3/11 たけのこ剥ぎにあわないために
午前中は、マンションの管理組合の臨時総会。議長を務め少し緊張したが、参加者の議論も内容を深める発言ばかりでほっとした。ケーブルテレビの導入で館内に若干の工事が必要で、その了解をとるための臨時総会だったが、組合員には、ケーブルテレビ会社のサービス内容や、無料で加入させてくれるそのココロなども確認できる機会になった。また契約にあたっての留意点なども確認でき、ケーブルテレビ会社との交渉すべきことが明確になった。参加した組合員に都度都度細かく確認をとっていったことがよかった。2011年の地上波アナログ放送の打ち切りに建物としてはとりあえずの対応をしたことになる。
私が会議の多い職場にいることがこういうときに役に立つ。4年前の理事長におほめのことばをいただく。
続いて開かれた理事会で、今後の管理組合の取り組みについて確認。マンション防災と、各種メンテナンス工事での契約の妥当性を審査する仕組みづくりに取り組むことを確認する。
午後は、マンション管理組合の連合会のNPOの理事会に員外で参加させてもらう。
●NPOの理事会で理事の1人が綿密にまとめた管理会社の資料を見せてもらう。管理会社によって、管理業務での売り上げ収入の比率が高かったり、低かったり。低いところは、管理業務で管理組合を骨抜きにして補修工事をあれもこれも増殖させて丸儲けする業者である可能性が高い。最初は管理、小さな工事、中くらいの工事、あれよあれよと修繕積立金が無くなっていく、たけのこ売春のようなものだ。高級住宅地を走る大手私鉄の系列の管理会社はそういう意味で危ういようだ。
関西の管理会社は開発会社の系列より独立系が多く、管理業務の専業率も高い。管理組合もシビアなのだろう。その中で広島の管理会社は契約を変えようとすると、理事長に関する怪文書を配ったり、管理組合に対して裁判を起こしたり、面倒なところもあるらしい。一度食いついたら話してくれない。
技術者や難解な不動産関係の法律知識を駆使する海千山千の管理会社をどう制御するのか、シロウトだけの管理組合には課題も多い。気をつけないと、いよいよ退職というころに不必要な大規模修繕の押し売りをされて、退職金をせしめ取られてしまう。そうなったらマンションはただのスラムになる。
| 固定リンク
コメント
あるマンションでは管理会社の誹謗中傷をする役員が実は、管理会社を入れ替えて口利き料をとろうとしていた、という話を聞きました
怪文書が飛び交い、大変だったそうです。
投稿: takeyan | 2006.03.12 02:14
6桁の見積書見てハンコつく機会が多く、管理会社とつるんで悪いことする管理組合理事長もいるんだろうなぁ、と思います。
建築物という限界があるとは思うものの、やりとりに第三者の監視を挟むなど、何か透明性のあるマンション取引や、管理委託の方法はないものかと思います。
投稿: 管理人 | 2006.03.12 07:24