« 4/11 市の財政の7割を傾けて | トップページ | 4/12② 民間委託の妥当性は情報公開が最低条件 »

2006.04.12

4/12 イタリアでは中道左派が政権へ

イタリアの中道左派「連合」の選挙勝利に喜ぶ。グローバリゼーションと新保守主義と規制緩和をないまぜにした改革の動きを見直す政権がまた増えた。

かつては日本と同じような政治構造で、万年与党が中政党を連立に加えながら政権維持をし、首相の短命さ、政治風土の腐敗ぶりもそっくりだったイタリア。90年代以後の政治腐敗摘発から後の政治改革のプロセス、その上でできた制度も、政界再編の構図もよく似ているイタリアだが、政治改革以後では政党間競争が働いているイタリアと、理念やスタンスにもとづく政権交代が絶望的な日本と、大きく別れてしまった。
何が違うかと考えたとき、腐敗した政治構造の中にいた野党第一党がどう振る舞ったか、という違いが大きいと思う。戦前から現実的な自己改革を重ねた旧イタリア共産党と、まともな自己改革ができず空中分解しながら政界を漂流した旧日本社会党との差ではないかと思う。中核となっている旧イタリア共産党は、かつての日本社会党よりずっと現実的で、まともな政党だった。

イタリア共産党は、戦前からソ連共産党に反発し、共産党が共産党たるゆえんの民主主義的中央集権制(党員は党内の上部機関の同意なくヨコで連絡とりあってはいけないというもの。日本は後生大事に守っている)もさっさと棄ててきたし、その理論は日本の社会党右派の江田三郎や社民連の思想的背景になったぐらい。立派な共産党は、党名を改称しても、その名称に左翼と名付けることができたが、日本の民主党は党のスタンスを中道左派と定義できず「民主中道」なんてよくわからない位置づけをしてしまったし、もちろん政権を担う西欧社会民主主義政党の国際組織にも加入できず、スタンスがはっきりしない。変幻自在の自民党の総裁にいつもいつもやられっぱなしである。

|

« 4/11 市の財政の7割を傾けて | トップページ | 4/12② 民間委託の妥当性は情報公開が最低条件 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)


コメントは記事投稿者が公開するまで表示されません。



トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.cocolog-nifty.com/t/trackback/44442/9557427

この記事へのトラックバック一覧です: 4/12 イタリアでは中道左派が政権へ:

« 4/11 市の財政の7割を傾けて | トップページ | 4/12② 民間委託の妥当性は情報公開が最低条件 »