられなくなったり、線路の置き石が続発しているらしい。その置き石も置き石探知機が機能しないように工作されてやられている。置き石のいたずらをするような馬鹿者が置き石探知機なんてものを知っているとは思えないから、単なるいたずらとは思えない。

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2006.08.05

8/5 税制を複雑にしていく意味はあるのか

やっぱり谷垣はダメなのかなぁ。今度はNPO寄附控除税制の拡大だと。何かにつけて税控除、税控除って、税控除を乱発しているけど、それが効果を産むのか疑問だ。税控除とは、寄附すれば払うべき税金をその納税者に戻すことになる。つまり特定の団体に寄附すれば、寄附の一部を政府が肩代わりすることになる。ましてそれは、小額納税者は一部分しか政府が肩代わりされないのに、金持ちの寄附は半分近くが寄附されることになる。税金を払いたくないだけの志の低い金持ちにNPO業界が今以上に左右されるのだろうか。

それと税制そのものへの問い直しが必要なときに、つぎはぎだらけの税控除制度をさらに複雑にすることが必要なのか疑問だ。所得税への信頼感を取り戻すためには、複雑な税控除をできるだけ客観的にわかる控除に束ねていき、所得比例の公的年金保険料などとの統合を図っていくことが必要ではないだろうか。

●自民党の武部幹事長が、靖国参拝問題について、信仰の自由だとか言論の自由を引き合いに出してたわけたことを言っている。法律上の自由や権利があっても、職務上できないことってあるだろう。住むところの自由は基本的人権だが、日本の労働者にはよほどの家庭事情でもない限り転勤を拒む権利はない。しかしこれが基本的人権の侵害だという法解釈はまだない。有権者の権利や自由を、義務や責務と取引させるようなことばかり言うのに、権力者の自由だけは解釈し放題だ。
いつまでも交際していた男に言い寄られていた女友だちが「(その男にも)言論の自由はあるからねぇ」と言っていたなぁ。言論の自由は大切だけども、状況を誤って使うと間抜けに聞こえる。

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8/4② ふじみ野市プール事故から考える埼玉県南部の自治体事業の委託

ふじみ野市のプールの死亡事故はほんとうにいたわしい事故だ。

市営プールの民間委託が、市民も市役所も知らない業者に丸投げされて、行政サービスが受託業者のマージン稼ぎにしかされていなかった実態には呆れる。丸投げされた業者は人件費を節約するために専門的訓練を何一つ受けていない若者に現場を任せているだけ。その結果としてただプールを観察しているだけの監視員がいることになった。そこで働いていた若者たちもたまらない経験になったことだろう。
こうやれば、丸投げされた業者は、市議や市職員に何らかのキックバックを渡すことも可能だ、ということに気付いた。ただし今回のような事故がおきてその構造がばれなければ、という前提がつく。どう見ても遊んでいるだけの議員の親族からビルメンテナンス会社の役員の肩書きの入った名刺をもらったことが何回かある。そういう会社ってどうやって稼いでいるのか、前々から疑問だったのに1つの答えを見せてもらったような感じがしないでもない。

このほか、今回のプールをめぐり、ふじみ野市の業務委託のずさんな状況というのがどんどん明るみになっている。プールに市職員が監督に来ていたか、ということが今日の話題だったが、市側は毎日行っていたと弁明したが、丸投げされた会社のアルバイト監視員は年に3~4回来て現場をぐるっと歩いてあとは事務所で雑談して帰るだけだった、と証言して、食い違っている。これと同じようなことを朝霞市内の保育園の運営委託でも聴いている。市側は法律にもとづききちんと監督している、と弁明していたが、そこで働いていた方は、やはり市は年3~4回視察にやってくるだけで現場職員とはほとんど言葉を交わさず事務所で園長と歓談して帰ると話していた(最近、本庁の職員が現場に良く入るようになった噂を聞くようになったが)。埼玉県南部の共通の体質なのだろうか。

