6/1 規制されるものの風景
駐車違反摘発の民営化がスタート。ほんとうに公平性に問題ないの?と思う。やくざにすごまれたり、やくざが業者になったりしたらどうするの?という感じがしないでもない。それとエゴで乗っているマイカーと、業務用のトラックとを同列に扱うこともどうかと思う。
逆に、自転車の違法駐車をもっときちんと摘発してほしい。いつも警告文ばっかり貼っても全然効果がなくて路傍に落ちるごみが増えているだけ。違法駐輪は即撤去、これに限る。
●渋谷区が条例でラブホテル建設を禁止する。地方分権で多様な自治があるから、どんな条例つくろうとあまり文句言う筋合いではないが、ラブホテルさえなければ安全で安心な街というのもどうかと思う。
渋谷のラブホテル街にライブハウスやクラブが次々にできたことがあったが、その騒音から地域を守ったのはラブホテルの経営者たちだった。おじさんたちが嫌いな座り込む少年たちを地域から追い出したのもラブホテルだった。渋谷のラブホテル街は、売春防止法や売春のかたちが変わるなかで凋落した花街を、岐阜のダム建設で追い出された住民たちが買い取ってつくられた歴史的な意味のある地域である。
ラブホテルが迷惑施設という考え方がわからない。派遣型風俗店の営業の場として使われるという議論があるが、それは派遣型風俗店をどうするかという問題である。
私の実感でいえばドンキホーテみたいなものの方が近隣住民にとって迷惑だし、建設予定地の近隣住民は地雷を撒かれたような気持ちになるけど、財産権がどうだこうだと誰も規制をかけない。ラブホテルを使ったことのない人の数こそ数えてみたいものだけど、ドンキホーテなんて利用しなくたってやっていける。社会的ニーズ(≠欲求)にこんなに差があるのに簡単に弾圧されるのは、これは職業差別だと思う。
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