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2006.04.08

4/7② 減税政策で自滅するなかれ

韓国ソウル大学の大学院生から「旧社会党勢力の移行過程を通してみる日本革新政治勢力の変化」というタイトルの修士論文が送られてくる。今春から東大の大学院に入る。ある知り合いからその大学院生と指導教官に頼まれ、少し政治に詳しい労組の一職員が見た日本の中道左派の政治状況についてレクチャーをした。そのお礼と。ありがとうございます。

社会党の議員の派閥や新党運動の位置の変遷を追いながら、今の政治状況の中で社会党のめざす政治的スタンスはどのように残ろうとしているのか追いかけた論文で面白い。90年代以降の政治改革の流れの中で、社会党勢力は、変化した状況に対して間違いなく大きな居場所を占めていたと思うが、日本の政治学界は何も究明しないままにある。4月からの日本での研究の行方が楽しみである。

●私の勤務先の労組にとって重要なある選挙での候補者が見えてきて、予想外の素晴らしい人材に嬉しい思いをする。しかし、その方を候補にして恥をかかせない票を出すことができるのだろうか、過去の票の推移からして心配だ。その方の人柄や経歴からして、今日的な雇用労働問題に苦しむ人たちの共感を伝えることのできる人材と思うが、それを票としてかたちにすることができるかどうかは、自分たちのエゴむき出しのための候補とすることを抑える必要がある。選挙にあたっては、組織に納得ずくで困っている人のための立場を打ち出す戦略を描けるかが試されている。
何だかわからない内輪話でした。

●小沢一郎氏が民主党の党首選挙に当選。
横路、鳩山、民社と大派閥がそろって応援しているんだからできレースだと思う。予想より差が小さかった。菅グループの番頭議員は、江田氏以外、こうした派閥の力勝負に全然能力ないことを考えると、上出来だと思う。良質な若手議員が動いた感じがする。県内では、横路派の細川律夫代議士が、横路派の方針と違い菅氏の推薦人になる。よかった。民主党の県連立ち上げのときに手助けに行って、好感持てた何人かの議員のうち1人が細川議員だった。
小沢氏は菅氏を幹事長に絶対しないだろう。よくわからない人がリモコン幹事長となるだろう。菅氏は代表代行で、選挙応援に全国行脚に利用されるだけになるだろう。
また、「ほんものの改革」の一環として所得税廃止とか与党にわけのわからないこと言い出し、やらなくてもいいケンカをふっかけ、自滅したりするのではないだろうか心配だ。

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コメント

予想ズバリ的中ですね。菅さんが代表代行。
小沢さんが代表なら、単独で政権交代というより、自民党、民主党をまとめてぶっ壊す再編というものを想像してしまいます。

投稿: takeyan | 2006.04.08 23:37

私のようなうがった見方とは別に、一般的な組織論として、前原氏の首に鈴を付け、停滞状況に終止符を打った鳩山氏の功績は大きく、幹事長留任の評価を得られて当然だと思います。鳩山氏は党首では支持率を1桁に落としてしまう失敗をしていますが、幹事長在任中は民主党も好意的に評価されることが多く、これ自体は順当な評価だと思います。

小沢さんが暴れても、日本の今の政治システム上、政界再編成はおこりえない、あるとすれば、小沢氏が相当な裏金を残しているか(そこまではありえないだろう)、単なる民主が自壊し自民党へのなだれこみと補強が行われるだけだと思います。
政治資金規正法が厳しくなったこと、補助金や公共事業の分配が思うように政治ができなくなったこと、税務当局や法人監査の観点から労組含めた団体の経理に対する締め付けが厳しくなったことなどから、株で大当たりでもしない限りは社会全体に政治にまわすポケットマネーが薄くなり、政治が日々のランニングコストを超える費用を調達することが難しくなっています。そういう中では新党づくりの運動に費やすまとまったコストはまず出てこないし、理念しか共有しない少数の議員グループを作るのがやっとだと思います。

投稿: 管理人 | 2006.04.09 00:15

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