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2006.04.03

4/3 最初から企業は人間の能力を収奪するな 

職場に新人が入ってくる。とてもまじめそうだ。
熱がでて、扁桃腺が痛く、昼過ぎに帰宅。電車の中でも、新入社員や、転勤したばかりという雰囲気のサラリーマンがいっぱいいる。

今朝のNHKのニュースで、若者のコミュニケーション力がなくなっているからと、変化する新入社員研修を報道していた。2例紹介され、1つは、新入社員を強制的に社員寮に3年間入れ、日々の寮内での仲間や先輩とのつきあいからコミュニケーション力を強めようという事例、もう1つは上司や先輩にどう仕事をうまく教えてもらうか、コミュニケーションスキルの研修に重点をおいている事例を紹介していた。

そもそも、団塊やバブル期の新人類などかつても困った新入社員がいた歴史もあったわけで、コミュニケーション力という内面的な能力をうんぬんすることがどうか、という思いはある。それでもやらなきゃならない課題があったり、やった方がいいことがあるからやるのだろうから、一概に否定もできない。

そのなかでし、前者の強制的に寮に放り込むというのはどうだろうか。NHKもすがすがしい若者みたいに報道していたけど、問題じゃないだろうか。
今の日本の課題である、少子化問題でも、地域福祉の推進でも、NPOの活性化でも、その背景にあるのは、家庭・地域・職場の多面的な顔を持つ「社会人」の能力をすべて職場・とりわけ企業が収奪してしまっていることではないか。地域に住まず、家庭に帰らず持たず、職場内の同質的なメンバーで、無理矢理盛り上げる愛社精神にだけよりかかった人間関係に安住する人間をつくってしまうのはどうか、と思う。そうした人間が粗大ごみになるし、地域社会に戻ってくると元気なうちは地域貢献もせずレジャーに明け暮れ(その裏側で若者に徴兵だ奉仕だと説教をこきたがったりして)、元気じゃなくなれば人間関係がないので税金のかかる人になる。
だいたい、帰宅後の寮が教育の場というのなら、その時間の人件費を企業は払っているのだろうか。宿直勤務の寝ている時間も賃金を払えという時代に問題ではないかと思う。

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