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2006.05.29

5/29 お金はどこからながれてどこに行く

社会保険庁の問題が大騒ぎになっているが、問題は社会保険庁の経営陣がアイフルの経営陣と同じで、納付率など短絡的な指標だけでノルマ締め付けをやれば、こんなことが起きるいい見本。川崎厚生労働大臣は、公務員がルールを守らない、と批判していたが、ルールでがんじがらめなのに「民間の手法」という口実でノルマを課せばこんなことになる。ルールを守らせたければ納付率なんて数字を使うべきじゃない。
そもそも納付率が問題になるような年金制度が問題なのだ。商品開発のところ、つまりそもそもの年金制度のところをきちんとしないで、営業部隊だけの責任にさせてきたことがにおかしさがある。

この問題は大騒ぎされているが、国民には痛みはない。免除制度を使えば年金の国費投入分だけが給付されるから生活保護と同じ。生活保護として支出されるか、生活保護が一部カットされて国民年金の国費投入分が支給されるか、の違いでしかない。

もう1つ言うと、経営陣は国民年金の納付率向上にばかり熱心になっているが、構造的に年金財政が赤字である以上、加入者が増えれば増えるほど赤字が膨らむ。社会保険庁(これからは「ねんきん事業機構」だっけか)の財政だけを考えれば国民年金の加入者を増やさず、生活保護受給者として厚生労働省に押しつけてしまう方が得策である。生命保険会社はリスクの高い人を加入拒否して死差益を稼いでいる。

●年金未納問題の罠で失脚してしまった菅直人さんが、民主党のイベントで料理に挑戦のニュース。料理を作ったり子育てしたり、企業社会の論理や市場原理が通用しないわけのわからないものにもっとつきあうことが、民主党の観念的な改革論を超えられると思うのでいいことだ。
けちをつけると、藤野真紀子が料理をやっているみたいな雰囲気がある。料理って繰り返さないと大切さがわからない。それより他人の子の子守りをする(遊ぶじゃなくて)とか、一回でもっと緊張するような体験をしないとダメだろう。その点、秋田の寺田学議員は、秘書に育児休業を取らせた。政治業界にそうした人材がもっといてほしい。天下国家しか語らない維新風の人間は余計なことばっかりして、終いには「日本を愛する心」とかアナクロなことを言う。はっきり言ってうざい。

●阪急が強引に公開買付に。村上に振り回されないためには仕方ない選択肢だと思う。
NHKニュースで訳知り顔の大学教授が村上がやったことで関西の電鉄会社は経営強化された、阪神は失うものが大きかった、と論評していたが逆じゃないかと思う。
阪急は茨木市の住宅地の開発に多額の投資をして経営が非常に厳しい状態。さらに企業価値に比べて高めの阪神株を買わされて、借金返済が当面の課題になってしまった。しばらくはミニバブルで阪急は一息つけるが、景気が再び悪化したときには、クレジットクランチに巻き込まれる状態ではないか。
経営強化なんてものではない。公益企業と梅田の一等地という公益性の高い土地利用を守るために多額の資金が村上や村上に金を預けている不労所得者たちに渡っただけである。

家庭料理に菅氏らが挑戦 民主の“意識改革道場” 共同
民主党は27日夜、千葉県柏市で家事や育児に対する男性議員の意識改革道場「家事場の父力(ちちぢから)」を開催した。男女共同参画推進本部の活動の一環で、本部長の菅直人代表代行ら衆参議員9人が参加。家事は「普段はホットケーキを焼くくらい」の菅氏は、エプロン姿でご飯を炊き、おにぎりを結び、野菜の即席漬けやアサリのみそ汁を作るなど、家庭料理に挑戦。
 「自分でやるのはカップラーメンにお湯を注ぐくらい」(寺田学衆院議員)、「お米をとぐのは、生まれて3回目くらい」(北神圭朗衆院議員)と、これまで家事にはまったく縁がなかった若手議員も、包丁を握り懸命に野菜を刻むなど、一緒に参加した子どもたちと料理に取り組んだ。

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コメント

>秋田の寺田学議員は、秘書に育児休業を取らせた
こういう情報が得られるのが黒川さんのブログの良いところです。意見が違うところがいろいろあってもいつも読んでいますよ。
ちなみに、寺田議員のホームページの「公設第二秘書 寺田 耕也 ※寺田学と血縁関係はございません。」を見てホッとしました。

投稿: takeyan | 2006.05.30 12:17

ありがとうございます。
私の関心のある人のやっていることを追っかけているだけですが、それでも何もしないより情報の価値はあるかな、なんて僭越にも思って、伝えています。
寺田学議員は、今時の若者の行動をきちんとやりながら立派に議員をやっていて、これから注目すべき人材じゃないかと思っています。

投稿: 管理人 | 2006.05.31 00:56

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