そう思わせることを感じることがある。自治体業務の委託を考えるにあたって、埼玉県南部の自治体は構造的な弱点を考えたことがあって、それが以下の3点だ。都内の自治体とも、あるいは北海道や北陸や九州の自治体とも大きく違う問題だ。
1つは、市民の精神的求心力は東京にあり、多くの市民は地域に関心を持たない中で行政運営がされる。関心を持つ市民が圧倒的に少なく、行政のやることが利権化したり委託に関する不透明な関係ができやすい。
1つは、村から大きな合併を経ずにあっと言う間に市になったので、近代的な自治体運営に変わりにくかったこと。とくに苦情や市民の意見に対する対応能力が弱く言い訳にもならない言い訳ばっかりする。端的に言うと、問題発見・解決能力が鈍いということ。
1つは、多くの自治体で70年代に至ってまだ縁故採用を行い、その上組合結成を徹底的に圧力をかけてきたので、組合がないか機能していない自治体が多い。その結果、自治体業務の委託に関して組合が反対することが表面化することはほとんどなく、職員集団自身からの厳しいチェックが効かない。むしろ市職員が事業の外部委託を効率化の指標だとして胸を張るぐらいで、委託された現場でどんなことが起きているか全く関心がない。

自治体の業務委託が不正か不正でないか、効率的か非効率かという問題とともに、透明性や、公開性や、そして何より安全性が大事にされるために、克服しなければならない課題ではないかと思う。

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2006.08.04

8/4 ラテンアメリカ左派政権が築く新世界秩序

●今日放送されたNHKスペシャル「ラテンアメリカ」は思ったよりショックを受けた。新自由主義に対する開発途上国の挑戦程度ぐらいしか紹介しないだろうとたかをくくっていたし、私自身はラテンアメリカの左派政権の相次ぐ誕生を喜んだものの、実績については全然注目してこなかったからながら見するつもりで見た。しかし、番組で紹介された南米左派政権の国々では予想外にリアルな国内開発が進められていて、北欧を除く欧州のアイデンティティーを失った左翼陣営より、面白い、と思った。
番組で紹介されたブラジルのルーラ政権が進める、さとうきびを原材料としたアルコールエネルギーによる経済開発政策の効果や層の厚みみたいなものには衝撃を受けた。ブラジルやベネズエラが独自の経済体制をつくってしまい、両国が米州機構の席で規制緩和&何でも民営化に猛然と反発するので、米州機構を新自由主義経済の実験台にしようとしているブッシュが苦虫かみつぶしている顔がいい。
これまでの左翼陣営は、どこかマルクス主義の発展段階論みたいなことや、生産手段の公営化や共有化をどのように進めていくか、というドグマから出発してきたが、南米左派政権は、社会民主主義からも、もちろん共産主義からも全く自由なところから発生しているので、リアリティーから物事を考えているようで学ぶところが多そうだ。
ただし、日本でブラジルやベネズエラと同じことができるかというと、エネルギー問題と、米国との軍事同盟をどう整理するかが問われるけど、今の政権と次期首相内定者はそれを考える以前のレベルで、何もアメリカのネオコンたちの言いなりだからなぁ。小泉構造改革の信者、日本経済新聞の愛読者、規制改革会議の教祖たちのように、アメリカの言うことの10年後を追いかけることが「構造改革」だと信じて疑わない人たちに対する有効なオルタナティプが南米左派政権の国々だと思った。

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2006.08.02

8/2 規制改革会議の保育所改革に拍手喝采していると痛い目にあう

規制改革会議の答申本文の保育所制度の部分を読む。多様な保育とか、利用者の選択とか、高コスト体質などと言うが、いいがかりに近いイメージで議論している。改革の視点が1990年頃に議論されたステロタイプから一歩も出ていない。

多様な保育といっても、規制改革会議の連中はイメージ貧困で、長時間保育と、調理室や園庭をカットしたローコスト運営ぐらいしかイメージがない。利用者の選択は強調するが、保護者が保育所を選ぶ視点を高める仕組みや、保護者が保育所を育てていく仕組みについては全く想定していない。高コスト体質と言うが、それこそコストを無視した暴論である。保育所運営費の算定根拠になっている保育士の月給は、名目19万5千円程度である。これをオリックスのceoや、本業があるくせにあちこちで講演料稼ぎをしている八代尚宏は、高コスト体質と呼んでいる。

彼らは激烈なことを言うと、厚生労働省や保育所を異様にまで守ろうとする労組や保育団体を観念の敵にしているキャリアウーマンやシンクタンクの観念的研究員から拍手喝采受けているが、実は、彼らの議論は働きながら子育てする人のことをこれっぽっちも大切にしようと思ってはいない落とし穴なのだ。

