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2006.04.17

4/17② 地方分権を進めた人たち

今は地方分権というと、改革派首長などと称して、なんだかいさましい首長ばかりが目立つ。若手政治家の専売特許のように見える地方分権だが、革新市長や、首長出身の保守系国会議員たちのたゆみない努力で理論かされ、運動化され、90年代の政界再編成の中で花開いたものだ。

抵抗勢力の政治家を評価するときに、地方の業界団体だけの話し合い民主主義(談合体質ともいう)を重視するのか、地域社会の話し合いによる緩やかな改革を重視するのか、分かれ目だと思う。

朝日新聞夕刊「ニッポン人脈記・分権のあしたへ⑥」で、私の尊敬する五十嵐広三元官房長官がとりあげられている。旭川市長時代、日本で最初の歩行者天国を始め、国が起債許可をしない中で旭山動物園をつくったことが紹介されている。のちに社会党代議士になる。評価の低い社会党の人材のなかで、一番理想に近いところにいて、一番現実的な政治家だったと思う。村山政権のいくつかの功績はこの人なしにはありえなかったと思う。

東武百貨店の6階家具売り場で売られるアイヌ民芸風の北海道民芸の家具は五十嵐さんが商品開発していったもの。五十嵐さんには商才もある。理想的な社会党人である。

同じ記事で、閣議で地方分権推進法の承認を求めた野中広務の話も面白い。園部町長だったときに、京都府課長から記事には書いていないが共産党が単独推薦する知事の選挙に「証を立てろ」と要求される話も紹介されている。公権力とは何かを知り尽くしている京都共産党のリアリズムと、えげつなさを表現している。

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コメント

 五十嵐広三さん。現在の「アイヌ文化振興法」成立の立役者の一人ですね。
 民族が理由で準禁治産者状態に置く差別立法である「北海道旧土人保護法」を廃し、現行「文化振興法」に置き換えることは、否定する人も多いけれど、人権を回復させるという点では現実的な選択肢を取ったのだと評価できると思います。
 考えてみると、北海道社会党の方が関東社会党の一部の人たちに比べて現実的な選択をする政治家が多いように思えるのですけれど…。

投稿: 窓灯り | 2006.04.18 21:26

そうです北海道の社会党は4割の得票や議席を取るだけあって、それは現実的に振る舞っています。関東はマニアだけの社会党になっていましたからね。
五十嵐さんの理想と現実の両方を追い求める姿勢はもっともっと再評価されるべきだと思います。
私の尊敬する人なので、こうして反応していただいてうれしい思いです。

投稿: 管理人 | 2006.04.19 01:55

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