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2006.07.23

7/23 リアリティーをもつ「無産者」という言葉

いろいろな人から見よ見よと案内された、生活保護水準以下の生活をしている労働者についてルポルタージュしたNHKスペシャル「ワーキングプアー」を見た。頭では知っていたが、映像にされるとまたショックだ。

紹介されている人々は、今のワーキングプアの典型的な人々たちだった。
①業務請負の仕事しかない石巻から東京に出て職探しをしたらホームレスになり、住所もない面接に行くお金もないと再挑戦も断たれている若者、②角館のテーラーの主。地方経済の疲弊の影響を受け仕事がなくなり、年24万で自立生活している、③秋田湯沢の農家。農業収入では赤字で、家族総出でアルバイトなどで食いつないでいる。農業を継ぎたい次男の生活保障の目途は立たない。④45歳のときに会社が傾き解雇、アルバイト3つを掛け持ちで年収200万で子ども2人を養っているお父さん、⑤父親が借金で夜逃げ、母親が続いて夜逃げ、高校時代は生活のためのアルバイトに追われ就職活動できないままワンコールワーカー。今はホームレスになった若者。
ほんとうにみんなそれぞれ精一杯生活していて、努力をしないから報われない、などどずいぶん多くの人が勝手なこと言っているなぁ、と感じた。

印象的なことは。
①ホームレスの彼にきちんと職業紹介しているのが、公共職安だったこと。雇う側の顔色ばかり見る民営化された職安や人材派遣業にそんなことできるだろうか。
②のテーラーのおじいさんは、介護保険料が払えず免除の手続きに市役所に行くと、その窓口に「温泉無料券窓口」の看板が掲げてあった。お金がないとこうした人を苦しめながら、祭だ温泉だと娯楽ばかりにお金を使う今の自治体を象徴している光景だった。どうせそこにはコネクションで入った人が働いているのだろう。洋服が使い捨てになり、秋田のことだから県外資本の大手スーパーがそうした市場を一気に攫っていってしまったのだろうなぁ。
④のお父さんは、徹夜の仕事をやりながら、徹夜がない日には息子の勉強につきあい、朝ご飯を食べるようにしつけ、しかも大学に行かせることができるぐらいのお金は用意しないと、と立派過ぎる生活に頭が下がる。
⑤都会で一度社会的つながりのない貧困に陥るとなかなか意欲からして再出発することが難しい。
と思う。

このルポルタージュに対して番組内で、経済評論家の内橋克人さん、千葉大学でライフコース論の専門家・宮本みち子さん、三重県知事選挙に落ちた村尾信尚さんがコメントを寄せていた。

村尾さんのがひどかった。ワーキングプアが問題だからと、規制緩和路線を見直し、努力した人が報われる今のシステムをやめれば、ワーキングプアを養う社会的な富も生まれない、と言った。新古典派経済学のイデオロギーに束縛された人の典型的な言説である。
日本の金持ちはかき集めたお金を税金や寄附に納めているわけではなく、資産投資しかやらないから、金持ちを創ることが貧困層の底上げにつながらないのが現実なのだ。規制緩和や競争促進策として金持ち減税を繰り返し、金持ちを増やしても消費もせず寄附もせず役に立たない金持ちばかりに富が集中するから、ワーキングプアは救われない。かつては企業がその役割を担っていたが、最近の企業は人を雇用しなくなり、その役割を果たさない。ワーキングプアこそお金を持たせれば消費拡大のチャンスを持っているのに、そこにお金を持たせないのは社会的にも損失だ。

内橋さんは、こうした人の使い方をして平気な企業や政府の責任を問い、規制緩和や構造改革によって発生した新たな日本の構造問題だと言った。まさに新たな構造問題だと思うし新たな改革が必要だ。

宮本みち子さんは「沈殿していく階層が再生産されていくと、必ず社会はしっぺ返しを受けます」というコメント。沈殿していく階層が再生産されるとは19世紀と同じだ。ケインズ経済学をはじめ人間の叡智を使って「沈殿していく階層が再生産」される状況を極力なくし、マルクスが予言した資本主義のカタストロフィーを回避してきた。③の農家も大変そうだったが、土地があり家族が助け合い農業をやる中で大変でも悲惨さは少なかった。それに対して①④⑤の都会のワーキングプアの人たちは、経済的にだけでなく、社会的にそうとう深刻な状況にあったと思う。
今は労働者階級というといろいろな意味があるので使いにくいが、戦前使われていた「無産者」という言葉がふさわしい。そして多くの都会のサラリーマンは、一度転落すると何も持たない「無産者」でしかない。

