4/3② 党首選挙は百家争鳴で
民主党代表選びが報道されている。出るのを怖がってばかりいて、この党の議員たちは政治家なんだろうかと思う。こういうときには百家争鳴、どんどん出て、国民の評価は受けられないから、マスコミの評価を受けたらいいと思う。次の次の候補などもここで鍛えられると思う。
小沢一郎氏でまとまりそうで心配だ。本当の改革という名で、相手もない政界再編成の博打を打ちそうで、危険だと思う。まっさきに小沢支持を打ち出した横路派の態度もどうかと思う。小沢氏の「ほんとうの改革」に横路派議員は同意できるのか。菅派や若手議員のような、危うげだけどもスピード感のある、談合ではない政策決定を否定する同盟にしか見えない。横路派の良さが出てこなくなるのではないかと心配している。また、ここ数ヶ月に出た政治関係者の回顧録でも小沢氏は、子飼いの議員と飲むことは大切にするのに、大事な仕事をさぼることで有名で、そういう感覚も心配だ。
一方菅氏も候補として取りざたされている。透明で公平性の高い社会をつくるための理屈を持っている意味では菅氏の本格的な代表をやってほしい気持ちがある。しかし、菅氏の妻が言った明言だが、脇が甘い発言で失脚することが目立ったので、自民党の世耕議員にあたる側近の情報担当者をきちんと置くことが必要だ。立候補するにしても、今回若手で失敗したグループ、少なくとも前原、松本、野田、安住とは一線を引き、前原路線の画一的な候補者選定基準などを否定する構図でなければ意味がないだろう。
若手議員の態度もきちんと明確にしてほしい。今回の党首選挙では世代逆戻りがテーマになってしまっている。世代交代しかない党首選挙も間違っているように、その逆も間違いである。最近の「人間力」だの「ニート問題」だのの若者バッシングに悪のりしているような感じもある。こんな無様な結果になるとわかっていて、前原氏の首に今日まで鈴をつけなかった若手だから、それだけこだわるものがあったのではないか。意欲のある河村たかしでもとりあえず使ってでも、杭を打った方がいいんじゃないだろうか。
私の妄想では岡田氏の復権がいいと思う。本人はやりたがらないらしいが。支持率が20%から12%に急落して、信用がないときには、まじめで堅物の岡田氏を党首にすることが効果的だと思う。黒いポスターを使ったりとか、競争原理を想起されるような人に、党首にはなってほしくないなぁ。
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