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2006.04.01

3/31② 情熱と信用

労働組合の手の届かないところへの組織拡大のために、00年からうちの労働組合で働いてくれた大先輩Kさんがいよいよ退職することになり、その送別会に出てきた。

御用組合だった旅行業界の労組をたたかえる労組にした手腕を買われ、総評の組織拡大の専門員に。それがなければ大手旅行会社の重役になっていたかも知れないという。その後、地方競馬や競艇などの職員たちの組合づくりに奔走し、労働法制の枠外にある彼女らのために全力を尽くした。連合結成後、労働運動が抜けた旧総評系労組の国民運動組織に身をおき、その後、政界再編成では旧総評系労組を旧民主党支持にたばねる仕事をした歴史の生き証人である。
私の勤務先の労組が金銭スキャンダルを起こして、その主犯格として逮捕された元委員長がいた。検察が元委員長の私生活の問題をマスコミに小出しにリークし、みんながその報道に反応して彼をスケープゴートにしているのに、Kさんは悔しがって悔しがって、彼の歴史的成果を擁護していたことが記憶に残っている。それと日々の姿とあわせて私の信頼感になっている。

今日の最後の言葉で、公務員労組から出発したわが労組について「20年前に地域の零細民間労働者を組合員にする、という決意をしてくれたことを思いだし、小さくまとまるつまらない労組になってほしくないという思いもある。でも20年前の決意をしてくれた人がきちんと残っているし、その気持ちは今でもつながっていると思う」と激励してくれて、背筋が伸びる思いだった。

組合員が組合費の行方を自分たちのために使われているのだろうか厳しく問うような時代になり、組織拡大や社会運動など、直接自分たちのためではないところにお金を使うことが厳しくなっている。Kさんのような姿勢が今の労組でどうかたちにできるのか、また自問自答しながら仕事をする課題が増えた。

●前原が党首を辞任。遅すぎたが、居座るよりはよかった。
後任が小沢氏でまとまりそう、という観測。市民社会の論理がわからないこと、番頭では成功してもトップでは失敗しかしてきていない経歴、そこが心配だ。横路派が真っ先に小沢支持を表明したことが情けない。よほど、鳩山、菅、前原と、横路派が無視されたルサンチマンが溜まっていたのかも知れない。活気づくリベラルの会や菅氏の左傾化などの環境のもとで小沢支持に舵を切ることは、横路派の空洞化の第一歩となるかも知れない。
若手議員は、前原に代わるバッターを出せるようにしておくべきだった。中堅議員になれば若手だからと団結することになりにくい。若手どうしで公開の場で政策論争して、国民の選択肢を増やしておくべきだったのではないだろうか。
民主党の信頼回復にはまだまだ時間がかかるだろう。ここ半年ぐらいに選挙があるとすれば私も選挙の投票は考えてしまう。コアの支持層と、そこから支持が最大限に広がる政策的ポジショニングを期待したい。

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受信: 2006.04.02 19:08

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