今回見逃せない議論が、「保育に欠ける」要件を撤廃しようと規制改革会議は言っている。つまり、就労しているしていないにかかわらず保護者に平等に保育所運営費をならしてばら撒くと言っている。余談だから、小泉政権や民主党右派の児童手当の異様なまでの執着はこの議論の延長にある。
つまり規制改革会議は、保育所利用者への補助金をカットして、専業主婦にもならしてばらまき補助金にしようと言っている。また応益負担とか言って保育所を利用した人ほど負担を高くなる。つまり今、フルタイムで保育所に預けている人は、専業主婦にばら撒く分の公費負担が無くなるから自己負担を上乗せされ、専業主婦がちょこちょこ保育所に子どもを預れば逆にトクをするという制度改革になるのだ。ましてや保育所と保護者が勝手に契約しろというのだから、保育事業者にとっては金払いのよい夫を持つ専業主婦の方が、保育所がなければ生活が成り立たない母子家庭や父子家庭より優遇されかねない。そうなれば、保育所の激烈な規制緩和のために利用された理論、M字型雇用が少子化をもたらすからM字雇用にならないように保育園を整備する、という前提そのものが崩れる。

前々からオリックスの宮内氏や八代尚宏氏は「保育所に預けている保護者は既得権者」という言い方をしている。今は議事録を取っていないが、規制改革会議の前身の規制緩和委員会(当時は議事録あり)では、八代尚宏氏とポピンズコーポレーションという全国規模の保育産業の社長が一緒になって、参考人として出席した保育園を考える親の会の普光院さんに投げかけた非難・攻撃の言葉が「既得権者」だ。
私は子どもを無認可保育所に預けているが、認可保育所に預けている人を既得権益と思ったことはない。これは多くの保護者の実感だと思う。無認可保育所にジャブジャブ公金が流れればいいのだろうか。モラルハザードにならないか。やっぱり無認可保育所しか選べない地域は、そこの基礎自治体の怠慢が最大の原因だ。

保育所に関しては、きちんと考えもせず、単純な市場経済原理によりかかった観念的議論が多すぎる。規制緩和や民間活力の導入で生産性を改善できるのは製造業だ。JRは民営化で嫌なことされなくなってはきたけど、新宿駅の埼京線ホームを見ても、電車の本数を見ても、満足な設備投資がされているとは思えない。大和総研のこんなレポートもあった。このようなステロタイプなレポートを書いて金になるのだから、うらやましい。少子化と保育所の「高コスト体質」といわれるものに相関関係がない。保育所は少子化対策のツールとは少し立ち位置が異なることを認識しなくてはならない。高齢者にたとえるとわかりやすい。高齢社会だからと介護を整えるのではなく、高齢者が多かろうが少なかろうが介護が必要な人に介護をつけるのと同じである。

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2006.08.01

8/1 市内の保育園の運営委託に関して

朝霞市の市報が届く。保育園・子どもに関する事業に関して5点突っ込みどころ満載。

①市議会で宮戸保育園の運営委託に関して質問が行われた
議員 1年目に15人、2年目にも10人の職員が退職しています。1年目には担任欠員により委託費返還が行われました。2年目も非常勤調理員が4ヵ月間1人欠員、今年度も幼児暮らすに配置されるべき非常勤保育士が欠員のままです。市は基本的なチェックさえもしていないのではないか。
健康福祉部長 宮戸保育園の運営状況につきましては、保護者とのふれあいを重視した懇談会を通じて、保育士の専門的観点から相談に応ずるならどの対応や、独自の保育教材や保育遊具を導入して、その目的や効果について保護者に説明を行うなど、公営とは視点を変えた保育を実施しているところです。平成17年度からの実施事業者における雇用形態の変更等により現在は特に問題がないものとかんがえております。なお、非常勤職員につきましては、契約・仕様書の中で配置人数を明記する正規職員とは異なり、暮らすの子どもの状況等に合わせて配置することとなり、欠員ということはございません。また民営保育園の対応につきましては、毎月の報告書に基づいて担当職員が鋭意その審査ならびに指導について努力しているところでございますのでご理解いただきたいと思います。