私も、バブル末期の大学時代に、仕送り月7万・アルバイト収入込みで年120万弱で生活したことがある。私の場合は学生だったのでワーキングプアほど立派じゃないが、何もかも挑戦していく気力を失ったり、お金に追いまくられて生活するという感覚を体験した。サラ金だけは手をつけないように、家賃だけは踏み倒さないように、ゼミ旅行とか、ゼミの遠征で派遣されることなんかを避けるようにしていた。あの頃を思い出す。

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コメント

初めまして。タイトルを見て、どんな内容なのかなと思い立ち寄りました。
無産者って「何も持たない」っていう意味なんですね。不勉強でした。でも私が最初に持った印象は「何も生『産』しない」、労働力として生産性がなくて価値がないから切り捨てられる、っていう意味なのかと思いました。労働する機会を奪われているのに、働く気力がない・実力がないから「生産性無し」とみなすレッテルとして用いられる言葉なのかな、と。
実際実力主義とか競争社会とかっていう考え方が支配的な風潮ですから、今私が書いたような曲解もされちゃうんじゃないかなあとか思いました。
黒川さんのご指摘の通り、規制緩和によって得られた富は資産投資にしか行かないのに、それを「社会的な富」って表現するのは欺瞞的ですよね。ロジックと実際の乖離が段々深刻になってきているんじゃないかと思います。

投稿: fester | 2006.07.24 11:32

私も、村尾さんはひどいと思いました。

過疎地やへき地、それに山谷をみている印象では、この10年は、何もしていないのと同じだったと思います。

「失われた10年」からの立ち直りは、企業の会計上の業績の立ち直りにすぎないと思います。競争になじむ部分ばかりが優先されているのは、競争力という「ものさし」で測れるからであって、ものさしで測れない意義や価値を踏みにじってしまうことは許されないと思いました。

しかるべき仕組みにするための舵を切るための適切な補助を出来る立場に居た人が、漫然としていたのかもしれないと思います。不適切な保護や補助で、チャンスを逸してしまったのだと思います。

現場にいる自分は、決してワーキングプアではないけれど、自分自身を空費してきたのではないかと疑問に感じてしまいました。

村尾さんのコメントは、何もしないいいわけにすぎず、貧困の対策を「慈善」だと勘違いしていると感じました。そういう「救い」を必要としているわけではないと思います。

投稿: gskay | 2006.07.24 16:45

はじめまして。

>どうせそこにはコネクションで入った人が働いているのだろう

私は3年間勉強してようやく地方上級試験に合格し、市役所勤務をしております。
ブログ運営者の方は公務員を嫌っている人が多いように思われますが、
「どうせ」と仰るからには、確たる根拠もないのでしょうが、
思いつきでそのような心無いことを書かれて、ショックを受けています。

投稿: 風早 | 2006.07.24 19:11

風早さま
すみません証拠はありません。誤解のないように言うと、「どうせ」の相手は公務員ではなく役所が無料で入れている温泉の事業者のことです。私の住む自治体は不透明な委託、事業発注が目立ち、コストにアンバランスな市民サービスをしているときには、その事業者に不透明な補助が行われているとしか動悸が説明つきません。生活保護も保育園も介護もよその自治体よりずっと我慢させられています。なのに遊興施設としか思えない温泉やプール、公設の町内会館は次から次に創られています。市民に議論もなく、後から検証できる資料もなく、優先順位がおかしい公金の使われ方を見ると、そんなことを考えざるを得ません。ショックかも知れませんが、こんなのが役所の外側にいる人の感覚です。上級公務員試験に通っているのですから、そういうことを克服できる自治体をつくってください。
qskayさま
自称改革派ってあんなものです。困っている人を何とかすることを「慈善」ぐらいにしか考えていないのです。「官」の福祉が全否定されているような今の時代ですが、戦前戦後の金持ちの自己満足の福祉が問題なかったのか、そうした福祉が「いかにも」の分野にしか光を当てて来なかったのではないか、ということが全然踏まえられていません。経済学を知っていても、社会の豊かさに全く無配慮な人にありがちな態度です。そうした自己満足だけの福祉はないよりいいですが、自立する力を奪ってしまったり、善導の名を借りた虐待や人権問題をひきおこしがちです。
宮本みち子さんが「自立を尊重する生活保護」とおっしゃられていましたが、そういう観点での自治体の福祉行政や、民間福祉の再構築が必要なのだと思います。
fasterさま
お金持っている持っていない、収入の多い少ないではなく、転落したときによるべがあるか、ないかで階層を捉えた方がいいと、考えていたところに浮かんだ言葉が「無産者」という戦前の言葉でした。歴史上の言葉になるはずだったのですが・・・。
原理主義的な資本主義には貧乏でチャンスに恵まれない人に光明を当ててくれるような一定の魅力はあります。
しかし現実には、アンソニーギデンズが「第3の道」で解き明かしているのですが、競争によって簡単に転落する社会は、コネクションや遺産をできる限り子孫に相続せさようという力がかかるようになり、かえって競争が無力になります。共産主義社会も同様な失敗をしていることと同じような感じだと思います。

