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2006.04.10

4/10② 教育委員会主催の講演会は疑似科学の発表会だ

全国各地の教育委員会が真顔で講演会に呼ぶ講師のうち、少なくない話がパッかじゃないのと思うような言説だ。
とくに、それらは脳科学者だとか心理学者だとか名乗って出てくる。一見、医学に結びついた科学的論拠のように見えるが、保護者や子育てに関心のある人の不安心理につけ込んだ、疑似科学である。具体的にいうと、最近は「ゲーム脳」。埼玉なら夜更かしする子は非行に走ると言う高橋史朗教育委員の話である。ニート言説もそれに近いかも知れない。かつては三歳までは母子密着がいいという三歳児神話も(いまだに児童福祉行政に携わる職員が信じていたりする)。
教育業界はこうした疑似科学の言説が多く、左業界も左業界で、和太鼓叩いて地球と1つになれるとか、あほな教育をやっているところもある。だから、政策的にあるいは技術的に語られる教育論議以外は私はあまり信用しないことにしている。余談だが、平和運動家の少なくない数が、テレビゲームをやっていると好戦的な脳になると信じていたりするから、これも同様質が悪い。

行政オンブズマンは、大した罪もないヒラ公務員の給料をちくちく突っつく前に、教育委員会が呼ぶ講師の妥当性についてしっかり監視した方がいいんじゃないだろうか。彼らに1回6桁の講師料が払われるんだから。

ゲームをやりすぎると粗暴になる、とか、果ては殺人をするというようなゲーム脳理論については、最近学説としての信頼性が問題視され、昨日は国会議員が和光の理化学研究所に調査に行き、専門家たちと意見交換したようである。ゲームをやりすぎたからと頭が悪くなったりすることはない、ということである。

私は、携帯電話の呼び出し音含め、電子音が苦手。携帯のキーを押す音までONにしている人の気が知れない。
ガキの頃、隣の弟の部屋から(壁はあってもドアが取り払われて音は聞こえてくる)ゲームの音が聞こえてイライラしてケンカした記憶がある。ゲーム脳理論に飛びつく保護者の感情はわからないでもないが、全然科学的根拠のないことなのである。それぐらい心配なら、ゲーム機なんか買わなければいいのである。現在ご懐妊中の紀子さまは結婚するまでテレビを見たことがないそうだ(今はどうなんでしょうか)。

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