「ご理解いただきたい」という終わり方は、裁量行政なのでこれ以上は口をはさまないでください、という態度。その体質が問題をこじらせている。また、懇談会がどうして「保護者とふれあいを重視」なんて修飾がなければならないのか何の説明もないし(そもそも常設の保護者会があるのか?)、職員配置数は常勤/非常勤の前に、国の最低基準にもとづく法定数や自治体の規定数があり、それに基づき補助金適正化法にのっとり運営費が支出されている。それを守っていなければ違法行為なわけで、非常勤職員だからと規定数雇ってなければ補助金の詐欺にあたる。

②同じく市議会で仲町保育園の委託決定経緯について質問があった
議員 仲町保育園の運営形態を民間委託とした庁内の保育園運営検討委員会の議事録から定員管理上公営は無理などと決定されたが、保育内容について検討を抜きに決めたのか。
健康福祉部長 (民間委託した)宮戸保育園の運営について公営とは視点を変えた特徴ある保育等により、保護者満足度が高い数値が得られていること、さらに民間事業者からの事業提案が期待できることなどから民営化の結論とした。保育行政の柱は保育指針であると考えている。民営だからと保育に対する考え方に問題があるという考え方は持っていません。
企画財政部長 定員管理の問題は、特に保育園を民営化することを前提につくったことはない。

定員管理や民間委託の是非については市側の答弁に一理あるものの、健康福祉部長の民間委託における管理監督に関しての答弁は問題ある。
保護者調査の満足度が高いということだが、これは社会福祉法やどで決められている第三者評価の手法ではなく、質を他園と比較ができない保護者に市が勝手にこさえたアンケートを集計したわけだから、どこが良くてどこが悪いか判断もできない状態で回答を得たものだ。シビアなものではない。判断に専門家が判断に加わったかどうかも疑わしい。それを満足度が高いと勝手に評価を下すことを「自画自賛」という。
この答弁では、保育指針以上の方針を市は持たない、あとは事業者にやりたい放題させます、という意味が取れる。これは委託発注者としての姿勢が問われる。さらに、委託発注者として一定の仕様を決定することが必要ではないだろうか。
そもそもこの保育園委託は、当事者たちに話しもなく、実質庁内だけで決めてしまったし、その委託の仕様についても当事者は審査できない。これが民主主義と地方分権のもとにある自治体運営として妥当なのだろうか。

③「公立保育園の運営希望事業者」募集の案内
平成19年7月に開園予定の仲町保育園を運営する事業者を募集します。
決定方法 プロポーザル方式(企画提案による選定)
参加資格 埼玉県および東京都内で保育事業を実施している法人
参加要領配布 8月1日~22日(火)
提案書等提出期限 9月15日
提出書類 運営提案書・法人の決算書・経費見積書・仕様書等
施設概要 朝霞市仲町2丁目地内(東上線朝霞駅北口の再開発中の東朝霞団地内)
通常保育 0~5歳児・休日保育・一時保育・地域子育て支援センター
のべ床面積 1502平米 鉄筋コンクリート建
問いあわせ 朝霞市児童福祉課 048-463-2837

過去のように、社名だけブランドで運営管理に問題のある企業が受託することがないよう、きちんとした実践のある社会福祉法人、学校法人、NPO法人などに受託してもらいたいと思います。そのためにはたくさんの法人に応募してもらいたいところですが・・・。業者の決定過程には、保護者や保護者団体に加わってもらいたいものです。

④学校給食の栄養電算システムプロポーザル説明会・・・?
学校給食の栄養事務の電算システムを新しいものにするらしく、その決定をプロポーザル方式で選ぶという。プロポーザル方式は、価格入札だけでは決めにくい内容の事業発注を行う際、業者の提案能力を比べて選ぶ方法。しかし法律上は、この間国の官庁で談合や汚職の温床になった「随意契約」そのもので、役所が任意に業者を選ぶことだ。特に朝霞市の場合、その決定過程に市民も参加していないし、提案書類が公開されないので、公正に選ばれたのか検証不可能だ。いつ不祥事になってもおかしくない。
役所の提案・発注能力が追いつかない福祉分野などは意味があるかも知れないが、栄養計算事務がそんなに創意工夫を問われるとは思わない。むしろ、現場の栄養士さんたちにどんなシステムが必要なのか十分検討させることが必要だし、そのことが能力を高めることになるのではないか。また、目的もはっきりしている電算システムなら、開かれた場で価格だけで受注業者を決める一般競争入札で良いのではないだろうか。