投稿: 管理人 | 2006.07.24 22:22

明日の再放送で見るつもりです。
村尾さんがそんなコメントしてましたか。
来年は知事選ですから早いものです。
彼なら今、尾鷲で産婦人科医を年俸約4000万円で雇わないといけない現状をどう考えたのだろうか。

日本は低負担高福祉で低負担低福祉か高負担高福祉かどちらなんだという命題を突きつけたがる人が多いです。保険や年金について単体での話ならまだわかります。しかし、負担は無駄な公共事業や天下り公益法人にもいってるわけで、その命題自体がおかしいのに、
お前は矛盾してるだろみたいな言い方をします。

また、不正受給が横行してるから福祉は無駄だとか、あんたは不正受給がどのくらいあるか確かめたのかと言いたいです。不正受給があるからといって改善点はあるにしても福祉そのものが無駄ではないわけですし、不正受給を完全に防止することは人間のやることですから不可能です。

最近、政治家の本分とは何ぞやと思います。
平気で格差を肯定し、福祉は切り捨てても止む無しという。
勝組インナーサークルを気取って何様のつもりだと言いたいです。

投稿: wacky | 2006.07.25 01:09

改革を叫ぶ人たちは、社会制度をどんな価値基準で変えたら良いか、という視点を持たないで、制度をレッセフェールなものに変えることを自己目的化しているので、冷笑的な勝ち組サークルになります。
そこにオリックスの宮内義彦氏のような、政商としてのイデオローグが混ざり込むと勝ち組インナーサークルになるのでしょう。
企業は社員や生産設備をリストラができるが、政府は国民をリストラできない、と経済学者の小野善康さんが言っています。そのことを思い返しています。

投稿: 管理人 | 2006.07.26 00:34

> 村尾さんのがひどかった。

はじめまして。今! 再放送を見たところです。村尾氏の言にカチンときて、Googleで「村尾信尚 内橋克人」で検索し、貴ブログにたどりつきました。仕事から帰ってテレビをつけたら、我が身の将来を思い知らされる ― といって現状は取材対象に比べれば大甘^^; ― 番組に、しばし淹れたコーヒーも忘れて終わりまで見ました。
 教育の機会均等に関してだけは、村尾氏も何とかするべきだとのたまっていましたけれども、その表現が彼の学説以上に教育観、さらに人間観をも曝けだしていましたね。曰く、「トライすることには政府は援助すべきだ。しかし、トライして敗れた人も助けろというのはムリだ。」 歴史上、一国の教育の向上に ― 場合によっては私財を投じても ― 尽力した人物たちの多くは、国民全体が幸せに、物心両面で豊かになってほしいと願ってそうしたはず。ところが村尾氏の物言いは、教育を受けて何かにチャレンジするのは、‘勝つ’ためで、その‘勝ち’は‘負け’との相補で初めて成り立つ勝利であることを雄弁に語っていましたね。教育そのものがこのように考えられるのは、そもそも入試の勝敗を起点に置いた思考に他ならず、こういう教育観を基底(表層や細部には避けえぬにしても)にした文化というのは、たいへんヤバい将来を招きそうです。
 取材された人々は、意欲や自己認識のある人々が、たぶん意図的に選ばれたと思しいのですが、‘Working Poor’の激増は、そうでない、つまり、まさに村尾さんが言うとおり、がんばって大学へ行っても大半は‘敗れ’て‘自己責任’を問われるだけ(奨学金を借りたりすると)だから、意欲を持ってもしょーがないよ、という風潮がどんどん覆っていくようになる、というよりすでになっていることはじつにイヤな感じです。(取敢えず)

投稿: へうたむ | 2006.07.26 02:33

はじめまして。
私も番組を視聴しました。
皆さんの意見を読ませていただきましたが、半分も理解できません。私は中学卒業と同時に引きこもりになったものですから、もともと教養もありませんので。
それで、漠然とした感想なのですが、すべては”なるべくしてなった”のでは・・?・・ということです。たぶん自分の父親たちのように大半の人は、これでよかれ、と思って、生きてきて・・人間がしてしまったこと・・ですよね。だから、どうなのだ・・と言われても、答えられないのですけども。
いま、2週間に一回、精神科に通いながら、精神障害者の自助グループの施設で働いてます。お給料は5万くらいで、これは自治体からの補助金です。将来このままやっていけるわけではありません。テレビの人たちを見ていて身につまされる思いでした。みんな滅んでしまえばいいのに・・とか、そんなことしか思いつかないです。

