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2006.06.20

6/21② ペットに優生思想を求めていいのか

大好きなNHKのクローズアップ現代だが、今日は内容がひどかった。
売れる犬をつくるために乱交配が繰り返され、遺伝病による障害犬が増えていることを取り上げた内容。それも前半は、人間の欲望のためにペットに近親交配を繰り返して、障害になる犬が増えていて、ペット業者に規制の強化が必要だという。ここまではとてもよい問題意識だと思った。

問題は後半で、そもそも遺伝病があることがいけない、という問題意識から、NPO団体が遺伝病のある犬をあぶり出し登録する制度をスタートさせたことを、いいことだというような取り上げ方。ふだんはとってもいい突っ込みをする国谷裕子さんも、全然、疑っていない。

でも、遺伝病を持つ犬を登録して予防するということは、壮大なムダな事業だと思うし、ナチスの優生思想・断種法につながる危険な考え方・試みだと思う。自然発生で出てきた遺伝病すら撲滅しよう、という考え方はどうか。そういうことを礼賛し公共の電波に流してしまったことに危険を感じた。もしこれが人間だったら、遺伝病を持つ人間はセックスをしてはいけない、子どもは強制的に中絶するという理屈になる。

遺伝病や遺伝子による障害は、生物の進化のメカニズムと表裏一体だという考え方もある。そうなると、遺伝病そのものを撲滅してしまうことは疑問だし、もっというと、環境や時代が変化すれば、新しい遺伝病が発生する。危険な考え方を使いながら、壮大なムダな実験をしているとしか思えない。

●山口の母子殺人事件の被告の無期懲役判決が最高裁で差し戻しになる。おおむね死刑判決への流れになる。被告の弁護士があの安田好弘弁護士だ。「日弁連の用事だ」といって重大な局面で裁判を欠席するなど裁判に対する態度、被害者に対するなめきった対応、記者会見の横柄な態度を見てると、安田弁護士がこうした事件の被告の弁護をやればやるほど死刑廃止論に対する社会環境が悪くなる。私は死刑推進派の別働隊だと思っている。

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