⑤市営住宅の補欠登録者の資格を示した別表
いくつか時代にあわない、あるいは差別的な応募条件が見られる。「社会通念上不自然な世帯分離」として親がありながら兄弟姉妹のみ、祖父母と孫の同居、DVで子どもと避難中の戸籍上結婚している状態の人などが応募資格から排除されている。こうした規定について、今の社会問題にあわせて見直しが必要だ。「社会通念上」とは主観的な価値観であって、法にのっとった公正な行政運営とは思えない。不正な手段で入居をもくろむ人を排除するならそれを具体的に明記すべきだ。このような書き方したら、関西では差別問題となり当該課は糾弾闘争の対象になる。認識が甘い。
また、夫婦子どもで「社会通念上自然」な世帯が複雑な家庭環境にある人より入居でも有利になってしまう。税金を使ってやる事業なのだから、彼らこそ、民間住宅に住める地域社会にしていくことが市の施策だろう。

【補記】ふじみ野市営のプールで運営委託した業者がさらに業務を丸投げしていたという事実が出てきた。また委託した会社も丸投げ先の業務実態について把握しておらず、自治体業務の運営委託が、こうした地域の何やっているかわからないような会社に対して単なるマージンばらまきになっているだけ。これが何も考えない民間活力の結果。子どもの生命が無惨なかたちで亡くなっているのに、事故後1日経っても市役所も委託先企業もどんな安全策を講じているのか全く理解できない現実。
朝霞の保育園委託問題で、委託先企業の営業の自由があります、というような答弁をしている限りは、ふじみ野市役所のような窮地に立つ危険性は高い。

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8/1② 税金を払わない社会じゃなくて・・・

不用心で2日も寝込む。快方に向かっているが、家族にうつしてしまった。
佐藤優が推奨していた和田春樹「北方領土問題 歴史と未来」を読み始める。千島前史から始まる。

●谷垣さんが子宝税制なるわけのわからん提案を言い出している。
今、子育て世代は、ワーキングプアすれすれか、そうでなければ住宅ローン減税の恩恵を受け、定率減税もあったりして、ほとんど税金を払わなくて良い。これ以上の減税は効果なしだ。しかるべき負担をして、政府に物を言う関係ができる。そのことは介護保険制度の導入で証明された。景気にも中立だった。
むしろ、増税してでも、子育てや子どもができても困らない社会制度を徹底的につくってほしい。そのためなら、谷垣さんの持論の増税に諸手を挙げて賛成します。税金が下がったり、政府からお金貰っても、今は規制緩和頼みでまともな社会制度がないんだから。昨日の規制改革会議の答申なんか、認可保育所廃止だって。これ以上子育て環境が悪くなるのかと思う。
谷垣さんはまじめなのに「金銭インセンティブ」を信仰しているから時々こうしたエラーを出す。ほんとうにいい首相になる素質があると思うのに。近代社会での政治は、注目されるように政策花火を打ち上げなくてはならないので、なかなか地道な提案が争点にはなりにくい弱点があるとはわかっているが。

●イスラエルのレバノン侵攻に対して、嘆く世論は大きい。擁護する米国を非難する声も大きい。それはいいことだが、国連安保理に非常任とはいえ一議席をもつ日本が、大島国連大使がどのような行動をしているのか、きちんと報道したものがない。「アメリカなどの反対で」の「など」とはどこの国か。消去法でいくと、日本が残ってくる。
昨日も書いたが、北朝鮮の非難決議にあれほど突っ張ったときには、非常任理事国まで含めてあれこれ報道されたのに、今回は一切ない。日本人がアメリカをひどいひどい言えるという立場なのか、北朝鮮のときの中国やロシアのような立場なのか、今一度検証できるような報道が必要だ。

●安倍長官:ネクタイしていると首相への忠誠心を疑われる
◇安倍晋三官房長官  「昨年、郵政民営化法を国会で通したが、反対する人たちはだいたいネクタイをしていた。ネクタイをしていると小泉純一郎首相への忠誠心を疑われる」(1日、首相官邸で会談したダウナー豪外相にクールビズ姿をほめられて)毎日新聞 2006年8月1日 17時14分
こんな人が首相候補なら、北朝鮮の金日成バッチを揶揄できないな。

●今朝の朝日。規制改革会議の答申、宮内義彦は小泉首相在任中に何が何でも渡そうとしているらしいが、秘書官が疑惑のある人とは会えないとブロックしている。時に小泉首相はまともな判断をする。

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