投稿: yayatoto | 2006.07.26 20:08

村尾さん分が悪いようですね。村尾信尚、竹中平蔵、松原聡さんらの話を聞いて感じるのは、彼らが結構苦労人であるということ。学校時代はクラスメートが遊んでいる間も寸暇を惜しんで勉強し、社会に出てからも「ガツガツしている」と陰口を叩かれたって、歯をくいしばり頑張り続けてきたのでしょう。でもその過程で、自分にない何かを持っている層(親がエスタブリッシュメントの仲間であるとか)の人々が、それほど苦労せずに出世していく様を嫌と言うほど見て来た。だから、彼らも社会に怨念みたいなものを持っていて、切羽詰まっている。見当違いかも知れませんが、彼らに最近焦りみたいなものが見えます。社会の空気の変化を感じているのか...それとも。

投稿: はちきん | 2006.07.27 19:49

はちきんさん、いつもどうも。
彼らは焦っているのでしょうね。いいと思います。
昔のがつがつしていた人は、田中角栄のように親分肌だったと思いますが、最近の人は、ほんとうに排他的で人を見下しています。高学歴な人の多い最近の労働界では、私もがつがつしていかないとやっていけないのかも知れませんが、どうも脱力系です。
yayatotoさま
ご苦労さまです。身につまされましたよね。やっぱり破局願望があるのかな。
へたうむさま
構造改革言説には、できない人を甘やかすとみんなの足を引っ張る、という粗雑な世界観で価値体系を構成していますから、実際の効果がどうかということより、そうした価値体系をきちんと正統的に守ろうとして観念的な言説になります。これは原理主義的なマルクス主義者の行動様式を裏返しただけのものです。
あと、村尾氏の教育に対する言い分は、構造改革言説から言うとインチキになります。彼の立場なら、子どもにいい教育をつけさせるためにも、親が努力しなければならない、ということになります。
日本全体に言えますが、教育談義に関しては、構造改革の賛否とその立場での教育改革の議論が必ずしもリンクしていません。

投稿: 管理人 | 2006.07.30 21:09

こんばんは。はじめまして。かなり古い記事ですが?私もこの番組見ておりまして同じような感想でした。その村尾氏が後にニュースのメインになるのですがら国民も馬鹿にされている当時私は思っていましたし今も思っています(^ー^*)ゞ大体労働者にせよ国民にせよ日本の国全体を考えれば大事に使う事が国力の維持にもなるのに今の使い捨てのやり方ではだんだんやせ細って行くのは明白と思うのですが弱者と呼ばれている人がまた弱者を叩くのですよね。ホームレスの襲撃も縮図なのかもしれません。大体個人の能力は元々違うものだし家柄も違うのも当然です。それを同じにして競争させて個人のせいにする。情けなく思いますね。気が付かない姿に…もちろん福祉を利用している悪徳団体がいますがそれを壊すために全て壊す。それが必要な人がたくさんいても…
その結果が今の生活保護や母子加算や自立支援なのかも知れません。
後、本当にマトモに努力している人はあんなに冷酷でないと思います。
彼らは要領がよかっただけで見る人が見れば分かると信じています。
勘違いかも知れませんが(^ー^*)ゞ

後、橋本氏に関しては同じ意見で少しうれしい気持になりました(^ー^*)ゞ劇場が好きになっている国民を見ていると情けなく思います。
後失礼と思いますがリンクさせていただいてよろしいでしょうか?

投稿: のり | 2007.03.06 23:18

リンクOKです。ありがとうごさいます。
村尾さんは村尾さんだけの問題というわけではなくて、それはまた村尾さんの言論の自由ですから、ああした言説を吐く新聞や雑誌が大いに読まれているところから見ると、日本人のマゾヒスト体質みたいなものに問題を感じているこの頃です。

投稿: 管理人 | 2007.03.08 00:54

本文だけでなく、コメントの多くも含めて同感です。今の日本の政治の最大問題の一つでしょう。原因は「新自由主義」にあります。これは経済だけでなく、社会風潮にまで悪影響を及ぼしています。

投稿: チロル | 2008.02.15 09:24

最近、昭和20年ぐらいまでの歴史を書いた本を読む機会が多く、昭和6年ぐらいまでの経済情勢や政治意識は、今と状況がちょっと似ていることがびっくりするぐらい恐ろしく感じます。もちろん今は軍隊はないし、特高警察はないのですが、日常で片づかない問題をナショナリズムに結びつけて解決を図ろうとしたり、選挙や市民活動に対する必要悪という認識がなくなっている状況などよく似ています。

投稿: 管理人 | 2008.02.15 22:50

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受信: 2006.07.26 10:19

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