8/1② 税金を払わない社会じゃなくて・・・
不用心で2日も寝込む。快方に向かっているが、家族にうつしてしまった。
佐藤優が推奨していた和田春樹「北方領土問題 歴史と未来」を読み始める。千島前史から始まる。
●谷垣さんが子宝税制なるわけのわからん提案を言い出している。
今、子育て世代は、ワーキングプアすれすれか、そうでなければ住宅ローン減税の恩恵を受け、定率減税もあったりして、ほとんど税金を払わなくて良い。これ以上の減税は効果なしだ。しかるべき負担をして、政府に物を言う関係ができる。そのことは介護保険制度の導入で証明された。景気にも中立だった。
むしろ、増税してでも、子育てや子どもができても困らない社会制度を徹底的につくってほしい。そのためなら、谷垣さんの持論の増税に諸手を挙げて賛成します。税金が下がったり、政府からお金貰っても、今は規制緩和頼みでまともな社会制度がないんだから。昨日の規制改革会議の答申なんか、認可保育所廃止だって。これ以上子育て環境が悪くなるのかと思う。
谷垣さんはまじめなのに「金銭インセンティブ」を信仰しているから時々こうしたエラーを出す。ほんとうにいい首相になる素質があると思うのに。近代社会での政治は、注目されるように政策花火を打ち上げなくてはならないので、なかなか地道な提案が争点にはなりにくい弱点があるとはわかっているが。
●イスラエルのレバノン侵攻に対して、嘆く世論は大きい。擁護する米国を非難する声も大きい。それはいいことだが、国連安保理に非常任とはいえ一議席をもつ日本が、大島国連大使がどのような行動をしているのか、きちんと報道したものがない。「アメリカなどの反対で」の「など」とはどこの国か。消去法でいくと、日本が残ってくる。
昨日も書いたが、北朝鮮の非難決議にあれほど突っ張ったときには、非常任理事国まで含めてあれこれ報道されたのに、今回は一切ない。日本人がアメリカをひどいひどい言えるという立場なのか、北朝鮮のときの中国やロシアのような立場なのか、今一度検証できるような報道が必要だ。
●安倍長官:ネクタイしていると首相への忠誠心を疑われる
◇安倍晋三官房長官 「昨年、郵政民営化法を国会で通したが、反対する人たちはだいたいネクタイをしていた。ネクタイをしていると小泉純一郎首相への忠誠心を疑われる」(1日、首相官邸で会談したダウナー豪外相にクールビズ姿をほめられて)毎日新聞 2006年8月1日 17時14分
こんな人が首相候補なら、北朝鮮の金日成バッチを揶揄できないな。
●今朝の朝日。規制改革会議の答申、宮内義彦は小泉首相在任中に何が何でも渡そうとしているらしいが、秘書官が疑惑のある人とは会えないとブロックしている。時に小泉首相はまともな判断をする。
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