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2006.06.17

番外編 トラックバック考

ブログにはトラックバックというものがあって、勝手によそからリンクをはり付けられる仕組みがあります。最近、よくトラックバックをいただきます。

「自己責任」の構造改革イデオロギーに頭が洗脳されているのか、インターネットを使った副業が巷で煽られていて、口悪く言えばアフリエイト乞食みたいなブログが増殖しています(ニフティーココログの無料サービスもそれを加速していると言える)。いただくのはそんなトラックバックが大半で、早速削除しています。見出しだけ立派で空けてみると中身がなく、アフリエイトのバナーだらけで醜悪です。そんなところから品物を注文しようなんて奇特な方がいるのでしょうかね。見てくださる方が寄り道でもされたら完全に時間の無駄です。

私もアフリエイトの誘惑にさらされたことがあります。読者の人に、同じ本を読んでほしい、簡単に入手できるようにしてあげたい、という気持ちもあります。しかしアフリエイトを提供している業者は、地域の商店など、私の大事にしてきた場所の商売敵でもあるなぁ、と思ってやめました。もっともそんな数にはなりませんが。有名な「きっこのブログ」では、アクセス数とかたえず気になるのは精神的なムダ、というようなことが書いてあって同感でした。

プロフィールがなかったり、プロフィールに何も書いていないブログのトラックバックも基本的に削除しています。中身がきちんとしていれば掲載することもありますが、どんな人物像か読者に伝えずに社会にものを言うのは、ズルだと思っています。高校や大学や労組で某党派の方々は、自分の立場を隠し無党派的に振る舞って、相手を攻撃します(昔は敵対党派があってそういう偽善をすべて暴露してくれたのですが・・・)。そういういやらしさを体験した私には寛大な態度はとれません。

ものを公の場所で言うということは、誰かを傷つけたり、誰かのやりたいことを邪魔することにもなりうるわけですから、読者が、筆者はどういう立場で言っているのか判断できるようにすることが基本じゃないかと思います。内部告発などマスコミに簡単には出せない貴重な情報を出したり、社会的弱者が発言する場のためにこそこういう場があることが重要ですから、実名を出せとはいいませんが、どんな背景があるのかぐらいはわからないと、発言する自由はあると思いますが、聴かされる義務はないでしょうね。

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